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『共鳴者』
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更新日:2007/08/18(Sat) 13:07 / [ 修正]
『共鳴者』
『共鳴者』

著:水樹 和佳子|出版社:エニックス|発売日:2001/08|単行本|4757504950|

初めて瑠那の歌を聴いた時、斎木は涙を止めることができなかった。まだ自分が霊を封じる役目を担ってきた御門の一族だと知らず、過大な共鳴力をもてあましていた斎木にとって、自分と同等の力を持つ瑠那の存在は、救いだった。コンサート会場で襲われ、瑠那の怯えに共鳴して皆が動けない中、唯一人動くことができた斎木に助けられた瑠那もまた、斎木を―見つけて―しまう。瑠那の涙と微笑…。二人の出会いはしかし、その後日本中を巻き込む事件の予兆に過ぎなかった…。
主要な登場人物がみんな切ない思いを抱えて生きているのが切ない。斎木(ゆぎ)は、友人を作ることを恐れながら生き、瑠那(るな)は歌うことしかできない。しゃべれないのだ。瑠那の保護者である多賀家は、更に悲しい過去を持つ。斎木の姉、奈樹もまた。そうした悲しい思いが、児童虐待や新興宗教とも絡んで大きな事件へと発展していく。何だかねー。切なかったです。

どうなるの?どうなるの?と思いながらどんどん読んでしまいました。いろんな要素がぎゅっと詰まった物語で、マンガでも読んでみたい気が。。
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