- ヘイドン,エリザベス
[現在の表示: アイウエオ順(降順)]
更新日
登録日
名前順
マーク

おすすめ、 相互リンクサイト

  1 - 3 ( 3 件中 ) 
ラプソディ―血脈の子〈上〉
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 19:29 / [ 修正]
ラプソディ―血脈の子〈上〉
ラプソディ―血脈の子〈上〉

著:エリザベス ヘイドン|出版社:早川書房|発売日:2001/05|文庫|4150202885|

にぎわう港町。その美しさゆえに町の有力者に横恋慕され、肘鉄をくわせたラプソディは、かれの放った追っ手から逃げていた。見知らぬふたり連れの助けで難を逃れたものの、ふたりは返礼として彼女に旅の同道を求める。じつはラプソディは、歌声によって事物の性質をも変える「歌い手」としての訓練を終えたばかりだった。その能力に気づかれたのか?美しき「歌い手」の波瀾万丈の冒険を描くファンタジイ巨篇堂々開幕。
結構深い世界です。こういう展開になるとは思ってもみなかった。地下での描写がすごいです。暗く温かい地下の世界で一体どれくらいの間旅をしたのか。ここでのたびがその後の3人の人生に大きな影響を与えることになります。とはいえ,私だったら絶対ダメ。

世界の成り立ちに出てくる人名が結構たくさんあって,ちょっと頭こんがらがってます。グウィディオンとエミリーのあまりにも横暴な幕切れに「何でやー!!」とやりきれない思いです。これを解消するためには,上下巻で全6巻を読まねばならないのですね。
ラプソディ―血脈の子〈下〉
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 19:31 / [ 修正]
ラプソディ―血脈の子〈下〉
ラプソディ―血脈の子〈下〉

著:エリザベス ヘイドン|出版社:早川書房|発売日:2001/05|文庫|4150202893|

美貌の「歌い手」ラプソディを窮地から救ってくれたアクメドとグルンソル。じつはかれらは邪悪な火の精フドールの奴隷であり、混沌と征服を至上の喜びとするフドールに、地球の核に眠る大蛇を解きはなって地上を破壊せよと命じられていた。だが多数の無辜の命を奪うことになる任務に耐えられなかったふたりは、主人から逃亡中だったのだ。フドールの計画を覆そうと、かれらはラプソディとともに地中深くへと赴くが…。
長かった・・・。あまりにも長く辛い描写も多いので読んでいて段々疲れてしまった。でも,内容は文句なしに面白い。ラプソディの「歌い手」の力が発現するところは,本当に美しくうっとりしてしまうし,登場人物も個性的でいい。アクメドは,策略家で人を信じなくて一筋縄ではいかないし,グルンソルはあったかいんだけど人食い。ラプソディは,虐待されている子どもを見ると我慢ならないところがあり,女性として非常にこゆ間を持った。そんなラプソディの物語なら,きっと読後はさわやかなはず。彼女があまりにも自分の容姿に無頓着なのが不思議ではあるが,はっきりとした鏡もないわけだから仕方がないのかな。新しく出てきたジョー,アシェも気になるところ。
プロフェシイ
著者:エリザベス・ヘイドン
更新日:2007/08/17(Fri) 10:36 / [ 修正]
プロフェシイ 上―大地の子  ハヤカワ文庫 FT ヘ 4-3
プロフェシイ 上―大地の子 ハヤカワ文庫 FT ヘ 4-3

著:エリザベス・ヘイドン|出版社:早川書房|発売日:2002/07|文庫|4150203172|
アシェと旅に出ることになったラプソディ。気高く美しいエリンシノスと出会う。エリンシノスのエピソードはとても哀しい。この,物語の核となる伝説の主なのだが,純粋で繊細で恐ろしいというとても魅力的な存在。エリンシノスが意味ありげに呟く一言が,気になるなあ。
ところで,アクメドたちとは分かれたものの,それぞれに冒険は続いている。異なる種族から聞かされる伝説の一部ずつが,次第に形を成していくところがぞくぞくする。
ラプソディは相変わらず,子どもに弱く正義感が強い。謎が徐々に明かされていく過程が面白い。


物語の筋の他にこの三部作で好きなところは,ラプソディがどんな場所でも欠かさない朝夕の星への祈り。特にこの巻でオエレンドラが一緒に星への祈りを歌う場面はとても哀しく,美しく心に残った。

>そのとき,オエレンドラが夕べの歌を歌い始めるのが聞こえた。年齢と悲しみで枯れた声だったが,そこにはラプソディの心に強く訴える共感があった。かわいい孫に歌いかけている祖母の声。あるいは,戦死した夫を悼んでいるやもめの声。その不思議な哀しい声に,ラプソディは静かに自分の声を合わせた。歌っているうちに,太陽は西の丘の向こうに沈み,大空の外縁が青から,橙色,深紅,そして藍色に変わっていった。西方の地平線の上に,星がまたたきはじめた。日が沈むと宵の明星がすっかり姿を現した。(p441)

この後,二人の辛い過去を浄化していく歌が続く。
  1 - 3 ( 3 件中 )