- たつみや章
[現在の表示: アイウエオ順(降順)]
更新日
登録日
名前順
マーク

おすすめ、 相互リンクサイト

  1 - 3 ( 3 件中 ) 
天地のはざま
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 20:00 / [ 修正]
天地のはざま
天地のはざま

著:たつみや 章 , 他|出版社:講談社|発売日:2001/03|単行本|4062106736|

「月神の統べる森で」「地の掟 月のまなざし」に続くシリーズ三作目。

戦争と平和を暗示する運命の子、ポイシュマとワカヒコ。同じムラの「ヤド」で暮らし、互いの友情を深める。冬の日、ムラの男達と共に交易の旅に出た二人は塩つくりのムラで、再び別れることになる。
ワカヒコはホムタと、アヤのクニでヒメカに戻る算段をする。しかし、裏切られワカヒコはとらわれてしまう。
一方ポイシュマは、塩作りのムラがアヤのクニに攻めこまれると知り、アテルイ、セタと一緒に塩つくりのムラを救いに走る。
絶望と怒りで恨みと憎しみ凝り汚れた悪しきモノを依りつかせてしまったポイシュマは・…
無垢で、悪しき心とは無縁だったポイシュマは、否応無しに争いや恨み、憎しみといった人間の闇の部分を知っていく。そうして、光だけだったその身に闇もたくわえていく。ワカヒコも・・・

光と闇、どちらがその身を支配するのか、ワカヒコとポイシュマはどんな運命をたどるのか。最終巻でどのような答えが出るのか。

2001-07-09
地の掟 月のまなざし
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 20:02 / [ 修正]
地の掟 月のまなざし
地の掟 月のまなざし

著:たつみや 章|出版社:講談社|発売日:2000/01|単行本|4062100347|

縄文時代。

すべての物に神が宿り、人はその恩恵を受けて生きていると考えられていたポイシュマたちのムラ。

ムラの少年ポイシュマとクニの後継者とされるワカヒコ。2人の運命的な出会い後、2人はそれぞれの居場所へと帰っていった。しかし、ワカヒコを待っていたのは、叔母ヒメカによる幽閉だった。

ムラに連れていかれたポイシュマは、ムラに受け入れられ「ヤド」と呼ばれる寄宿舎のようなところで生活を始める。家族で暮らしていた頃には知らなかったようなことをたくさん学んでいく。新しい友人も増えた。

一方のワカヒコはヒメカの陰謀に翻弄され、クニを追われることになってしまう。それぞれの運命が今後どのように展開されていくのか3巻を読むのが待ち遠しい。

本書では、月にかかわる美しい描写が心に残った。「月の柱」の祭りと「三日月の船」だ。前作でカムイとなったシクイルケもモナッレラも下界を見守っている。しかし、「人の心を守るのも救うのも、最後はその者自身の心の力。」なのだ。「運命に負けぬ強さ」を2人は持つことができるのか、次巻が楽しみだ。

2001-07-08
月神の統べる森で
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 20:04 / [ 修正]
月神の統べる森で
月神の統べる森で

著:たつみや 章 , 他|出版社:講談社|発売日:1998/12|単行本|4062094487|

はるか。太古の昔。山も川も木々も獣も…みな心をもった存在だった。人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。ある時、海からきたヒメカの民は、土地をかこってクニとし、敵意をむき出してムラに襲い掛かってきた。そして、ムラの若き長アテルイと、美貌の巫者シクイルケは、流亡の旅の途中、翡翠色の目ももつ少年ポイシュマと運命的な出会いをするのだった。
縄文時代に光をあて・・・というところに興味を引かれて読んでみた。

家の扉をくぐるにも門の神に祈り、川の水をくむにも水の神に祈る。ポイシュマの生い立ちは特別であるから、祈りもまた多かったのだろうが、こういった「自然の恩恵に感謝する」という生き方ができたら、この社会も随分と違うのだろうと思う。
チャントの「赤い月と黒の山」でもそうだが、獣を狩るときにも相手への畏敬の念と感謝の気持ちをわすれず、多く取り過ぎないという生き方は、私達が考えなければならない大切なことだ。
物語は、ポイシュマの旅立ちで一巻を終えるが少年から大人への変化の儀式が大変に切なく、親というものはそういうものであるなと考えてしまった。
日の民と月の民、クニとムラ。対称的に見えるこの2つの民がこの後、どうなっていくのか楽しみだ。

全体にアイヌ神話が色濃く感じられた。(そこも好み)

2001-06-18
  1 - 3 ( 3 件中 )