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夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)
著:上橋 菜穂子|出版社:偕成社|発売日:2000/05|単行本|4035402303|
人の世界とは別の世界で花をつけ実をむすぶその“花”は、人の夢を必要としていた。一方、この世をはかなんでいる者は、花の世界で、永遠に夢を見つづけることを望んだ。いとしい者を花の夢から助けようと、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。タンダを命をかけて助けようとするトロガイとチャグム、そしてバルサ。人を想う心は輪廻のように循環する。
ますます、児童文学ではない気がしてくるバルサシリーズの三冊目。
今回、バルサが救うのは、いつも怪我をしたバルサを助けてくれる大呪術師トロガイの弟子タンダ。タンダは、バルサに求愛していたが、バルサはこれまで過去を断ち切れず、タンダの思いを受け入れることができなかった。
そのタンダが、花の夢にとらわれてしまう。バルサは、チャグム、トロガイと共にタンダを助けに向かう。
子どもを亡くした母親の思いが、とんでもないモノを産んでしまうって実際にあるような気がする。夢にとらわれて外に出てこないって暗示的だなあなどと思いながら読みました。
児童文学だけど大人向け
2001-04-30
今回、バルサが救うのは、いつも怪我をしたバルサを助けてくれる大呪術師トロガイの弟子タンダ。タンダは、バルサに求愛していたが、バルサはこれまで過去を断ち切れず、タンダの思いを受け入れることができなかった。
そのタンダが、花の夢にとらわれてしまう。バルサは、チャグム、トロガイと共にタンダを助けに向かう。
子どもを亡くした母親の思いが、とんでもないモノを産んでしまうって実際にあるような気がする。夢にとらわれて外に出てこないって暗示的だなあなどと思いながら読みました。
児童文学だけど大人向け
2001-04-30

魔の沼
著:天沢 退二郎|出版社:ブッキング|発売日:2004/11|単行本|483544132X|
ほんとうにこれ、沼かしら?ルミはまだ疑ってみた。なぜなら、印波沼でも、森の奥の沼でも、長沼でも、沼の岸はたいていびっしりアシは生え、その先にはガマが生いしげり、そのまた先にやっと水面がはじまるのがふつうだ。それなのにこの沼(?)の水ぎわは、いきなりふつうの夏草のしげみになっている。これはおかしい、どこかインチキくさい、あやしい・・・・・・・・。
水面が、むこう、どのへんまでつづいているかは、霧のためにさだかではなかった。でもこれは、相当なひろさだ、ちょっとやそっとの出水なんかじゃなさそうだ。
そして、もうひとつ、ふしぎなことは-----そういえばそうだわ、とルミはいまさらのように気がついた---沼の水は黒かった、それもまさに真っ黒だった!
三部作「三つの魔法」の第二部。1作目と3作目を先に読んでしまったのでちょっと残念。でも、十分楽しめた。今回は、突然現れた黒い「魔の沼」の王との戦い。
李エルザが、凛々しく立ち向かう。ルミも重要な役所だ。相変わらず女の子が活躍し、男の子はアシスタント的役割。最後はいつものように、切ない部分がある。天沢さんの作品はいつも、死、犠牲が潜んでいて魔に打ち勝っても何だか悲しいのだ。
おもしろいです。おすすめ。
李エルザが、凛々しく立ち向かう。ルミも重要な役所だ。相変わらず女の子が活躍し、男の子はアシスタント的役割。最後はいつものように、切ない部分がある。天沢さんの作品はいつも、死、犠牲が潜んでいて魔に打ち勝っても何だか悲しいのだ。
おもしろいです。おすすめ。
架空の世界「ヴァンダーライ」にオロヴァ、ニコラス、ペネロピーの三兄弟が招き寄せられた。思わぬ力によって引き裂かれ、それぞれの試練に向かっていく子ども達。単なる善と悪の戦いではなく、さまざまに練りこめられたテーマが複雑にからまる。
驚くべきは、細部まで練り上げられた世界観。それぞれの地に民に歴史があり、広がりを感じさせる。
特に、ケントール人の狩や命に対する考え方、簡素で確実な生活などがとても魅力的だ。
「必要は行為自体の邪悪さを軽することはできない。」
常に自らの誇りに基いて行動するオリヴァが、次第にたくましく少年から「男」へと成長していく物語・
2001-05-27
驚くべきは、細部まで練り上げられた世界観。それぞれの地に民に歴史があり、広がりを感じさせる。
特に、ケントール人の狩や命に対する考え方、簡素で確実な生活などがとても魅力的だ。
「必要は行為自体の邪悪さを軽することはできない。」
常に自らの誇りに基いて行動するオリヴァが、次第にたくましく少年から「男」へと成長していく物語・
2001-05-27

青猫屋
著:城戸 光子|出版社:新潮社|発売日:1996/12|単行本|410415301X|
異界の扉が静かに開き始める。優れた歌を創ることが無上の名誉であり、人々が歌の呪力を恐れる不思議な町があった。その町で呪力を持つ歌を消すのが人形師「青猫屋」廉二郎の裏の仕事。ある日、48年前の歌仕合の勝敗の判定を依頼された彼は、消えた歌の探索の果てに摩訶不思議な事件に巻き込まれた―。夏の一夜の見せ物小屋は夢か現か幻か。いつとも知れぬ懐かしい日本で男を惑わす妖しい生き物たちの謎。
歌が重要な小道具となっている独特な世界のファンタジー。歌を聞いて育った野菜が人にかみついたりね。青猫屋四代目当主廉二郎は、48年前の歌試合の判定を下すことができるのか?勝のは、お時さんか、ツバ吉か。不思議な味わいだった。
第8回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作
第8回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作

西の魔女が死んだ
著:梨木 香歩|出版社:小学館|発売日:1996/03|−|4092896107|
中学校に入学して,不登校になったまい。喘息の静養も兼ねてまいは,おばあちゃんの家にしばらく滞在することになる。そこで,まいはおばあちゃんの魔女修行を受けることになる。
うーん。好きです。梨木さん。
本を読んでいてすごく感じたのは「匂い」。「色」。特に匂いは濃厚に感じた。
本自体の感想は置いておいて,不登校の改善の策(一般的には)として,「生活リズム」をいかに作るかというのはとても大切なこと。おばあさんは,これを「魔女修行」として課している。生活の中でのある程度の制約というか枠は,必要。崩れていってしまうか,踏みとどまれるかは案外そこに原因がある場合が多い。
そして,無理強いは絶対だめで逃げ込める場所がなくては,表には出て行けない。まいにとっては,家がその場所になりえず,おばあさんの裏庭がその場所だったのだろう。学校の先生に読んで欲しい本。(1999年9月)
本を読んでいてすごく感じたのは「匂い」。「色」。特に匂いは濃厚に感じた。
本自体の感想は置いておいて,不登校の改善の策(一般的には)として,「生活リズム」をいかに作るかというのはとても大切なこと。おばあさんは,これを「魔女修行」として課している。生活の中でのある程度の制約というか枠は,必要。崩れていってしまうか,踏みとどまれるかは案外そこに原因がある場合が多い。
そして,無理強いは絶対だめで逃げ込める場所がなくては,表には出て行けない。まいにとっては,家がその場所になりえず,おばあさんの裏庭がその場所だったのだろう。学校の先生に読んで欲しい本。(1999年9月)

精霊の木
著:上橋 菜穂子|出版社:偕成社|発売日:2004/05/25|単行本|4037441500|
環境破壊で地球に住めなくなった人類は、さまざまな星へ移住した。少年ヤマノシンの住むナイラ星も人類が移り住んでから二百年をむかえようとしていた。ところが、シンの従妹リシアが突然、滅びたと伝えられるナイラ星の民「ロシュナール」の“時の夢見師”の力にめざめてしまう。『精霊の守り人』等「守り人シリーズ」の著者・上橋菜穂子のデビュー作。15年の時を経て装いもあらたな新装改訂版。
200年前、地球人が移住してきたナイラ星は、鉱物資源にめぐまれた星であった。住民たちは、この星にまえから住んでいた異星人ロシュナールについては、現在も急速に滅亡しつつあるということ以外、ほとんど、なにも知らされてはいなかった。
もう,この本がなぜ絶版なのかわからない。
素晴らしい本です。
SFという形をとってはいるけれどコトなる文化を持った者が出会ったとき,歴史がどう動くかということが本当によくわかるように書かれています。まあ,こんな悲劇になることがないことも多いのでしょうが人類のたどってきた歴史を振り返れば,ほとんどの「未開」の文化と「先進」文化とが出会ったとき,この本のようになることがほとんどなのでしょう。
守り人シリーズよりも「月の森に,カミよ眠れ」の方が近いでしょう。侵略という点ではこちらの方がよりはっきりしているかもしれない。
侵略された側からの歴史。これは,学ぼうとしないと正史からは中々見えてこないのですね。例えば日本で習う「歴史」と韓国で習う「歴史」とはまるで違います。侵略した側とされた側では伝える「歴史」が違う。
じゃあ,「歴史」って何だろう。全てを鵜呑みにせず疑ってみることもまた大切なことかもしれません。
個人的にはSFというよりもファンタジーの色合いが濃いように思いました。
「リンガラー・ホウ」の美しいイメージ。精霊を得て初めて大人となるロシュナール人。「権威」によって抑圧され滅ぼされていくロシュナールの人々。それはあまりにも哀しく辛くてボロボロ涙がでました。守らなければならないもののために自己のプライドまで捨てなければならなかった人々。うー。哀しすぎる。
とにかく絶対一読の価値有り!
(2002.02.01読了)
もう,この本がなぜ絶版なのかわからない。
素晴らしい本です。
SFという形をとってはいるけれどコトなる文化を持った者が出会ったとき,歴史がどう動くかということが本当によくわかるように書かれています。まあ,こんな悲劇になることがないことも多いのでしょうが人類のたどってきた歴史を振り返れば,ほとんどの「未開」の文化と「先進」文化とが出会ったとき,この本のようになることがほとんどなのでしょう。
守り人シリーズよりも「月の森に,カミよ眠れ」の方が近いでしょう。侵略という点ではこちらの方がよりはっきりしているかもしれない。
侵略された側からの歴史。これは,学ぼうとしないと正史からは中々見えてこないのですね。例えば日本で習う「歴史」と韓国で習う「歴史」とはまるで違います。侵略した側とされた側では伝える「歴史」が違う。
じゃあ,「歴史」って何だろう。全てを鵜呑みにせず疑ってみることもまた大切なことかもしれません。
個人的にはSFというよりもファンタジーの色合いが濃いように思いました。
「リンガラー・ホウ」の美しいイメージ。精霊を得て初めて大人となるロシュナール人。「権威」によって抑圧され滅ぼされていくロシュナールの人々。それはあまりにも哀しく辛くてボロボロ涙がでました。守らなければならないもののために自己のプライドまで捨てなければならなかった人々。うー。哀しすぎる。
とにかく絶対一読の価値有り!
(2002.02.01読了)

精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)
著:上橋 菜穂子|出版社:偕成社|発売日:1996/07|単行本|4035401501|
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30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたハイファンタジー。野間児童文芸賞新人賞・産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞・路傍の石文学賞を受賞した作品で、『闇の守り人』『夢の守り人』『神の守り人(来訪編)』『神の守り人(帰還編)』と続く「守り人」シリーズの第1弾。
100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・・
水の守り手とは何なのか? 夏至祭りに隠された秘密とは? 多くの謎を秘めて、物語は人間の住む世界「サグ」と精霊の住む「ナユグ」の問題へと発展していく。精霊世界の存在や先住民族ヤクーの民間伝承など、古代アジアを思わせる世界の記述の細かさ、確かさは、文化人類学者である作者ならでは。
バルサを筆頭に、みずからの運命を呪いながらも逞しく成長していくチャグム、おてんばバアサンの呪術師トロガイ、バルサの幼馴染みのタンダなど、登場人物のキャラクター設定には魅力があふれている。オトナの純愛物語、少年の成長物語としても深い味わいを残す本書は、子どもたちだけのものにしておくには惜しい1冊。(小山由絵)
30才の用心棒バルサ。
「長いあぶらっけのない黒髪をうなじでたばね、化粧ひとつしていない顔は日に焼けて、すでにこじわが見える。」うーん、この描写。とても児童文学の主人公のものとは思えない。しかし、このバルサ、実に魅力的だ。悩んだり、苦しんだりする等身大の女性だ。
バルサは、偶然皇子チャグムを救ったことから、警護の依頼を受ける。しかし、チャグムは「ニュンガ・ロ・イム(水の守り手)」の卵に関わる子どもだったため、異界・ヨゴ皇国の両方から追われることになる。
国を動かす聖導師と「異端」のトロガイの会話。チャグムの母親の辛さ。チャグムの警護の道すがら、バルサに関わる人々の歴史が少しずつ紐解かれ、次作へと繋がっている。
子どもよりもおとなの女性が愉しめる。超!!!!オススメ!
2001-04-30
「長いあぶらっけのない黒髪をうなじでたばね、化粧ひとつしていない顔は日に焼けて、すでにこじわが見える。」うーん、この描写。とても児童文学の主人公のものとは思えない。しかし、このバルサ、実に魅力的だ。悩んだり、苦しんだりする等身大の女性だ。
バルサは、偶然皇子チャグムを救ったことから、警護の依頼を受ける。しかし、チャグムは「ニュンガ・ロ・イム(水の守り手)」の卵に関わる子どもだったため、異界・ヨゴ皇国の両方から追われることになる。
国を動かす聖導師と「異端」のトロガイの会話。チャグムの母親の辛さ。チャグムの警護の道すがら、バルサに関わる人々の歴史が少しずつ紐解かれ、次作へと繋がっている。
子どもよりもおとなの女性が愉しめる。超!!!!オススメ!
2001-04-30

新訳女王の矢―ヴァルデマールの使者 (C・NovelsFantasia ら 1-1)
著:マーセデス・ラッキー|出版社:中央公論新社|発売日:2007/09|新書|4125009996|
規律に縛られる砦族の少女タリアの前に、あこがれの〈使者〉とはぐれた〈共に歩むもの〉が現れる! 彼を送り届けるため〈使者学院〉に向かうタリアだが。傑作ファンタジー新訳で登場
新訳,抵抗なく読めました。読みやすいと思います。あ〜,嬉しいなあ。この本の続きを読みたくて洋書読みになったんですよ。2,3巻を読んだのは,多読200万語未満のとき(2004年)でしたね。今思うと無謀(^^;
でも,どーしても読みたかったんですよ。あの頃たくさん読み落としていたであろう部分も,翻訳で読めるのが嬉しいです。順次翻訳されるようなので,楽しみです。
中央公論社ラインだとヴァニエル君も翻訳してくれるのではないか,と。。

小惑星美術館 (貘の図書館)
著:寮 美千子|出版社:パロル舎|発売日:1990/05|単行本|4894190222|
カバーの折り返し
遠足の朝、ユーリはオートバイにはねられて銀河盤に衝突する。気がつくと、地面が空までめくれあがった不思議な光景の中にいた。そっくりの風景、そっくりの友だち。でも、ここはぼくの世界じゃない。死んだはずのママだって生きているっていうんだ。
「掟」だといわれ、むりやり連れていかれるユーリ。行き先は、「小惑星美術館」。地下深くもぐると、そこに突然、眩しい光の渦が……。
円環の時間と螺旋の時間。何重にも重なる時間と空間のイマージュ。
これは地球に捧げられた新しいSF、スピリチュアル・ファンタジーだ。
何て書いたらいいのかなあ。
いろいろと考えさせる物語でした。美しい音楽を聴きながら読みたい本。
昔読んだ手塚治虫さんの「ノーマン」を何となく,思い出しました。小惑星美術館に至るまでの行程の描写が好きでした。(1999年9月)
いろいろと考えさせる物語でした。美しい音楽を聴きながら読みたい本。
昔読んだ手塚治虫さんの「ノーマン」を何となく,思い出しました。小惑星美術館に至るまでの行程の描写が好きでした。(1999年9月)
時計坂の家
著:高楼 方子|出版社:リブリオ出版|発売日:1992/10|単行本|4897843197|
何度体験しても,慣れるということのないできごとがあるとしたら,これもそのひとつだった。言い様のない不可思議さに,初めてのときと同じ眩暈をおぼえるのだ。そしてやがて,目の前に,ぼんやり,ぼんやり,緑色の景色があらわれる。牡丹色の霞の中からふうわり,ふうわり,立ちあらわれてくるのだ。
夏休みにいとこに誘われて訪れた祖父の家。フー子は,奇妙なものを見つける。階段の踊り場から三段だけの階段があり,そこには窓があるのだ。その窓は塞がれた扉だった。扉のノブには懐中時計がぶらさがっている。フー子の目の前で懐中時計が花にかわり,目の前に緑の草原があらわれる。・・最初は,あまいファンタジーかと思ったが,どうしてどうして。中々に怖いお話なのだ。餓えるほどに憧れを持つことの怖さ。魅惑的な「園」。途中で,ナルニア国を思わせるところが出てくるし,「裏庭」とは,また違った異界を覗けるお話。おもしろかった。(1999/10/22)

月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)
著:上橋 菜穂子|出版社:偕成社|発売日:2000/10|単行本(ソフトカバー)|4036524305|
月の森の蛇ガミをひたすら愛し、一生を森で送ったホウズキノヒメ。その息子である蛇ガミのタヤタに愛されながらも、カミとの契りを素直に受けいれられない娘、キシメ。神と人、自然と文明との関わりあいを描く古代ファンタジー。
山のカミと人間の娘との間に生まれたナガタチは、人々に受け入れられないことをずっと、カミのせいだと恨んでいた。その恨みを晴らすときがやってきた。
小さなムラの月の森のカミを封じるのだ。しかし、「カミンマ」であるキシメは、ナガタチに問う。「カミ封じができるのか」と。ナガタチは、カミの力を受け継ぐもの。しかし、相撲をとったタヤタに勝つことはできなかったのだ。そのタヤタこそが、月の森のカミだったのだが。
キシメとナガタチは、互いの物語を交換する。ナガタチはその生い立ちを。キシメは、カミンマである意味とタヤタのことを。
キシメは、カミ封じに心から賛成しているわけではなかった。だが、ムラで稲を作り租を朝廷へ納めるためには、カミの「かなめの沼」に手をいれなければならない。それはカミの怒りを呼ぶことなのだ。キシメは、タヤタ(月の森のカミ)とムラの間で揺れ動く。
ナガタチは、キシメの揺れに腹を立てていた。ムラのためといいながら、タヤタのことを全く考えていないからだ。己のことしか考えていないと。しかし、それはナガタチも同じなのだった。ナガタチは、初めて「おのれのしたいこと」を理解した。キシメも、カミ封じを認めたのはおそろしかったからだとわかった。「カミンマ」の本当の意味を理解したとき、しかしもう遅かったのだ。
ムラの人々が朝廷の文化を受け入れなくてはならない状態になったとき、ムラの人々は苦しい決断を迫られます。「カミは、何のためにいるのか」その問いにキシメは、ムラ人たちを説得することができません。ムラの苦しみがぎりぎりと迫ってきます。体に刺青をし、誇りを持って朝廷へ出ていった男たちは、その文化の特異性に恥ずかしさを覚えるのです。そして、生活習慣を変えようとします。それもムラのことを思ってのことなのです。キシメやムラの人々、ナガタチがそれぞれに決断をしなくてはならない、追い詰められた中でタヤタは、静かにその決断を待ちます。「おれをうけいれるか」と。
最近サトクリフを読んでいたので、異文化の出会いとその変容を描いているところが、重なるなあと思いました。人の生き方も。うまく説明できないけれど是非読んでもらいたい物語です。
2001-08-18
小さなムラの月の森のカミを封じるのだ。しかし、「カミンマ」であるキシメは、ナガタチに問う。「カミ封じができるのか」と。ナガタチは、カミの力を受け継ぐもの。しかし、相撲をとったタヤタに勝つことはできなかったのだ。そのタヤタこそが、月の森のカミだったのだが。
キシメとナガタチは、互いの物語を交換する。ナガタチはその生い立ちを。キシメは、カミンマである意味とタヤタのことを。
キシメは、カミ封じに心から賛成しているわけではなかった。だが、ムラで稲を作り租を朝廷へ納めるためには、カミの「かなめの沼」に手をいれなければならない。それはカミの怒りを呼ぶことなのだ。キシメは、タヤタ(月の森のカミ)とムラの間で揺れ動く。
ナガタチは、キシメの揺れに腹を立てていた。ムラのためといいながら、タヤタのことを全く考えていないからだ。己のことしか考えていないと。しかし、それはナガタチも同じなのだった。ナガタチは、初めて「おのれのしたいこと」を理解した。キシメも、カミ封じを認めたのはおそろしかったからだとわかった。「カミンマ」の本当の意味を理解したとき、しかしもう遅かったのだ。
ムラの人々が朝廷の文化を受け入れなくてはならない状態になったとき、ムラの人々は苦しい決断を迫られます。「カミは、何のためにいるのか」その問いにキシメは、ムラ人たちを説得することができません。ムラの苦しみがぎりぎりと迫ってきます。体に刺青をし、誇りを持って朝廷へ出ていった男たちは、その文化の特異性に恥ずかしさを覚えるのです。そして、生活習慣を変えようとします。それもムラのことを思ってのことなのです。キシメやムラの人々、ナガタチがそれぞれに決断をしなくてはならない、追い詰められた中でタヤタは、静かにその決断を待ちます。「おれをうけいれるか」と。
最近サトクリフを読んでいたので、異文化の出会いとその変容を描いているところが、重なるなあと思いました。人の生き方も。うまく説明できないけれど是非読んでもらいたい物語です。
2001-08-18

虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)
著:上橋 菜穂子|出版社:偕成社|発売日:2001/07|単行本|4035402702|
今回の主人公はチャグム。一話で女用心棒バルサに助けられていた新ヨゴ皇国の皇太子。一話よりも大分成長したチャグムは、星読博士のシュガとヤルターシ海のサンガル王国へ向かいます。新王の即位の儀に皇国を代表して参加するためです。ところが、サンガル王国では謀反の企てが密かに進行中で、チャグムたちは望むと望まないと似かかわらず、その陰謀と呪詛の中に身を置くことになるのです。
呪詛の中心になるのが<ナユーグル・ライタの目>となった5歳の少女エーシャナ。彼女は、自分を取り戻さなければ海に返されてしまいます。それは即ち死を意味し、チャグムは彼女を救いたいとある行動を起こします。
サンガル王国は、どうなるのか。チャグムはエーシャナを救えるのか。
今回の舞台は、海の香りがしてきそうな描写が印象的。
バルサは、出てきませんが、やはりただものではない女性がでてきますよ。
サンガル王国は、王家の女性たちが裏で政治を動かすという国。この国の制度も興味深いです。(そのことが、謀反の原因の1つにもなっているのですが。)今回もこの世界と重なっているもうひとつの世界が見え隠れし、重要な鍵となります。
チャグムが、国の重要人物であるということを嫌がりながらも、その責任を全うし、よい国を作りたいという思いを強く持っているのだという部分が頻繁にでてきます。ああ、すねているだけの子どもから少年、青年へと成長しているのだと感じました。
サンガル王国のタルサン王子との比較が対称的で、同じく誠実であろうとする2人のあやうさが、物語を支えている。あやうさを持ちつづけて、大人になることの難しさ。でも、そのあやうさを持ちつづけてよい国を築いてほしいと思います。とても人間臭い物語です。
本書は佐竹美保さんが挿絵。
2001-08-11
バルサは、出てきませんが、やはりただものではない女性がでてきますよ。
サンガル王国は、王家の女性たちが裏で政治を動かすという国。この国の制度も興味深いです。(そのことが、謀反の原因の1つにもなっているのですが。)今回もこの世界と重なっているもうひとつの世界が見え隠れし、重要な鍵となります。
チャグムが、国の重要人物であるということを嫌がりながらも、その責任を全うし、よい国を作りたいという思いを強く持っているのだという部分が頻繁にでてきます。ああ、すねているだけの子どもから少年、青年へと成長しているのだと感じました。
サンガル王国のタルサン王子との比較が対称的で、同じく誠実であろうとする2人のあやうさが、物語を支えている。あやうさを持ちつづけて、大人になることの難しさ。でも、そのあやうさを持ちつづけてよい国を築いてほしいと思います。とても人間臭い物語です。
本書は佐竹美保さんが挿絵。
2001-08-11

黄金の羅針盤ライラの冒険シリーズ〈1〉
著:フィリップ・プルマン , 他|出版社:新潮社|発売日:1999/11|単行本|4105389017|
両親を事故で亡くしたライラは、お転婆な11歳の女の子。そんな彼女のまわりで子供が連れ去られる事件が起きる。どうやら北極で子供たちが何らかの実験に使われているらしい。ライラと彼女の守護精霊は子供たちを助けるために、船上生活者ジプシャンに同行する。世界に6つしかない黄金の羅針盤を持って北極へと向かったライラだったが…。世界的ベストセラーの冒険ファンタジー。カーネギー賞、ガーディアン賞ほか、数々の賞に輝く。
ライラと彼女のダイモン(守護精霊)は、調理場からは見えないように、うす暗い食堂の一方の窓ぎわを慎重に進んでいった。
この、最初の一分でグイッと引き込まれました。なんか、ツボにはまりました。特集ページでも作りたい気分。
オックスフォーフォード大学のジョーダン学寮で暮らすライラは、お転婆で近所の子供たちのボス格の少女だ。嘘をつくのも屋根に登るのも得意で、好奇心の固まりのよう。そのライラが、潜入していた部屋である謀が行われようとしていた。ライラは、冒険の中へ・・
という物語なのだけど、詳細は省きます。これから読む人のお楽しみにとっておきます。
登場人物が、とにかく魅力的。イオレクやファーダー・コーラム、ジプシャンや魔女たち。そして、何よりダイモン。ライラとそのダイモンであるパンタライモンとの繋がりの深さといったら!私も、ダイモンが欲しいーーーーー!!
とにかく読む価値あります。とってもおもしろい。次巻が出るのが待ち遠しい。
この、最初の一分でグイッと引き込まれました。なんか、ツボにはまりました。特集ページでも作りたい気分。
オックスフォーフォード大学のジョーダン学寮で暮らすライラは、お転婆で近所の子供たちのボス格の少女だ。嘘をつくのも屋根に登るのも得意で、好奇心の固まりのよう。そのライラが、潜入していた部屋である謀が行われようとしていた。ライラは、冒険の中へ・・
という物語なのだけど、詳細は省きます。これから読む人のお楽しみにとっておきます。
登場人物が、とにかく魅力的。イオレクやファーダー・コーラム、ジプシャンや魔女たち。そして、何よりダイモン。ライラとそのダイモンであるパンタライモンとの繋がりの深さといったら!私も、ダイモンが欲しいーーーーー!!
とにかく読む価値あります。とってもおもしろい。次巻が出るのが待ち遠しい。

闇の守り人
著:上橋 菜穂子 , 他|出版社:偕成社|発売日:1999/01|単行本|4035402109|
女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。
女用心棒バルサ。
バルサの生い立ちが明らかになるのが本書。
幼い日にカンバル国王に父を殺されたバルサは、父の親友ジグロに助けられ生まれ故郷を後にする。しかいs、そのためにジグロは汚名を着せられ異郷の地で命果てた。
バルサは、過去と対決し、ジグロの汚名を晴らすため生まれ故郷のカンバル王国へ入る。
そこで待っていたのは、新たな陰謀だった。
ジグロや父親の思い、そしてそれに思いをはせるバルサが切ない。
子を育てる親は、自分を犠牲にするところがある。父の親友だというだけでその犠牲を強いられたジグロに負い目を抱くバルサが解放されるのは、山の闇の中でしかありえなかった。・・山の民やティティ・ランなどの生き物も魅力的。
これも児童文学だけど大人向け
2001-04-30
バルサの生い立ちが明らかになるのが本書。
幼い日にカンバル国王に父を殺されたバルサは、父の親友ジグロに助けられ生まれ故郷を後にする。しかいs、そのためにジグロは汚名を着せられ異郷の地で命果てた。
バルサは、過去と対決し、ジグロの汚名を晴らすため生まれ故郷のカンバル王国へ入る。
そこで待っていたのは、新たな陰謀だった。
ジグロや父親の思い、そしてそれに思いをはせるバルサが切ない。
子を育てる親は、自分を犠牲にするところがある。父の親友だというだけでその犠牲を強いられたジグロに負い目を抱くバルサが解放されるのは、山の闇の中でしかありえなかった。・・山の民やティティ・ランなどの生き物も魅力的。
これも児童文学だけど大人向け
2001-04-30

ラジオスター レストラン
著:寮 美千子|出版社:パロル舎|発売日:1996/12|単行本|4894190265|
高原列車の小さな駅『十一月の町』。ペルセウス座流星群が降りそそぐ『星祭り』の晩、少年ユーリとイオは、流れ星を数えに禁をおかして神聖な『ギガント山』へはいる。そこで出会ったのは、滅びたはずの古生物『牙虎』だった。追いかけるふたり。行きついたところは、謎の博士がいる電波天文台。ブリキの玩具のような旧式のロボットが、にこやかにユーリを出迎える。「ラジオスター・レストランへようこそ」と。電波天文台のほんとうの姿は? 謎の博士の正体は? 物質の記憶と輪廻転生をめぐる壮大なファンタジー。降りしきる時間のかけらのなかでくりひろげられるスピリチュアルな冒険。ぼくはかつて星だった、いつか恐竜だった。これは、いま生きているこの瞬間の自分と、未来の地球への、愛の物語だ。
異邦人、孤独、時間、波、夢、滅び去るもの、音楽、すべての存在への愛。
この物語を読んで感じた言葉。
なんと表現したらいいのだろう。この物語の感想を。溢れ出すイメージ。愛。
誰もが感じる宇宙、生命の誕生の神秘。それが、星の誕生から始まる壮大な生の循環で物語られる。
屋久島へ旅行に行ったとき、そのあまりにも美しい夜空に圧倒され空恐ろしさを感じたものだ。まるで世界に自分しか存在しないような、宇宙に吸い込まれそうな。
そのときのクラクラした感じ、目眩を「ラジオスターレストラン」に感じる。
一個所だけ、気になったのは、唐突(と私は感じたのだが)に核が出てくるところ。意図もわかるが、ここで敢えて出さなくてもよかった気がする。読者が、地球への愛を十分に感じているので任せてもよかったような。いや、でも書いてあった方がストレートでいいのか。うーん、再読してみよう。しかし、ラグ・・切ない。
小惑星美術館」を読んだときには、ここまでの目眩は感じなかった。しかし、「ラジオスターレストラン」はあまりにも豊かなイメージ、脳裏に広がる情景に本当に圧倒された。何を書いても陳腐な感想になってしまうー。自分の下手さが口惜しい。
是非是非一読を!
大人だけでは勿体無い。子どもにも教えてあげましょう。きっと何か感じるはず。
この物語を読んで感じた言葉。
なんと表現したらいいのだろう。この物語の感想を。溢れ出すイメージ。愛。
誰もが感じる宇宙、生命の誕生の神秘。それが、星の誕生から始まる壮大な生の循環で物語られる。
屋久島へ旅行に行ったとき、そのあまりにも美しい夜空に圧倒され空恐ろしさを感じたものだ。まるで世界に自分しか存在しないような、宇宙に吸い込まれそうな。
そのときのクラクラした感じ、目眩を「ラジオスターレストラン」に感じる。
一個所だけ、気になったのは、唐突(と私は感じたのだが)に核が出てくるところ。意図もわかるが、ここで敢えて出さなくてもよかった気がする。読者が、地球への愛を十分に感じているので任せてもよかったような。いや、でも書いてあった方がストレートでいいのか。うーん、再読してみよう。しかし、ラグ・・切ない。
小惑星美術館」を読んだときには、ここまでの目眩は感じなかった。しかし、「ラジオスターレストラン」はあまりにも豊かなイメージ、脳裏に広がる情景に本当に圧倒された。何を書いても陳腐な感想になってしまうー。自分の下手さが口惜しい。
是非是非一読を!
大人だけでは勿体無い。子どもにも教えてあげましょう。きっと何か感じるはず。

マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)
著:キャサリン ストー|出版社:岩波書店|発売日:2001/11|単行本|4001140950|
病気になったマリアンヌは、自分が描いた絵の通りに夢の中の世界が動いていることに気づきます。夢で出会った少年と一緒に、怖い夢を克服していきますが…。不安と恐怖をテーマに、子供の心理を描いた異色ファンタジー
作者は精神分析医だとか。子どもの内面をよく描いていると思う。病気になって6週間は寝たきりでいなければならないマリアンヌ。小児マヒで動けない少年。二人が夢の中で出会い,共通の敵と戦い,逃げ出すために自分の弱さを克服しようとするところが無理なく読み進める。すごくよくできている。続編という「海の休暇」も読みたいが絶版とのこと。こちらはファンタジーではないらしい。
2002.09.12 (木)
2002.09.12 (木)

チェンジリング―赤の誓約(ゲァス)
著:妹尾 ゆふ子|出版社:角川春樹事務所|発売日:2001/03|文庫|4894568403|
幼い頃から「妖精を見る視力」を持つOLの美前は、携帯への無言電話に悩まされていた。同僚の聖子から誘われた合コンに向かう電車の中、美前は不思議な雰囲気の金髪の少年と出会う。それが異界への扉を開くとは知らぬまま…。子どもの頃から感じていた違和感。その真相が明かされたとき、美前は…
とてもおもしろかった。ケルト神話と現代と異界が微妙にシンクロして物語が展開していく。現代社会の中での妖精の描き方がなるほど!と納得する。主人公の美前は実は「取替え子」で異界の女王の血を引く子だという。帰還を望まれているが、美前は帰りたくないと拒む。その結果多くの事件が起こってしまう。美前を守るために使わされたリン。人々を巻き込むことを恐れながらも逃げることしかできない美前。美前がいかにそれらに立ち向かっていくかというところまでが初刊。続刊が7月頃に出るそうだ。見逃せない!
妹尾ゆふこ氏のサイトは「NAGA」「チェンジリング」の情報満載。行ってみるべし。
2001-06-11
妹尾ゆふこ氏のサイトは「NAGA」「チェンジリング」の情報満載。行ってみるべし。
2001-06-11

オレンジ党と黒い釜 (fukkan.com)
著:天沢 退二郎|出版社:ブッキング|発売日:2004/10|単行本|4835441311|
三部作「三つの魔法」の第一の部分である。
母親を早くになくし、父親と二人暮らしだったルミは、六方小学校に転校する。
引越し初日から、庭の石の下から変な話し声が聞こえたり、怪しい先生がいたりと何だか穏やかではない。
そして、休日。ピクニックの途中、いなくなったままルミの父親は行方不明となった。あやかしに襲われ逃げているところをエルザたちにに救われたルミはオレンジ党の仲間になる。「とき老人」オレンジ等の仲間の母親がみな死んでいること、黒い魔法が閉じ込められた黒い釜探し、父親探し、怪しい先生。。。
ルミたちオレンジ党の冒険が始まる。
とにかく、こんな本が日本の児童文学にあったんだねーという驚き。今から22年前も前に。設定が死にまつわる部分が多い。なんせ、オレンジ党のメンバーの母親は「悪い魔法」のいけにえみたいに死んでいる。ルミにいたっては父親が失踪してしまって一人暮らし。食べられる野草などでけなげに父親を待ち、探している。でもあまり悲壮感はなく、からりとしている。
閉じ込められた黒い魔法が漏れ出してきているので閉じ込めた「黒い釜」を探して浄化しようという作戦。地下の抜け道や怪しい工場など仕掛けももりだくさん。とにかくおもしろい!再版してほしい。そしたら絶対買う!
閉じ込められた黒い魔法が漏れ出してきているので閉じ込めた「黒い釜」を探して浄化しようという作戦。地下の抜け道や怪しい工場など仕掛けももりだくさん。とにかくおもしろい!再版してほしい。そしたら絶対買う!

オレンジ党、海へ (fukkan.com)
著:天沢 退二郎|出版社:ブッキング|発売日:2004/12|単行本|4835441338|
ある日、「オレンジ党」のもとに救援を求める不思議な手紙が届いた。差出人は「鳥の王」とあり、“黒い魔法”から助けて欲しいのだという。しかし、時を同じくして、「鳥の王」に囚われているという「カモメ」と名のる者からも助けを求める手紙が届く。はたして、どちらが真実なのか?“黒い魔法”の罠かもしれないと思いつつ、「オレンジ党」の少年少女は「鳥の王」が住むという「八ツ岡」へ向かうことに。そこに待ち受けているのは…?日本が生んだファンタジー文学の傑作、待望の復刊。
三部作「三つの魔法」の第三の部分。図書館でリクエストしたのだが、これと一巻「オレンジ党と黒い釜」、「光車よ、まわれ!」が先にきてしまったので、第二部「魔の沼」は読んでいない。それでもじゅうぶん楽しめた。メンバーはオレンジ党が中心だが外れてしまった子もいる。第三部は学校にできた泉の幻影から始まる。
ルミたちオレンジ党一員は「鳥の王」から手紙を預かったという吉田四郎と出会う。そして新しい冒険が始まる。今回も内容盛りだくさんだ。「夢師」「ときの樹」霊柩車、炭袋、「鳥の書」「黒い太陽」などなど。あいかわらず、怪しい先生の横やりや、魔法。疑惑や罠。
夢にとらわれてしまったままかえらないルミを助けに行く京志。そして最後には。。
これも絶品!!
日本土着のファンタジーという感が強いが現代的な部分も多々あり、不思議な魅力となっている。今でも十分通用する珠玉の名品。手元においておきたいー。
ルミたちオレンジ党一員は「鳥の王」から手紙を預かったという吉田四郎と出会う。そして新しい冒険が始まる。今回も内容盛りだくさんだ。「夢師」「ときの樹」霊柩車、炭袋、「鳥の書」「黒い太陽」などなど。あいかわらず、怪しい先生の横やりや、魔法。疑惑や罠。
夢にとらわれてしまったままかえらないルミを助けに行く京志。そして最後には。。
これも絶品!!
日本土着のファンタジーという感が強いが現代的な部分も多々あり、不思議な魅力となっている。今でも十分通用する珠玉の名品。手元においておきたいー。
ぎんしょきしょき
ぎんしょきしょき
おまえのねがいを かなえてやるぞ
おいらは しょきしょき
あずきとぎ
あずきとぎにだまされて姿を消されてしまった小犬のミミ、ミミを探す次郎、母親が心の病気で入院してしまった京子とサトル。彼らが出会ったのは「ぎんしょきしょき」と「魔女おばさん」。魔女おばさんの不思議なマントで不思議な体験をしながら、みどりの川の秘密に迫っていく子供たち。ちょっと説教くさい所もあるけれど人間の「善と悪」の二面性をしっかり描いている。
あずきとぎ、木霊、地下を流れるみどりの川。不思議なヨット。ファンタジーの要素もたっぷり。
中学生の頃呼んで印象に残っていた本。3回目の再読。
ぎんしょきしょき
おまえのねがいを かなえてやるぞ
おいらは しょきしょき
あずきとぎ
あずきとぎにだまされて姿を消されてしまった小犬のミミ、ミミを探す次郎、母親が心の病気で入院してしまった京子とサトル。彼らが出会ったのは「ぎんしょきしょき」と「魔女おばさん」。魔女おばさんの不思議なマントで不思議な体験をしながら、みどりの川の秘密に迫っていく子供たち。ちょっと説教くさい所もあるけれど人間の「善と悪」の二面性をしっかり描いている。
あずきとぎ、木霊、地下を流れるみどりの川。不思議なヨット。ファンタジーの要素もたっぷり。
中学生の頃呼んで印象に残っていた本。3回目の再読。
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