[現在の表示: アイウエオ順(降順)]
更新日
登録日
名前順
マーク

おすすめ、 相互リンクサイト

  1 - 3 ( 3 件中 ) 
龍のすむ家
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 20:56 / [ 修正]
龍のすむ家
龍のすむ家

著:クリス ダレーシー|出版社:竹書房|発売日:2003/08|単行本|4812412544|

下宿人募集―ただし、子どもとネコと龍が好きな方。そんな奇妙なはり紙を見て、デービットが行った先は、まさに“龍だらけ”だった。家じゅうに女主人リズの作った陶器の龍が置かれ、2階には“龍のほら穴”と名づけられた謎の部屋があった。リズはそこで龍を作っているというが、奇妙なことにその部屋には窯がない。いったいどうやって粘土を焼いているのか…。ひっこし祝いに、リズはデービットに「特別な龍」を作ってくれた。それは片手にノート持って、鉛筆をかじっているユニークな龍だった。「一生大事にすること、けして泣かせたりしないこと」そう約束させられたデービットは彼をガズークスと名づけた。やがて、ふしぎ・・・
いやし系ファンタジーです。下宿先の娘と大家がちょっと鼻につきますが,主人公のデービッドは,とってもお人よしのいいヤツです。下宿先の娘ルーシー(10歳)に気に入られたばっかりにあれこあれ手伝わされます。ぶつぶつ言いながらも結局一生懸命やってしまう愛すべき男の子でした。
物語は空気がいいです。お茶タイム,図書館の庭,アトリエ・・・強烈なお話ではないですが,じんわりしたいい話だと思いました。続編もあるようで,先が楽しみです。
七姫物語
著者:高野 和
更新日:2007/08/18(Sat) 20:50 / [ 修正]
七姫物語
七姫物語

著:高野 和|出版社:メディアワークス|発売日:2003/02|文庫|4840222657|

ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児カラスミだった。彼女を担ぎ出したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうにそう話す二人の側にいられることで、カラスミは幸せだった。しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める…。第9回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。
久しぶりにこの手の本を読むと,ページの白さとその表現に戸惑う。慣れると気にならなくなるんだが。
さて,物語はカラスミという少女が語り手となり進んでいく。ぽよんとした少女なので,突っ込みに欠けていてその分重さが足りないが,読んでいて不快ではない。前向きに生きるカラスミがいい。1巻ということもあり,今後を楽しみにしたい物語だった。
雨のせいかもしれない
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 18:56 / [ 修正]
雨のせいかもしれない (偕成社コレクション)
雨のせいかもしれない (偕成社コレクション)

著:高田 桂子|出版社:偕成社|発売日:1995/08|単行本|4037441209|

陽子と和美が,本音でぶつかれるようになったのも,ハハたちの世界がくるんとひらけたのも,陽子がアイツの手の熱い思い出をないしょにしてたのも,もしかすると,みんな,雨のせいかもしれない。
激しくて,もろくて,しなやかな,少女たちのドラマ
なんとなく,惹かれて手にした一冊。
障害を持つ弟のこと,家族のこと,友達のことが「設計ミスの雨漏り」との闘いを軸に書かれている。私は,しとしとと降る雨は好きなのだが,そんな雨音がするような作品。

母親達が最初は苗字で呼び合っていたのに,確執や協力などを経て最後は名前で呼び合っていたのが象徴的だった。(1999/10/01)
  1 - 3 ( 3 件中 )