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魔法使いとリリス
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:44 / [ 修正]
魔法使いとリリス
魔法使いとリリス

著:シャロン シン|出版社:早川書房|発売日:2003/12|文庫|4150203512|

変身の技では世界一と評判の魔法使いフライレンドンに弟子入りすることにした青年オーブリイ。村はずれにある館を訪れると,魔法使いの妻リリスが彼を出迎えた。態度の冷たい,緑の瞳のどこか魅惑的な女性。弟子として館に住むうちに,オーブリイはそんなリリスのことを想うようになるが,彼女は取り合わない。やがて,オーブリイはリリスや使用人の奇妙な点に気づく・・・
うーん,何だか不思議なファンタジイ。イメージしていた「ロマンス!」というものではありませんでした。オーブリイの苦悩する姿が延々と続いていて,リリスは実に淡々と,でも次第に心を開いていく。その経過が実にゆっくりと書かれています。うむー。すごく陰鬱な館の描写にこちらもテンション下がっちゃったかな。主人公が男性だからちょっと感情移入がしにくかったせいか。。。いや,最後のエピローグのせいかなあ。リリスの感情がほとんど平坦なので,もう少し感情移入できたらよかったかも。
青空のむこう
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:41 / [ 修正]
青空のむこう
青空のむこう

著:アレックス シアラー|出版社:求龍堂|発売日:2002/05|単行本|4763002112|

ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。
「待って、アーサー。ぼくも行く」
アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して―。
「感動の」とかで評判になっている本にはついつい手がのびない私ですが,たまたま図書館の返本コーナーにあったのが目に付いて借りてみました。死んだ少年の「生き生きとした」語り口は,ユーモラスで決して暗くない。彼のやり残したことというのが本当に身近なことで,却って涙を誘われてしまいました。分かってるのに,泣かされてしまいましたよ。評判になるのが分かります。ジェリーとのエピソードもよかったなあ。
リトル・バイ・リトル
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 18:54 / [ 修正]
リトル・バイ・リトル
リトル・バイ・リトル

著:島本 理生|出版社:講談社|発売日:2003/01/28|単行本|4062116693|

少しずつ、少しずつ、歩いていこう。楽しいことも悲しいことも、みんな大切な家族の時間とひらかれてゆく青春の息吹。高校生作家の芥川賞候補作。
表紙がよくて,以前から気になっていた本。大きな出来事があるわけでもなく,淡々としかし実に清涼に”ふみ”の日常が綴られる。爽やかな読後感で,好感が持てる。ただ,自分がすでに”ふみ”ちゃんよりもその母親に共感する部分が多く,自分の年齢を感じてしまった。娘にも周くんのような存在ができてれたらと思う。
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