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路傍の石文学賞
< 人鬼と化したタンダをバルサは救えるか。 >
ますます、児童文学ではない気がしてくるバルサシリーズの三冊目。
今回、バルサが救うのは、いつも怪我をしたバルサを助けてくれる大呪術師トロガイの弟子タンダ。タンダは、バルサに求愛していたが、バルサはこれまで過去を断ち切れず、タンダの思いを受け入れることができなかった。
そのタンダが、花の夢にとらわれてしまう。バルサは、チャグム、トロガイと共にタンダを助けに向かう。
子どもを亡くした母親の思いが、とんでもないモノを産んでしまうって実際にあるような気がする。夢にとらわれて外に出てこないって暗示的だなあなどと思いながら読みました。
投稿者 yura : 2003年09月25日 18:53