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嵐を追う者たち
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:46 / [ 修正]
崖の国物語〈2〉嵐を追う者たち
崖の国物語〈2〉嵐を追う者たち

著:ポール スチュワート|出版社:ポプラ社|発売日:2001/10|単行本|4591069842|

1巻で父親との再開を果たしたトウィッグ。
空賊の船に乗り込み、冒険をはじめる。
「嵐晶石」という宝を探しに行くのだ。「嵐晶石」は大きな嵐のとき落雷したところにできるもの。明かりの強さによって重くなったり、軽くなったりする石だ。しかし、最近その「嵐晶石」に他の効用が見つかった。ある方法で変化させると、汚水を浄化する「神聖砂」になるのだ。「神聖砂」に変化させる方法、その原料となる「嵐晶石」を巡り、見にくい利権争いが始まる。
1巻がちょっと。。。だったのだが、2巻までいっしょに借りていたので読む。1巻よりは、多少舞台が広がって動きのある物語に。
でも、人(といっていいのか?)がどんどん死んでいくのがとっても不快だ。その死んで行く者が「悪いやつ」ならまだしも、ほとんどが弱い者だったり、まじめに働く者だったりして、更に不快だった。
結局、この物語で作者は何を子ども達に伝えようとしているのだろう。
トウィッグの成長があるわけでもない。(剣をふるうのをためらわなくなるのが成長というならば成長しているのか?)
希望のかけらも(わたしには)見えない物語。
深森をこえて
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:48 / [ 修正]
崖の国物語〈1〉深森をこえて (ポプラ・ウイング・ブックス)
崖の国物語〈1〉深森をこえて (ポプラ・ウイング・ブックス)

著:ポール スチュワート|出版社:ポプラ社|発売日:2001/07|単行本|459106896X|

トウィッグは十二歳。ウッドトロル族として育てられたが、実は捨て子だった。トウィッグは、いつも他のウッドトロル族と違うことを辛く思っていたが、とうとうある日、村を出なくてはならなくなる。深森を通って母親の従兄弟の家へ身を寄せるのだ。トウィッグは、母親に重々注意されていたのにもかかわらず、深森の珍しい光景に道を踏み外してしまう。その結果、数々の災厄に遭う。
その冒険の最後には、実の父親との出会いが待っていた。
何だかもう、全編追いかけられっぱなし。たくさんの奇妙な生き物に追われ、ただただ逃げるうちに実の父親と出会うという、ちょっと(いや、かなり)都合のよい展開。
奇妙な生き物に関しての記述は、とっても丁寧で(イラストも)それが、作者はこれこそが書きたかったのかしらと思うくらい。でも、それらの記述を除くと冒険の中身は???
オオハレグマが、死んじゃう場面なんかちょっと子どもには読ませたくないくらいの描写。そこまでする必要があるのかしら。

2巻まで借りちゃったので、続きも読むけどうーん。。。
マリアンヌの夢
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:49 / [ 修正]
マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)
マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)

著:キャサリン ストー|出版社:岩波書店|発売日:2001/11|単行本|4001140950|

病気になったマリアンヌは、自分が描いた絵の通りに夢の中の世界が動いていることに気づきます。夢で出会った少年と一緒に、怖い夢を克服していきますが…。不安と恐怖をテーマに、子供の心理を描いた異色ファンタジー
作者は精神分析医だとか。子どもの内面をよく描いていると思う。病気になって6週間は寝たきりでいなければならないマリアンヌ。小児マヒで動けない少年。二人が夢の中で出会い,共通の敵と戦い,逃げ出すために自分の弱さを克服しようとするところが無理なく読み進める。すごくよくできている。続編という「海の休暇」も読みたいが絶版とのこと。こちらはファンタジーではないらしい。
2002.09.12 (木)
ブレス・ザ・チャイルド
著者:キャシー・キャッシュ スペルマン
更新日:2007/08/18(Sat) 20:55 / [ 修正]
ブレス・ザ・チャイルド〈上〉
ブレス・ザ・チャイルド〈上〉

著:キャシー・キャッシュ スペルマン|出版社:竹書房|発売日:2001/11|文庫|4812408253|




ブレス・ザ・チャイルド〈下〉
ブレス・ザ・チャイルド〈下〉

著:キャシー・キャッシュ スペルマン|出版社:竹書房|発売日:2001/11|文庫|4812408261|




マギー・オコナーは、3歳になる孫娘のコーディとともに現実的で平穏な生活を送っていた。コーディは、母親である麻薬漬けのマギーの娘ジェナが3年前の夜に置き去りにしたのだった。ところがある日、ジェナとその夫で富豪の実業家エリックが現れ、コーディを連れ去る。実はふたりは悪魔崇拝者で、コーディはこの世を"善"または"悪"に導くカギを握る不思議な力を秘めていた。そして邪教集団はその力を利用しようとしていたのだ。マギーはコーディの行方を追うなか様々な人々と出会う。彼らの協力のもと、孫を救うべく、マギーの巨大な敵との戦いが始まる…。

捕らわれたコーディを救い出すべく、マギーは協力者である刑事や神父、友人らとともに作戦を練るが邪教集団の前に突破口を見出せずにいた。しかし、時は一刻を争う事態となっていた。"神女イシスの使者"であるコーディの力の発現の時が迫っていたのだ。"イシスの護符"が発現されれば世界は平和に満ちるが、悪の手によって"セクメトの石"が発現されたとき、世界は混沌とした闇に包まれ、悪魔のものとなってしまう…。イスラエルとエジプトもその情報をつかみ、独自に行動を起こしていた。果たして世界の光は守れるか?そして、マギーと少女コーディの運命は…。
いやいや,疲れました。積読解消のためにがんばりました。オカルトです。善と悪。神とサタンの駒同士の戦い。一神教の神に縋る思いというのはすごいですね。その辺のちょっと鼻につくところを除けば,まあまあおもしろかった。
バーティミアス-サマルカンドの秘宝
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:51 / [ 修正]
バーティミアス-サマルカンドの秘宝
バーティミアス-サマルカンドの秘宝

著:ジョナサン・ストラウド|出版社:理論社|発売日:2003/12/13|単行本|4652077351|

魔術師たちが支配するロンドン。魔術師の卵=少年ナサニエルは妖霊バーティミアスを召喚し、邪悪なエリート魔術師サイモンが奪ったサマルカンドの秘宝=護符をぬすみ出すが…。ファンタジー3部作の第1弾。
主人公の一人ナサニエルがひねくれたガキンチョなのが新鮮。魔術師としての才能が露見した子どもは親元を離れ(あるいは売られ?)徒弟制度のような仕組みの元,修行を積まねばならない。ところがこのナサニエル,甘ったれのくせにプライドが高くて,高名な魔術師サイモンに恥をかかされたことを根に持ち,仕返しをたくらむのだ。そのために呼び出された妖霊がバーティミアス。清廉潔白な少年が主人公でいるよりもおもしろいかも。バーティミアスのつっこみも面白いし。
そうそう,ナサニエルを見ていると,何だかわかーい頃のゲドを思い出しました。

3部作だそうで,これは続きを読もうと思っている。
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