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switchers
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:55 / [ 修正]
Switchers
Switchers

著:Kate Thompson|出版社:Hyperion (Juv)|発売日:1999/10|ペーパーバック|0786813962|

テスは、秘密を持っている。そのために,親しい友人を作れず,公園で放課後や休日を過ごしていた。テスは動物に変わることができるのだ。ある日,薄汚れた格好をした少年がテスにつきまとい始めた。ストーカーかと心配するテスだったが,実は彼はテスに助けを求めてきたのだ。彼=ケヴィンも動物に変身できるスイッチャーズだったのだ。ケヴインの真剣な訴えに心を動かされて,テスは彼と旅に出る。ネズミになって「小さな老婦人」リジーの元へ。
最後あたりになって,Kroolが何者かもわかって面白くなってきた。なかなか乗れなかったのは私の調子が悪かったからで,本は面白いと思う。特に動物に変身しているところ。いろいろな動物の生態などもちょっとわかって面白い。コミュニケーションのとり方も,もしかしてそういう方法で更新しあっているのかもしれないって思う。

でもねー,いきなりKroolに○○していくのは,どうかと思うの。そりゃあ,悪者なんだろうけど。○○○ないで,何とかできなかったのかなあ。ジュブナイルSFなんだから
True Enough
著者:Lauren Brooke
更新日:2007/09/22(Sat) 19:23 / [ 修正]
True Enough (Heartland (Scholastic Paperback))
True Enough (Heartland (Scholastic Paperback))

著:Lauren Brooke|出版社:Scholastic Paperbacks|発売日:2003/03/01|ペーパーバック|0439339677|

When Ashley Grant appears at Heartland unannounced, Amy is immediately suspicious. Ashley has never been friendly -- she hasn't even been close to nice. Considering their history, Amy is intrigued when Ashley begs her to help train an expensive jumper purchased by Ashley's mom. Amy had noticed Ashley and Bright Magic at the last show. The horse exhibited amazing talent - despite its obvious agitation with its overbearing tack and Ashley's aggressive riding. Always thinking of the horse first, Amy promises to help out, and she finds herself entrenched in a family drama richer than her own.

これまで敵役として(笑)書かれていたAshleyですが,ようやく彼女の人物像についても書かれるようになりましたね。マットが付き合うくらいですから,いろいろな面を持っている女の子なのだろうとは思っていましたが…
この頃の子どもって,視点を変えて人を見ると言うことができないので辛いのですよね。Amyも,Ashleyとの関係によってさらに成長するのでしょう。
Tomorrow's Promise (Heartland10)
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 23:00 / [ 修正]
Tomorrow's Promise (Heartland (Scholastic Paperback))
Tomorrow's Promise (Heartland (Scholastic Paperback))
著:Lauren Brooke|出版社:Scholastic Paperbacks|発売日:2002/12|マスマーケット|0439317177|35,442語

When Amy meets Daniel, she is stunned by his defensive nature. She can't figure out how someone with so much love for his horse could be so cold to everyone else. But as Amy gets to know Daniel, she begins to understand him. She respects that he won't give in to the pageantry of the elite show circuit - and that he doesn't care what others say about his horse. Daniel rides Amber like it's the two of them against the world. And Amy wants to do everything she can to help them conquer it.
Danielと彼の馬Amberのつながりに涙…。
Amyは父親にStormという素晴らしい馬を贈られるのですが,これがTyとの関係にもちょっと影を落とします。
今回は特に涙なしでは読めませんでした。
The Wizard of Seattle
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 22:55 / [ 修正]
The Wizard of Seattle
The Wizard of Seattle

著:Kay Hooper|出版社:Bantam Books (Mm)|発売日:1993/06|マスマーケット|0553289993|


* 登場人物 Serena Smyth>主人公。魔法使いの見習い
* Richard Merlin>Serenaの師匠。ものすごいハンサムらしい。
* Jeremy Kane>報道関係者。
* Roxanne>
* Tremyne>

Serenaは9年ほど前にRichardのところに弟子にしてもらうために押しかけてきた。一緒に暮らすうちにSerenaは彼に思いを寄せるようになるのだが、Richardからはガキとしか見られていない。ある日訓練中にリチャードに彼の考えを読み取るように言われたSerenaは、彼の思考を読むのではなく、彼の心に中に入ってしまった。そのとき,彼はある女性と一緒だった。密かに思いを寄せていたSerenaは大きなショックを受ける。一方のRichardもSerenaのことを大切に思い始めます。古代の法則によって禁止された魔法使い同士の愛、SerenaおよびRichardは、古代の法則を変える術を求めて長く失われた世界へ移動します。
ロクサーヌが出てくるシーンは,翻訳で読んでいたら読めなかったかもと思うくらい痛々しい状態で,読みながら腹が立ってきた。男性の魔法使いと女性の魔法使いとの確執の原因や背景が次第に明らかになってくるところは,重苦しい場面なのに,ちゃっかりコーヒーを準備して飲むリチャードが,お茶目だわ。セリーナにはちゃんとクリームたっぷりのやつを準備してあげているところや,セリーナがロクサーヌに二人の関係を「コンパニオン」だと説明したときの反応とかも。

8章の最後に二人が分かれなければならない場面があって,身の安全のためにRichardがSerenaにした贈り物(っていうかマークづけ)のシンボルが○○○だったんですよ。うきゃー。密かににじみ出るRichardの気持ち。うーん,次第にロマンスの気配

結局八日間で読み終わりました。約317ページ。長かった・・・・。ロマンスとファンタジーとタイムトラベルがMIXされていました。信頼こそが大切なのだという作者のメッセージがしっかりと伝わってきました。タイムトラベルに関しては,うーん..それってあり?という突っ込み場面も出てくるんですが,そこはそれ。味付けってことで。
The Wedding
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:48 / [ 修正]
The Wedding
The Wedding

著:Julie Garwood|出版社:Pocket Star|発売日:1997/04/01|マスマーケット|0671871005|148000語

コナー・マカリスターは父親の死に際,約束をした。裏切り者を探し出し,必ず復讐すると。そして,父の死を看取ると怪我をした兵士たちを隠し,アレック・キンケイドの元へ走った。5年後,イギリスのある領主の元へ客が来た。領主の幼い娘ブレンナはおてんば娘で,そんなことでは結婚できないぞと言われていた。ペットにしようと子豚を連れて出ようとしたブレンナは親豚に襲われて逃げ惑う。彼女を助けたのは父親の客コナー(14歳)だった。コナーに一目ぼれしたブレンナはコナーにプロポーズするのだった。それが,11年後彼女を窮地に陥らせるとは思わずに。
最初から面白いです。ブレンナは多分6・7歳?の頃にコナーにプロポーズするんですが当然コナーは断ります。でも自分で婿を探そうと決意していたブレンナは2回断られてもめげずに3度目の求婚をするんです。その答えを返す前にコナーは立ち去ち,ブレンナも忘れていたんですが…ブレンナが父親の仇(本人あるいは息子?)と結婚することになったと知ったコナーは復讐のためにブレンナを奪おうとするんです。「3回目のプロポーズには返事をしていないから,返事をしてやるのさ」というコナーがいいなあ。一方のブレンナは,兵士の命と交換できるなら自分の命を投げ出してもいいと本気で行動する芯の強い娘で,しかもヒステリックじゃない(ここ重要)。好きになれそうな二人です。

しかし,コナーって,全く女心のわからない奴^^;ブレンナは,それでもコナーについていくとても健気な女性で,応援したくなります。ブレンナは精神的にかなり追い詰められてしまって本当にかわいそうだった。ちょっと泣けました。
The Viscount Who Loved Me
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 23:14 / [ 修正]
The Viscount Who Loved Me
The Viscount Who Loved Me

著:Julia Quinn|出版社:Avon Books (Mm)|発売日:2000/12|マスマーケット|0380815575|102,067語

Bridgertonは,そろそろ結婚しようと決意した。
・美人である必要はないが魅力的であること
・馬鹿ではないこと
・最も重要なのは,Anthonyが恋に落ちないような相手であること

この3つの条件をクリアした女性を結婚相手としよう。Anthonyが白羽の矢を立てたのはEdwinaだった。ところがEdwinaと結婚するためにはKateの承認を得なければならないらしい。Kateに近づくAnthonyだが,Kateが最も妹にふさわしくないと思っているのが放蕩者のAnthony。ゴシップ新聞で彼のことをよく知っているKateは,絶対に妹とAnthonyを結婚させまいと奮闘する。しかしKateとAnthonyは,次第に惹かれあっていく。そして,ある事件が…。
王道を行くロマンスで,安心して楽しめます。
超過保護兄のAnthonyのロマンスで,楽しみにしていたのですがとっても面白かったです。
反目しあいながらも互いに惹かれていく力に抗うことが出来ない二人が実に楽しく魅力的に書かれています。互いへの理解を深めていく過程も読んでいて納得。Anthonyが放蕩者になったのにはある理由があるのですが,それが二人の関係を発展させることにもなり,また影を落とすことにもなります。

AnthonyがKateへの思いを自覚していないのに,めろめろなのが面白いんだけど,もうちょっと早めに自覚してもらって,ジタバタするところが見てみたかった気も…。何といっても超過保護兄ですから,自分が恋に落ちちゃったらどうするのかなあと興味があったので。

KateがAnthonyを罠にはめたような気がして,とても苦しんでいるところや,自分が二番目の選択だということに苦しんでいるところが切ないですね。


Julia Quinnは邦訳を含めて3冊目ですが,コミカルで面白いです。今回は飼い犬がいいですね〜。完璧なAnthonyとの絡みが最高。
ところで,作者はよっぽどペネロペがお気に入りなのでしょうか。今回も結構出てきます。次作はペネロペがヒロインなので楽しみです。
The Smoke Thief
著者:
更新日:2007/10/08(Mon) 22:56 / [ 修正]

The Smoke Thief

The Smoke Thief
Shana Abe (著)



1751年のイギリスが舞台。
大昔から続く一族。彼らは煙やdrakon(ドラゴン?)に変身できる。彼らはまた,宝石に対してある力を持っている。(全員なのかはまだ不明)彼らは貴族として暮らしているが普段はロンドンではなく,田舎に住んでいる。そこで,一族の秘密を守りながら暮らしているのだ。一族の管理は厳格であったが,ロンドンで彼らの一員が泥棒として活躍しているらしいとの連絡が入った。逃亡者は全て捕らえなければならない。一族のリーダーであるKITは泥棒を捕まえるために一族の宝石を餌にわなを仕掛ける。

ヒーローは一族のリーダー,ロングフォード侯爵KITことChristoff。
ヒロインは,幼い頃彼に憧れていた一族の外れ者Clarissa。
ヒロインは再会したときに”Mouse?"なんて,呼ばれちゃうんですよ。つまりKitにとってはそれくらいの存在。むかーし,その頃付き合っていた彼女と密会しているところをクラリッサに見られちゃったこともあります。

あまり書いてしまうとネタバレになってしまうのですが,とある理由からKitに求婚されるようになったClarissa。愛されているわけではないから絶対に結婚はしたくないと逃げる。二人の追いかけっこに一族の宝石奪還,逃亡者の追跡などのエピソードが絡み合って物語りは進行します。
面白かったのですが,米amazonでの評価を読むと,Christine Feehanのパ○リだーなんて記述がありまして。実はChristine Feehanは,ちょっと読んで投げ出しちゃったんですが,Carpathianが出てくるところやあちらもパラノーマルってことで,似ているところが多いのでしょうか。Christine Feehanのシリーズもいくつか積読中なので,そのうち読んで比較してみたいです。
The Secret
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 19:49 / [ 修正]
The Secret
The Secret

著:Julie Garwood|出版社:Pocket Books (Mm)|発売日:1992/05/01|マスマーケット|0671744216|

2つの国の境界で年に一度の夏のフェスティバルで会って以来、イギリスのジュディスはスコットランドのフランセス・キャサリンと親友になった。 この期間(12世紀後半)の2つの陸の間の敵意にもかかわらず、ジュディスとフランセス・キャサリンは,互いの子どもの誕生に立会い,最初の子供を命名すると約束していた。キャサリンの夫の代理としてジュディスを迎えに来たのはスコットランド人の地主イアン。ハイランドへの旅の途中で、二人は互いに惹かれあうようになる。しかし,イアンの領地Maitlandsは,部外者を用意に受け入れない土地柄だった。
***1章
□1章
フランセス・キャサリンは,身ごもっていた。幼い頃ジュディスと「赤ちゃんを産むときにはそばにいる」と約束したことを果たすために夫であるパトリックに領主?の許可を取るように頼んでいた。パトリックは,兄イアンに力になってくれるように頼む。キャサリンの願いは,ジュディスがイギリス人であることから一時却下されそうになるが,イアン・メイトランドの介入により許可される。イアンがパトリックのかわりにジュディスを迎えにいってくれることになったが,キャサリンは重要なことを言い出せずにいた。


***2章
□2章
ジュディスはテケル叔父と暮らしていた。テケル叔父は,足?の痛みをごまかすため,酒を飲むようになった。飲むと口汚くなる。酒量はどんどん増えていった。母親がジュディスのことを省みないためにミリセント伯母・ハーバート叔父のところで4歳まで過ごした。しかし,ジュディスがハーバート叔父を「パパ」と呼んでいたのを聞きつけてテケル叔父が激怒したため,ジュディスは叔父とミリセント伯母・ハーバート叔父の家を6ヶ月ごとに行き来している。ジュディスは11歳のときに,自分の出生について知る。ジュディスの母親は昔スコットランドのある氏族の男性と結婚していた。しかし,母親は夫を疎み5年の結婚生活の後,イギリスに戻った。そしてテケル叔父に頼ったのだ。その男性の名前も分からない。ジュディスはフェスティバルでキャサリンに会うまで待ち,このことを告げた。ジュディスにとっての本当の家族はミリセント伯母とハーバート叔父,そしてキャサリンだけ。そして二人は計画を立てた。いつかスコットランドへ行って,ジュディスの父親を探そうと。キャサリンは手助けをすることを約束する。そして,ジュディスの元にイアンが訪れる。
#amazon(,clear)

***感想
最後の対決の場面がまた,映画にしたらかっこよさそう!勿論ロマンスがベースでコミカルな場面もあって愉しい物語なのだが,それだけではない。女性がいわゆる「家政婦」みたいな扱いしか受けてこなかった氏族に,イングランドから来た女性が見た異なる視点から挑戦した変革の物語でもある。女性の地位向上というか権利獲得のために,堂々と立ち向かうジュディスが実にかっこいい。続編も注文済み。なお, [[著者サイト:http://www.juliegarwood.com/]] による作品相関は次の通り。

* The Lion's Lady→Guardian Angel→The Gift→Castles
* For the Roses→The Clayborne Bridesシリーズ(One Pink Rose,One White Rose,One Red Rose)→Come the Spring
* The Secret→Ransom
* The Bride→The Wedding
* Heartbreaker→Mercy→Killjoy

気に入ったので暫く追いかけるつもり。
The Ruby in the Smoke
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 19:51 / [ 修正]
The Ruby in the Smoke (Sally Lockhart Trilogy Book 1)
The Ruby in the Smoke (Sally Lockhart Trilogy Book 1)

著:Philip Pullman|出版社:Random House Childrens Books (Mm)|発売日:1994/11|マスマーケット|0394895894|

Sally Lockhartは16歳の娘で,美しく才能に恵まれている。何でもできるスーパーガール。Sallyの父親が船の事故?で死に,不思議な手紙が届く。手紙にしたがってSallyは,Higgsという男にピストルを忍ばせて会いに行く。ところがHiggsはSallyが「Seven Blessings」を聞いたことがあるかと尋ねると突然死んでしまう。

Marchbanksからの手紙が届き,Sallyは出かけていく。しかしMarchbanksは「Hollandに気をつけろ。二人ともねらわれている」と警告し,Sallyにある箱を渡して家から追い出す。どうやらHollandがSallyを追ってきているらしい。黒い服の老女を確認したSallyは写真家?の男にかくまってもらう。何だかからんできそうなこの男,要注意だわ。文面からはいい男そうな雰囲気。Sallyのパート。ジムのパート。アデレイドのパートと結構視点が変化します。わからない単語も多いなあ^^;

Sallyは結局おばの家を出て例の写真家の家に転がり込む。この写真家の妹が気風のよさそうな姐さん。今日気に入ったのはこのフレーズ。Sallyの父親が生前彼女に言っていた言葉。Sallyの生き方を象徴しているみたいです。
problems,she thought,were things you faced,not things you ran away from.
さて,この物語。プルマンの本なのでファンタジーなのかと思っていたら,推理小説の色合いですよー。ちょっと冒険も出てくるのかなあ。

サリーがフレデリックの写真店を何とかもうけさせようとアイデアを出し,フレデリックの家に住み込みながら自活の道を探す。ホランド老婆は,ついにサリーが失った日記の残りの部分を手に入れる。

FrederickはMatthewの兄と共にMatthewを助け出す。Matthewの容態がよくなるのを待ちながら一緒に助け出されたAdelaideと仲良くなりたいのだが,中々打ち解けてくれないAdelaideにちょっぴり傷つくSally。Sallyは父親からのメッセージを預かっているMatthewに,父親の最期を聞くことができた。
*登場人物 
・Sally・・・主人公。16歳。頭脳明晰。美人。射撃の名手。
・Higgs・・・死んでしまった男。親切そうだったけど?Sallyの父親の知り合い。
・Selby・・・横柄そうな男。Sallyの父親の知り合い。
・Jim・・・Sallyを助けると言う少年。
・Marchbanks・・・Sallyの父親からの手紙に書かれていた名前。
・Marchbanks ? 新聞でSallyのことを知り手紙を書く。あて先・内容は不明
・Blyth  弁護士。Holland家を訪ねる
・Adelaide Holland家に住む少女。9歳くらい。Hollandにこきつかわれている感じ。
・Holland ごうつくそうな婆さん。入れ歯をいれるのをよく忘れる

最初は,あまり活躍しなかったSallyが,いよいよ動き始めて目が離せなくなりました。うーん,そうだったのか!ドラマティックな展開でした。最後はちょっと涙が・・・全くファンタジーではなく,ミステリーでした。行方不明になってしまった○○は,まだ見つかっていないし黒幕も消えてしまって,思いっきり続く!だよ。2巻以降はこの間注文したので,まだ届かない。くー,気になる。

ヤングアダルト向けなので難しい単語が多かったのと,イギリス英語?なのか,見たことない言い回しが出てくるのとでちょっと戸惑いました。例えばyer,I dounnno,などなど。主に会話に出てきましたね。他にもたくさん。
The Named
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:37 / [ 修正]
The Named (The Guardians of Time Trilogy)
The Named (The Guardians of Time Trilogy)

著:Marianne Curley|出版社:Bloomsbury USA|発売日:2005/05/13|ペーパーバック|1582349134|84000語

Sixteen-year-old Ethan Roberts has more to worry about than his lackluster grades. As one of the Named, he is charged with secretly protecting history from the Order of Chaos--an evil group that seeks to alter the past to achieve ultimate power in the present. Ethan is given orders to train his first apprentice, 15-year-old Isabel Becket, in a few short weeks as his growing nightmares soon make it apparent that trouble is brewing on a cosmic scale. The two are helped by Arkarain--Ethan's violet-eyed, blue-haired, 600-year-old mentor--and their secret powers. Isabel is a healer. Ethan is a master of illusion. Their stories evolve in rotating chapters, each told in a similar first-person point of view that makes chapter transitions disorienting at times. But The Named is at its strongest when school and parents fade. Its imagined settings are a pleasure, from the booby-trapped catacombs that house the Prophecy that was written before time to the Citadel--a way-station to the past--with its wildly decorated rooms. Ethan and Isabel's missions to Medieval England and colonial America are also a thrill, indicating that the adventures detailed in this book are just the beginning for this duo.
イーサンは4歳の頃,美しい花が咲く瞬間を見ようと姉に誘われて森に入った。イーサンの姉は,自然の一つ一つを愛でる少女だった。しかし,彼女はイーサンの目の前で怪物に殺害されてしまう。それから12年。イーサンは夜毎悪夢にうなされ,母親は鬱状態。父親も疲れ果てていて,家族は崩壊の危機にあった。実は,イーサンはある能力の持ち主で「ガード」の訓練を受けていて,先日昇級したばかりだ。ガードとは,時を守る組織だったのだ。イーサンは,アーカリアンからある少女を訓練するように言われる。その少女とは,親友の妹イサベラだった。イサベラとはもう2年以上話をしていない。いつも兄にくっついて回る厄介者というのが彼女の印象だ。イーサンは,イサベラを訓練することが嫌でしょうがなかったのだが・・・・・。

イーサンはイサベルの兄と親友だったのだが,ある女の子の問題で三角関係になり。関係が悪化してしまったらしい。一方のイサベルは5歳のときからイーサン一筋。お転婆だったイサベルは,空手も黒帯だし,ロッククライミングなんかもバリバリやるスポーツウーマンになっていて,イーサンは思いっきり投げ飛ばされてます。^^;さて,二人はとあるミッションに向かうのだけれど,最初からトラブルが!

ガーディアンには対抗勢力がいて,カオス神が関わっているらしい。イサベルが襲われたり,予言が出てきたりとめまぐるしい展開。予言が書かれている場所にはトラップが仕掛けてあって,思わず「誰よ,こんなのを作った奴は!」と言ってしまったイサベルの召還に答えたのがあの人。ここはちょっと笑いました。イーサンたちの町にはガーディアンも対抗勢力も集まっていて,お互いにその存在を明らかにしていないわけ。あの人もあの人も怪しい…。

一つの街にこんなに集まるのかい!という突っ込みはさておき,誰が味方で誰が敵なのかわからない不安感,繰り返し見る悪夢など,ちょっとダークな雰囲気のファンタジーです。3部作なので,今後の展開が楽しみです。
The Magic Circle
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:34 / [ 修正]
The Magic Circle
The Magic Circle

著:Donna Jo Napoli|出版社:Puffin|発売日:1995/06|ペーパーバック|0140374396|25,000語邦題:逃れの森の魔女

できるだけ遠くの森へ行こう、子どもたちを傷つけてしまわないように…容姿は醜いが、娘を愛する心優しい産婆。いつしか、病気の源である悪魔をあやつって人々の病いを癒す、女魔術師として活躍するようになる。だがある日、狡猾な悪魔の策略にひっかかり、魔女にされてしまう。「人間の子どもを食べろ」という悪魔の命に抗うことができるのか。ひとり、悪魔の誘惑とたたかう日々を送っていたが、そこへ、ヘンゼルとグレーテルという愛らしい子どもたちが迷いこんでくる―。
哀しい哀しい物語でした。強い強い女性の物語でした。

前半は,ただもう怖くて怖くてどきどきしながら読み進めました。初めて悪魔を召還するシーンは,彼女が悪魔に魅入られてしまはないかと恐ろしくて怖かった。いつ悪魔に取り付かれるんだろうと,どきどきしました。自分は善だと信じ,醜いけれど自分には神から贈られた才能を持つと自負する「醜い女」。彼女のほんのちょっとの驕りが悪魔をおびき寄せてしまったのでしょうか。それとも,彼女の美への欲望が,悪魔をおびき寄せてしまったのでしょうか。

悪魔の手に堕ちることを拒否し,孤独な戦いをする「醜い女」。哀しくて読むのが辛かった。でも,最後まで読んでよかった。とても哀しいのだけれど,人間の善を感じられるいい本です。短いけれど,ずばっと切り込んでくる物語でした。これだけの分量で,人間の弱さと強さを表現できるってすごい。おまけに「ヘンゼルとグレーテル」を魔女の視点から書くというのも面白い。とにかくドーンと来ました。
The Horse and His Boy
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 16:59 / [ 修正]
The Horse and His Boy (Chronicles of Narnia 3)
The Horse and His Boy (Chronicles of Narnia 3)

著:C. S. Lewis|出版社:Harpercollins Childrens Books|発売日:1994/08|ペーパーバック|0064471063|

Calormen国の漁師の養子Shastaは、奴隷に売られることを知り、物言う馬BreeとともにNarniaめざして逃げ出す。逃げる途中で,同じく物言う馬Hwinと供に逃走しているAravisという少女と出会う。一緒に北をNarniaを目指す一行は途中で、Narniaを不意打ちしようとする強国Calormenの計略を知り、先を急ぐが…。
大昔に翻訳を読んだきりなので,こんな話だったのかと驚きながら読んだ。
Calormenの王子RabadashのSusanに対する執着がこわいー。
"I must have her.
I shall die if I do not get her--false,proud,black-hearted daughter of a dog that she is!
I can not sleep and my food has no savour and my eyes are darkened because of her beauty.
I must have the barbarian queen."
ですもんねー。犬の娘ですよー。おまけに,嫁にしたら躾けてやるとか,Edmundを殺して,Susanを誘拐したいとか。。こわーい。今で言うストーカータイプ?

物言う馬よりも何よりもRabadashの印象が強烈でした。ラストもね。
***用語
# Calormen 国名
# Shasta 主人公。Arsheeshの養い子だが,それを知らなかった。
# Arsheesh Shastaの育ての父。Tarkaan Anradinにシャスタを売ろうとする。
# Bree Narniaから誘拐されていた物言う馬。
# Tarkaan Calormenの貴族男性
# Hwin 物言う馬 雌。
# Aravis Tarkheena。無理やり結婚させられそうになり,Hwinとともに逃げ出す。
# Tarkheena Calormenの貴族女性
# Ahoshta Aravisの婚約者。カロールメン国の総理大臣
# Rabadash Susanを花嫁(奴隷とも言う)にしようとする偏執狂
# Susan
# Edmund
# Lucy
# Arkanland ナルニアの隣国
# Corin Arkanlandの王子 シャスタにそっくり
# Lasaraleen Aravisの友人
# Tisroc Calormenの王
# Tashbaan Calormenの首都

The Goose Girl
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:30 / [ 修正]
The Goose Girl
The Goose Girl

著:Shannon Hale|出版社:Bloomsbury USA|発売日:2005/05/13|ペーパーバック|1582349908|98,000語

アニィは「クラウン・プリンセス」なのだが,動物の言葉を解する叔母に教えられ,鳥や動物と会話することができる。アニィの不思議な力は噂になり,叔母は去り,「まっとうな女王」を求める母親はアニィを部屋に閉じ込め,女王教育を行う。自分の本心を押し込めて暮らしてきたアニィ。彼女が成長したある日,父親は事故で死亡。葬儀の場で,アニィは母親の裏切りを知る。アニィは,女王になるべく育てられ,色々なことをガマンしてきたというのに,彼女の「動物と会話する能力」によって臣民の支持を得られないこと,王が亡くなったこと,隣国との関係などから現女王(アニィの母)がある決断をしたのだ。そのため,アニィは旅に出ることになった。そうして,この旅がアニィの人生を大きく変えてしまうのだった。
とても面白かった!時間がかかってしまったのは,体調が悪かったためで,実質は3日ほどで読了。昔話を元にしたものです。昔話ベースですから,勿論王子様も登場します。これが,オーディオだと,とてもいい感じで。どっぷり浸れます。このオーディオCDはamazonではお高いですが,IMS(アイチューンミュージックストア)では何と1800円!10時間で,ノーカット版です。Full Cast Audio社が出していてキャラごとに声優さんが異なるのも魅力。私は聞きながら読んで,倍楽しみました。是非是非,オーディオブックと一緒に楽しんでください。

The Goose Girl
The Goose Girl

著:Shannon Hale|出版社:Full Cast Audio|発売日:2005/10|CD|1932076727|
The Girl Who Loved Tom Gordon
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 19:37 / [ 修正]
The Girl Who Loved Tom Gordon (Macmillan Guided Readers)
The Girl Who Loved Tom Gordon (Macmillan Guided Readers)

著:Stephen King|出版社:Macmillan ELT|発売日:2002/04/29|ペーパーバック|0333958993|

9歳の活発な女の子トリシア・マクファーランドは、ママと兄と一緒にハイキングにやってきた。週末は家族一緒に過ごすもの、と勝手に決めてかかっているママは、つい最近離婚したばかり。ボストンからメイン州の小さな町に引っ越したことで、兄は最近ママとけんかばかりしている。彼は新しい学校になじめずにいたのだ。トイレに行きたくなったトリシャは、2人が言い合っている場所からちょっと離れ…そして道に迷ってしまった。 はじめのうちこそ1人ぼっちの冒険もうまく運ぶように思えたものの、彼女は迫りくる危険を察知しはじめる。その意識の変化をキングは見事に表現する。最初は張り切っていたトリシアだが「はじめてかすかな不安の陰がよぎり」、やがて激しい混乱状態に陥り、ついには幻影を見るようになる。その中でも一番うれしい幻影は、トリシアの憧れの人、大リーグ球団レッド・ソックスのピッチャー、トム・ゴードンだった。彼の試合の様子をウォークマンで聞いているうちに、その幻影が見えるようになるのだ。
キングは総じて的確で緊迫した、そしてどこか叙情的な文章で、ブンブンという気味の悪い音を立てる蚊の大群から、「超自然的なもの(神様は自然を通して何かを暗示しているんだ、とトリシアのパパがよく使っていた言葉)」が奏でる深遠な助奏までを描き切る。また、トリシアの大切な人たちのことがだんだん明らかになると、読者はますます彼女と同じ気持ちになっていく。とてもいい人なのにお酒で身を持ち崩したパパ、大好きだけどちょっと頑固なママ、それにその生き生きとした言葉遣いが非常に印象的な、トリシアの親友ペプシ・ロビチャウド(「そんなに“女の子”するんじゃないわよ、マクファーランド!」)。ふと見上げた満月が引き金となってさまざまな連想がわき上がり、「気を確かに持って、持ち続けなければ」と彼女の独白が繰り返される。そしてトリシアと共に森の中で道に迷ってしまった我々読者も彼女と同じできごとを同時体験することになる…。 (GRではなく,ペーパーバックのあらすじ)
和書の「トムゴードンに恋した少女」がおもしろそうだったので興味を持っていた本。まだまだ原書は無理だが,GRでretold版をくまくまさんに貸していただいた。
本当にレベル4?というくらい読みやすく,Trishaの恐怖,心の変化がとてもよく分かりおもしろかった。GR版は灰汁の抜けたキング,という評価もあるようだが,十分愉しめた。確かに酒におぼれた父親とか,友人の描写はほとんどないが,その分Trishaに集中できてよかった。とにかく,やたらと虫が出てくるところが怖かったんだが,最後は涙が出たよ。
あのキングのやたらに長い本のエッセンスを愉しめて,くまくまさんには本当に感謝。
The Ghost Drum
著者:Susan Price
更新日:2007/08/17(Fri) 11:13 / [ 修正]
The Ghost Drum
The Ghost Drum

著:Susan Price|出版社:Faber and Faber|発売日:1990/07/20|ペーパーバック|0571153402|

黄金の鎖で木につながれた猫が語る魔法の物語。不思議な太鼓,ゴースト・ドラムのことばを解し,ニワトリの足を持つ家に住む,若い女魔法使いチンギスが,ある日叫びを聞きつけた。叫んでいたのは,皇子サファ。生まれて以来,塔の小部屋に閉じ込められていた。死の匂いがいたるところでし,理不尽な死に恐れおののく人々。暗くて重くてどんよりとした世界で唯一光を放つ魔法使い。しかしその魔法使いチンギスでさえ不死ではなく,死んでしまう。残されたサファは・・・・
荒涼とした北の国を舞台にくり広げられる,荒々しい魔法の物語。1987年,イギリス・カーネギー賞受賞作。
児童書ではあるけれど甘みの一切ない物語だった。おもしろいなあと思ったのは,魔法使いの家が「何か」の足の上に建っていること。たとえばチンギスは,師匠から「ウロコの生えたニワトリの足」の上に立つ家を譲ってもらうし,他には猫の足,犬の足なんかの生えた家もある。それらは,驚くべき速さで走り,用のないときには散歩もする!
さて,魔法について。
この物語の魔法は,とても納得のいくものでできている。「音楽と言葉」だ。
「言葉は,目を,耳を,鼻を,舌を,肌をあざむくことができる。音楽には言葉も文字もいらない。音楽とは心の中に住む,心の言葉であり,心は一瞬にして理解する。魔法使いが音楽に言葉をのせれば,心を持つもの全てを意のままにできるだろう。。」とは,チンギスに教える老婆の言葉。これらの魔法を磨くことは,下等な魔法から自らを守ることになるのだそうだ。これって,魔法でなくてもいえることだよね。
The Field Guide
著者:Holly Black
更新日:2007/08/17(Fri) 10:21 / [ 修正]
The Field Guide (Spiderwick Chronicles)
The Field Guide (Spiderwick Chronicles)

著:Holly Black , 他|出版社:Simon & Schuster (Juv)|発売日:2003/05|ハードカバー|0689859368|

『The Field Guide』は、ファンタジー小説「Spiderwick Chronicles」全5巻シリーズの第1弾。主人公は、グレイス家の3人の子どもたち。13歳の長女マロニーと9歳の双子の弟、ジャードとサイモンが、ビクトリア朝のお屋敷に引っ越したところから物語は始まる。壁からは、奇妙な音が聞こえ、マロニーがホウキでつつくと中からは…。 「Spiderwick Chronicles」シリーズは、全巻が、グレイス家の3人の子どもたちが著者へ宛てた手紙で始まり、個性的で夢のあるストーリーが続く。「妖精の国の手引書」を発見したり、朝目覚めたらベッドのヘッドボードに髪が結びつけられていたり、次から次へとおこる不思議な出来事にわくわくさせられ、読者は、ページをめくる手が止まらなくなってしまうだろう。
数ページごとにはさまれたペン画の挿絵は、コルデコット賞受賞作家トニー・ディターリッジによるもの。3人の子どもたちの表情、古ぼけたお屋敷や埃っぽい屋根裏部屋の挿画は、読者を物語の不思議な世界に誘い込むだけでなく、英語が母国語でない読者が物語を理解するのを助けてくれる効果がある。映画化も決まった、この新しいファンタジー・シリーズは、「ハリー・ポッター」の次に何を読むか迷っている世界中の読者の心をひきつけるだろう。(amazon:尾辻夏子)
いやあ,おもしろかった。どきどきしながらページをめくりました。「小人もの」が好きな方にはオススメです。屋敷の設定,次々に起こる事件など多少分からない単語が出てきてもガンガン読めます。私は全巻そろえてしまいますね。挿絵がまた素敵で,ツボでした。装丁は不幸本と同じ。凝ってます。
The Fairy-Tale Detectives
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 20:21 / [ 修正]


SabrinaとDaphneは両親が失踪して以来,1年以上も里親家庭を転々としていた。しかし祖母だと言う女性が名乗り出て,二人はRelda Grimmの元へ連れて行かれる。Sabrinaは妹を守るために,泣いてはいけない,強くなくてはいけないと信じるあまり,中々Reldaのことを信用することができない。おまけにReldaは,正気とは思えないのだ。

実はReldaはグリム兄弟の子孫で,Everafters(妖精や人間でないものたち)に関る契約で,グリム家の者の一人は今住んでいる地を離れることができないのだと祖母はいう。そしてEverafters関連の探偵のようなことをしていると。姉妹の両親はそういう運命を娘に与えなくなくてこの地を逃げ出したのだと。
Sisters Grimmの第1巻。
登場人物 Sabrina Grimm 12歳
     Daphne Grimm 7歳
     Relda Grimm  SabrinaとDaphneの祖母
     Mr.Canis  Reldaの友人兼同居人

実はReldaはグリム兄弟の子孫で,Everafters(妖精や人間でないものたち)に関る契約で,グリム家の者の一人は今住んでいる地を離れることができないのだと祖母はいう。そしてEverafters関連の探偵のようなことをしていると。姉妹の両親はそういう運命を娘に与えなくなくてこの地を逃げ出したのだと。
昔話の有名人がぞろぞろ出てきます。白雪姫にグリンダ,三匹の子豚に悪い狼,エクスカリバーなどなどなどなど。今回の中心はジャックと豆の木。それにグリム姉妹の祖母の誘拐劇,両親失踪の謎などが絡めてあります。気軽に読めるファンタジーでした。 4巻まで出ているようです。全巻読んでみることにします


難しい単語が少なくて読みやすい本です。途中Sabrinaが妹のDaphneに難しい単語の説明をしていて3つくらい新しい単語を覚えました。巻末には読書会のポイントなども書いてあります。
The Duke and I
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 23:16 / [ 修正]
 The Duke and I (Avon Romantic Treasure)
The Duke and I (Avon Romantic Treasure)

著:Julia Quinn|出版社:Avon Books (Mm)|発売日:2000/01|マスマーケット|0380800829|

Hastings公爵Simon Bassetは、適齢期の娘を持つ母親たちを避けるためにある計画を立てた。学生時代の友人Anthonyの妹Daphne に気があるふりをするのだ。Daphneは美しい娘だったが,男性からは友達としてしか見られず,たまに現れる求婚者も変なヤツばかり。公爵が注目していると知れば,Daphneを見直す男性が増えるはずとSimonに説き伏せられて,DaphneはSimonの計画にのることにした。
二人はよく一緒に行動するようになった。魅力的なSimonに次第に惹かれていくDaphne。SimonもDaphneに惹かれていく。しかし,Daphneは親友の妹。親友にも釘を刺されているのだからDaphneを誘惑するわけには行かない…と必死で気持ちを抑えるSimon。しかし,あるときついにSimonはDaphneにキスをしてしまい,あろうことかその現場をAnthonyに見られてしまう。
Julia Quinnの原書は初めて読んだが,すーっごく面白かった。何とこの物語最初のキスシーンが出てくるのが183ページ!でもちっとも飽きないんです。

SimonもDaphneもとっても共感の持てる主人公なのがまずいいし,惹かれあっていく過程が笑いを含めながらじっくり書かれているのも好感が持てます。

勿論笑いだけではなく,Simonが抱える心の傷が二人の関係に影を落とすところ,それを解決しようと二人が奮闘するところなんかは,うるうるきてしまいました。

読んでる途中に,おかしくて思わず噴出した洋書は珍しいです。Anthonyの超過保護ぶりもおかしかった。彼自身が主人公になる2巻目はいったいどうなるのか,今から楽しみです。
The Dream Master
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 20:01 / [ 修正]
The Dream Master
The Dream Master

著:Theresa Breslin|出版社:Corgi Childrens|発売日:1999/08/05|ペーパーバック|0440863821|28000語

想像力に富むもののいじめられっ子であるCyは夢の中でエジプトの少年とドリームマスターというドワーフと出会う。 Cyが夢の中で出会った少年はAten。彼は実はピラミッド全盛時代のエジプト皇子だが,陰謀に巻き込まれピラミッドの底に閉じ込められていた。Cyは何とかAtenを助けてやりたいと思うのだが...という話の筋。これにいじめっ子やパワフルな姉やドワーフ,祖父が絡んできます。
Cyはスターウォーズシリーズが大好きで部屋にポスターを貼っていたり,姉にやりこまれていたりするごく普通の男の子。Cyが言葉使いの変なAtenに「cool!」を教えるところや,スラングや友達とのやりとりを教えるあたりも可愛い。 Atenと夢を通じて繋がってしまったCyがAtenと友情を深める冒険物語で,軽め。CyよりもAtenの方が魅力的だった。
The Changeling Sea
著者:
更新日:2007/08/16(Thu) 19:40 / [ 修正]
The Changeling Sea
The Changeling Sea

著:Patricia A. McKillip|出版社:Firebird|発売日:2003/04|マスマーケット|0141312629|36000語

海はペリ(Periwinkle)からすべてを奪った。それは彼女の漁師父親を溺れさせ、彼女の母親の生きる気力を奪った。ペリは,小さな漁村の宿屋の寝室係で働きながら母親の世話をしていた。海の近くに住んでいた老女に習った呪いを海にかけていると,風変わりな男と出会った。彼は王の息子キールだった。村では一つの騒ぎが持ち上がっていた。海竜が現れたのだ。その竜は首に金の鎖をつけ,何かに縛られているのだった。あの金を我が物にすれば金持ちになれる!そう思った村人たちは魔法使いLyoを雇うのだが…
半分くらいになるまで,難しかった!意味がすんなり入ってこなくて。レベル8なのも納得。物語はペリの初恋がファンタジックに描かれます。ハーフ・ヒューマンであるキールに恋するペリが切ない。後半は波に乗れて一気読み。どうなるんだろうと,どきどきしながら読みました。表現では,「マジシャンが魔法をかけると,金の鎖は無数のツルニチニチソウになってしまい,シードラゴンは海中に消えた。」というところなど,とても色彩がきれいだなあと思いました。イメージがばーっと脳内に広がる感じ。とーっても暗い始まりに比して,ラストは明るいので救われます。
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