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花の魔法、白のドラゴン
著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ|出版社:徳間書店|発売日:2004/08/29|単行本|4198619018|
ブレスト”は魔法に満ちた世界だ。たくさんある異世界の魔法のバランスを保つ、大事な存在でもある。ところがある日、その世界のイングランドに住む、宮廷付き魔法使いの娘ロディは、国中の魔法を司る「マーリン」が、恐るべき陰謀を企てていることに気づいた。だけど大人たちは、そんな話は信じてくれない。ただひとりの味方、幼なじみの少年グランドも、どんな魔法もひっくり返してかけてしまうから、頼りになるどころか、ロディの方が面倒を見なければならない始末。自分で陰謀に立ち向かう決心をしたロディは、古の魔女から“花の魔法”を受け継ぐのだが…。一方、“地球”の英国に住む少年ニックは、長年、魔法を習いたいと夢見ていたが、ある日、ロンドンのホテルから異世界に足を踏み入れ、事情がわからぬままロディを助けることになり…?冥界の王、燃えあがるサラマンダー、大地に眠る伝説の“白のドラゴン”…多元世界を舞台に、二つの視点から描かれた、波乱万丈のファンタジー。著者最新作にして渾身の最長編。
おもしろかったー。ジョーンズさんの豊かな想像力に圧倒された。今回の世界「ブレスト」は,王がたくさんの召使を連れてバスでぐるぐる国中を回っているという実にへんてこりんな世界。一般の人たちはちゃんと,「家」にすんでいるのに,王や廷臣たちは旅を続けるのだ。よく考え付くなあ,こんな設定。[[バビロンまでは何マイル]]で,●●なキャラだったニックが,とてもがんばっておりました。相変わらず寝起きがだめなニックのエピソードも,やっぱり笑わせてくれる。象のミニが可愛くて,よかった!いつも,後ろ足をもじもじさせている「はにかんでいる巨大な女子生徒」っていうたとえが最高にぴったり。
[[バビロンまでは何マイル]]の後日談なので,そちらを読んでから読むことだけは,強くお勧めします。
***花の魔法リスト
さて,この本では魔法にかかわる花がたくさん出てくる。(そのイメージがまた素敵なのだが)あまり聞いたことのない花も多いので,リストにしてみた。Googleイメージ検索などで検索する花の画像などが見られる。
[[バビロンまでは何マイル]]の後日談なので,そちらを読んでから読むことだけは,強くお勧めします。
***花の魔法リスト
さて,この本では魔法にかかわる花がたくさん出てくる。(そのイメージがまた素敵なのだが)あまり聞いたことのない花も多いので,リストにしてみた。Googleイメージ検索などで検索する花の画像などが見られる。
クリスマス・ローズ
クレマチス
ジキタリス
スズラン
スピードウェル
ツタウルシ
ティーゼル
ノバラ
ハリエニシダ
ビタースイート
ヒメツルニチニチソウ
ビロードモウズイカ
ヒロハギシギシ
ブリオニア
プリベット
ベニクサフジ
マグワーツ
ヤエムグラ
ラッグドロビン
レッド・キャンピオン
ローズマリー

屋根にのるレーナ
著:ペーター ヘルトリング|出版社:偕成社|発売日:1997/04|単行本|4037266008|
『郊外にある菜園のあずまやの屋根に,レーナは立った。目をぎゅっとつむる。だめだめ。そんなことでは気がおさまらない。息をとめる。このまま長いこといたら,パンクしちゃうな。』
レーナの両親は毎日ケンカばかり。弟のラルスと息をひそめて生活している。両親の離婚が決定的となって,レーナとラルスはそれぞれ行動を起こす。
うーん,胸の痛くなる物語でした。親のケンカ,言い争いがいかに子どもを傷つけてしまうか。私も離婚者だけに本当に読むのが辛かった。でも,子ども達が受けた傷は忘れてはいけないと思う。
作者は,淡々と子どもとその親を描く。説教くさいところもないし,お涙ちょうだいもない。でも,胸が痛くなる。作者はレーナの叔母コーラに語らせている。「わたしたち大人は,ときどき,あなたたち子どもにたいして,とんでもないばかなことをするのよね。ばかで,ひどいことを。でもね,わたしたちにもどうしようもないことがあるのよ。」と。コーラのような,『西の魔女が死んだ』のおばあちゃんのような第三者の大人がいてくれることはこどもにとって大切なことなのだと思った。しかし,この中でも教師っておばかです。(1999年9月)
作者は,淡々と子どもとその親を描く。説教くさいところもないし,お涙ちょうだいもない。でも,胸が痛くなる。作者はレーナの叔母コーラに語らせている。「わたしたち大人は,ときどき,あなたたち子どもにたいして,とんでもないばかなことをするのよね。ばかで,ひどいことを。でもね,わたしたちにもどうしようもないことがあるのよ。」と。コーラのような,『西の魔女が死んだ』のおばあちゃんのような第三者の大人がいてくれることはこどもにとって大切なことなのだと思った。しかし,この中でも教師っておばかです。(1999年9月)
王のしるし
著:ローズマリ サトクリフ|出版社:岩波書店|発売日:2000|単行本|4001108305|
かつて、スコットランドにはピクト族とスコット族が住んでいた。ピクト族は、カレドニア族をその中心氏族とする連合で、今日スコットランドに定着した氏族である。スコット族はアイルランドに落ちついたが、ずっと後の時代にその一部が西の初冬やスコットランドの海岸地帯に帰ってくるのだ。
この物語の時代、カレドニア族は、各氏族を押さえる存在にはなっていたが、ピクト族としての連合にはいたっていない。カレドニアは多くの氏族をまとめようとしている。「王のしるし」は、カレドニア族とダルリアッド氏族との争いにローマが少しだけ関わっている物語だ。
カレドニア族は大地の母の信仰を保ち、ゲール人ダルリアッド族は太陽をあがめる。そのダルリアッドの王の身代わりとなった「赤のフィドルス」は、元剣闘士。つまりは奴隷であった。ダルリアッドの王子マイダーに瓜2つであったことから、氏族の争いに巻き込まれる。
マイダーは、少年時代に氏族の女王から暗殺されそうになり、その結果目を失う。ダルリアッド族では、そのようなものは王としてはみなされないのだ。ちょうど王の交代の時期であるマイダー暗殺事件から7年後に、フィドルスは、ゴールトらに身代わりを持ちかけられたのだ。フィドルスは、奴隷から解放されたばかりで今後のあても失うものもなかった。そこで、この申し出を引き受けうけることにした。
フィドルスは、マイダーとなり氏族の元へ戻りカレドニア人の女王を倒す策謀に身を投じたのだった。
フィドルスは、王の身代わりをしている間にまさしく王らしくなっていく。この辺は、とても読み応えがあります。そして、マイダーも自分の運命に屈服することなく、目を失っても運命を受け入れようとはしなかった。忘れられないのはマーナ。女王の娘であり、むりやりフィドルスと結婚させられるのだが、彼女も運命を諾々と受け入れたりはしない。強さを感じました。
7年ごとの王の交代の血なまぐささ、銀の枝のことなどケルトのことを少しだけ知りました。
7年ごとの王の交代の血なまぐささ、銀の枝のことなどケルトのことを少しだけ知りました。

影との戦い―ゲド戦記 1
著:アーシュラ・K. ル・グウィン , 他|出版社:岩波書店|発売日:2000|単行本|4001106841|
多くの島からなる世界アースシー。血気にはやる高慢な魔法使いの少年・ゲドは、魔法の修行中、あやまって死の影を呼び出してしまい、厳しい試練に立ち向かっていくことになる。
再々読。物語コレクションの方(YA向け。ルビがない)を読みたかったのだが,ずーっと貸し出しなのでこちらを読む。
鳥頭の幸福を感じるのは,大好きな本を一から楽しめること。あれだけ好きな物語なのに,やっぱりどきどきしながら読了。
うーん骨太。
上橋菜穂子氏につながるものを感じてしまう。「闇の守り人」あたり。これが児童文学とは。わたしもこれは子どものころにも読んでいるんですが,そのころは物語のおもしろさだけが心に残っていて,大人になって再読したときにその深さにガツンとやられましたっけ。「子どもの頃に読んだ。」という方には是非是非大人になってから読んでもらいたい。
鳥頭の幸福を感じるのは,大好きな本を一から楽しめること。あれだけ好きな物語なのに,やっぱりどきどきしながら読了。
うーん骨太。
上橋菜穂子氏につながるものを感じてしまう。「闇の守り人」あたり。これが児童文学とは。わたしもこれは子どものころにも読んでいるんですが,そのころは物語のおもしろさだけが心に残っていて,大人になって再読したときにその深さにガツンとやられましたっけ。「子どもの頃に読んだ。」という方には是非是非大人になってから読んでもらいたい。
運命の騎士
著:ローズマリ サトクリフ|出版社:岩波書店|発売日:2000|単行本|4001108283|
ランダルは、親もなくアランデルの犬飼の子として仕えていた。それは、鞭でうたれ、食べるものさえ館の台所から盗まなくてはならないということだった。いつも、怯え逃げていなければならなかった。しかし、楽人エルルアンにより、騎士エベラードに預けられることになったランダルは、やがて前向きに生きていくようになる。
エベラードの孫ベービスとの友情、エベラードへの忠誠が、ランダルの心を変えていった。やがて、ベービスとランダルは2人でいつも行動するようになり、騎士とその従者になるべく修行を始める。ランデルの生活は平和で心満ち足りたものだった。
領地にはアンクレットというベービスの養い親がいた。彼女は賢く薬草学に長けていて未来を予見することもできた。アンクレットは、常に暖かいまなざしで2人を見てくれていたのだ。そのアンクレットに魔女の嫌疑がかかり村人が館に襲いかかってくる。全てはド・クーシーの差し金だった。この騒ぎが元で騎士エベラートは亡くなり、ベービスが後を継いだ。そして、また戦。ランダルは大切なものを失い、その代償として騎士の座を手に入れた。それは、領地の人々に責任を持つということでもあった。ランダルは逃げることをやめ、成長し、やがて責任を持つこととなり、犬ころから「人間」になったのだ。
もう、最後は涙涙涙。
「ケルトの白馬」も涙でしたが、こちらの方が私の涙腺にはききました。ランダルの人生の物語でありながら、この時代の様々なな様相を手に取るように描くというのはすごいですね。ハンカチなしでは読めませんでした。
「ケルトの白馬」も涙でしたが、こちらの方が私の涙腺にはききました。ランダルの人生の物語でありながら、この時代の様々なな様相を手に取るように描くというのはすごいですね。ハンカチなしでは読めませんでした。

闇の守り人
著:上橋 菜穂子 , 他|出版社:偕成社|発売日:1999/01|単行本|4035402109|
女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。
女用心棒バルサ。
バルサの生い立ちが明らかになるのが本書。
幼い日にカンバル国王に父を殺されたバルサは、父の親友ジグロに助けられ生まれ故郷を後にする。しかいs、そのためにジグロは汚名を着せられ異郷の地で命果てた。
バルサは、過去と対決し、ジグロの汚名を晴らすため生まれ故郷のカンバル王国へ入る。
そこで待っていたのは、新たな陰謀だった。
ジグロや父親の思い、そしてそれに思いをはせるバルサが切ない。
子を育てる親は、自分を犠牲にするところがある。父の親友だというだけでその犠牲を強いられたジグロに負い目を抱くバルサが解放されるのは、山の闇の中でしかありえなかった。・・山の民やティティ・ランなどの生き物も魅力的。
これも児童文学だけど大人向け
2001-04-30
バルサの生い立ちが明らかになるのが本書。
幼い日にカンバル国王に父を殺されたバルサは、父の親友ジグロに助けられ生まれ故郷を後にする。しかいs、そのためにジグロは汚名を着せられ異郷の地で命果てた。
バルサは、過去と対決し、ジグロの汚名を晴らすため生まれ故郷のカンバル王国へ入る。
そこで待っていたのは、新たな陰謀だった。
ジグロや父親の思い、そしてそれに思いをはせるバルサが切ない。
子を育てる親は、自分を犠牲にするところがある。父の親友だというだけでその犠牲を強いられたジグロに負い目を抱くバルサが解放されるのは、山の闇の中でしかありえなかった。・・山の民やティティ・ランなどの生き物も魅力的。
これも児童文学だけど大人向け
2001-04-30

闇にひそむ影
著:ジョン ベレアーズ|出版社:アーティストハウス|発売日:2001/08|単行本|4901142615|
「壁のなかの時計」に続くルイスと魔法使い協会2作目。
いつものようにいじめられた帰り、ルイスは「もっと強かったらいいのに」と思った。大事な帽子をいじめっこにとられてしまったのだ。おまけに親友のローズ・リタが、いじめっこに勇敢に立ち向かってくれたのに、ルイスは置き去りにして逃げてしまったのだ。
もう、この辺はイライラしてイライラして。。ルイスって本当に弱虫。まるでのび太みたいなのだよ。強くなろうと思ってちょっとダイエットやトレーニングに取り組んだりするのだけど続かず・・(この辺は同じなので同情しちゃう)
結局、また人頼み。お守りのコインが「強くしてくれたらいいのに。いじめられなくなったらいいのに。」と願ってしまう。
そして、つい呪文をかけてしまうのだ。そしたら、なんとそのお守りのコインはとんでもないもので…
この後はゴシック・ファンタジーの名手(ということだが、他の作品は未読)という作者の、徐々に迫ってくる恐怖(でも、子供向けね)の書き方がうまい。徐々に…っていうところが恐いんだよね。
ストンと愉しめるお話。ローズ・リタがいいです。ツィマーマン夫人も。次回作はこの2人のお話らしいので、楽しみ。
2001-08-17
結局、また人頼み。お守りのコインが「強くしてくれたらいいのに。いじめられなくなったらいいのに。」と願ってしまう。
そして、つい呪文をかけてしまうのだ。そしたら、なんとそのお守りのコインはとんでもないもので…
この後はゴシック・ファンタジーの名手(ということだが、他の作品は未読)という作者の、徐々に迫ってくる恐怖(でも、子供向けね)の書き方がうまい。徐々に…っていうところが恐いんだよね。
ストンと愉しめるお話。ローズ・リタがいいです。ツィマーマン夫人も。次回作はこの2人のお話らしいので、楽しみ。
2001-08-17
100ページ足らずの本の中にやさしくあたたかい魔法のカフェがある。
疲れた人には癒しを、悩んでいる人には希望を与えてくれるやさしいカフェ。
訪れる客達を静かに見つめる娘クララ。
この本を読むと、ほっと一息つくカフェにいるような気になる。
「愛犬、大歓迎」の看板があるこのカフェに、アインを連れていってみたい。
疲れた人には癒しを、悩んでいる人には希望を与えてくれるやさしいカフェ。
訪れる客達を静かに見つめる娘クララ。
この本を読むと、ほっと一息つくカフェにいるような気になる。
「愛犬、大歓迎」の看板があるこのカフェに、アインを連れていってみたい。

ローワンと伝説の水晶 (リンの谷のローワン)
著:エミリー ロッダ|出版社:あすなろ書房|発売日:2002/01|単行本|4751521136|
水晶の守り手を選ぶため、ローワンたちは海の民マリスの村へ。だが待ちうけていたのは…。意外な結末に向けて物語は一気に進んでいくスリリングなミステリー・ファンタジー。
今回は水辺の民マリスにかかわる冒険。
ローワンの家系が水辺の民マリスたちにとって大きな役割を持つ家筋だったことが判明する。ローワンは,母ジラーとともにマリスの水晶の元へ急ぐ。
ローワンは実はマリス3氏族の<水晶の司>を選ぶ選任役の血筋で,その選任役は命の危険を伴うものだったことがわかる。母ジラーが毒を盛られ,ローワンは母を救うために三度冒険をする。
ローワンの家系が水辺の民マリスたちにとって大きな役割を持つ家筋だったことが判明する。ローワンは,母ジラーとともにマリスの水晶の元へ急ぐ。
ローワンは実はマリス3氏族の<水晶の司>を選ぶ選任役の血筋で,その選任役は命の危険を伴うものだったことがわかる。母ジラーが毒を盛られ,ローワンは母を救うために三度冒険をする。
「リンの谷のローワン」シリーズの2作目。
前回の冒険でローワンは村の英雄となったが、体が急に大きくなったり、急に性格が変わるわけでもなく、やはり以前と同じバクシャーの世話係だった。ローワンは、相変わらず引っ込み思案で怖がりで、英雄と言われるたびに居心地の悪い思いをするのだった。でも、ローワンは勇気とは何かを知り、以前のように村の中で孤独を感じることはなくなっていた。
しかし、またもローワンは冒険に出かけることになる。
村を襲ったひそかな敵に、村人は全員眠ってしまい死を待つだけになってしまったからだ。アランとローワンだけが、辛うじてその敵から逃れることができ、へ救いを求める。から情報を仕入れたアランとローワンは伝説のに、その敵を倒すかぎがあると考え、出かけることにする。今回の冒険の同行者は ?
前回の冒険でローワンは村の英雄となったが、体が急に大きくなったり、急に性格が変わるわけでもなく、やはり以前と同じバクシャーの世話係だった。ローワンは、相変わらず引っ込み思案で怖がりで、英雄と言われるたびに居心地の悪い思いをするのだった。でも、ローワンは勇気とは何かを知り、以前のように村の中で孤独を感じることはなくなっていた。
しかし、またもローワンは冒険に出かけることになる。
村を襲ったひそかな敵に、村人は全員眠ってしまい死を待つだけになってしまったからだ。アランとローワンだけが、辛うじてその敵から逃れることができ、へ救いを求める。から情報を仕入れたアランとローワンは伝説のに、その敵を倒すかぎがあると考え、出かけることにする。今回の冒険の同行者は ?

ローワンとゼバックの黒い影
著:エミリー・ロッダ , 他|出版社:あすなろ書房|発売日:2002/12|単行本|4751521144|
怪鳥にさらわれた妹アナドを助けるために、ローワンは宿敵ゼバックの地へ。予測のつかない道のりの果てには、思いもかけない物語が…。300年ものあいだ封印されていたリンの歴史の謎が、いま明かされる! シリーズ第4弾。
今回も"半端者"が冒険に出る。目指すはゼバックの都。ゼバックにたどり着くまでに,シバからもらった詩をヒントに冒険を進めていくローワン。冒険の中で,また少しずつ成長していく。正直,いつもと同じパターンではあるのだが,設定や,謎解きがうまく配置されていて,愉しめた。イシュキンとかグラッグといった新しい生き物も登場します。今回は”シバ”が結構ポイント!
展開では,ゼバックとリンの谷の人々との戦いの歴史が明らかになりますよ。
2002.12.24 (火)
展開では,ゼバックとリンの谷の人々との戦いの歴史が明らかになりますよ。
2002.12.24 (火)
レベル21―アンジュさんの不思議(マジカル)ショップ
著:さとう まきこ , 他|出版社:理論社|発売日:1992/03|単行本|4652004788|
内容(「BOOK」データベースより)
宇宙につながる私たちの生命。遠い昔から、何度も何度も私たちは生まれ変わってきた。少女は、いま、失われた記憶を求め、ほんとうの自分に出会うために、レベル21の扉をひらく―。
見返しのあらすじが,どこかで見たような・・気になったので購入してみた。
銀のスプーン。水晶玉。ビスクドール。つながっていない電話。
魅力的な道具仕立てで楽しませるが,キッチンドランカーの母,崩壊しかけた家族,中学受験,子を失った母なども登場し,甘いだけの物語ではない。波津あきこさんの「雨柳堂」ものが好きな方には楽しめるのでは。(2000/02/15)
銀のスプーン。水晶玉。ビスクドール。つながっていない電話。
魅力的な道具仕立てで楽しませるが,キッチンドランカーの母,崩壊しかけた家族,中学受験,子を失った母なども登場し,甘いだけの物語ではない。波津あきこさんの「雨柳堂」ものが好きな方には楽しめるのでは。(2000/02/15)

ライオンボーイ 消えた両親の謎
著:ジズー・コーダー|出版社:PHP研究所|発売日:2004/02/02|単行本|4569632874|
近未来のロンドン。地球は「帝国」の支配を受けていた。ガソリンなどの資源は尽き、車に乗れるのは特権階級の人々だけだ。ある日、チャーリーの両親が忽然と消えた。彼にも敵の魔の手が忍び寄る。ネコたちの情報を頼りに、チャーリーの両親を探す冒険が始まった。
チャーリーは、ネコ語が話せる男の子。両親は誘拐されたと近所のネコに聞かされた。これには近所の不良少年ラフィが関わっているらしい。チャーリーは両親を探し始める。執拗に追うラフィ。川を進むサーカス団の船に乗り込んだチャーリーは、そこでライオンたちに出あう。ライオンはアフリカの平原に戻りたがっていた…。
原作者は、ルイ―ザ・ヤングとその娘イザベル。ペンネームのジズーとは、実は娘が飼うトカゲの名だそうだ。この物語は、ルイーザがイザベルに語り聞かせるために考えたものだという。そのせいか、サーカス団に紛れ込んでの逃避行、船の旅そしてオリエント急行と、子どもがあこがれるものがたっぷりと出てきて、退屈させない。
しかし、この物語の最大の魅力は、主人公チャーリーがネコ語を話せる以外は、ごく普通の少年として描かれていることだろう。独特な文体はどこか舌足らずで、理屈っぽく感じられる向きもあるかもしれない。だが、決してスーパーマンではないチャーリーの心情が丁寧に描かれていて、読者はチャーリーに親近感をもち、次第に物語にひきこまれていくことだろう。3部作の1作目ということだが、2、3作目の展開が期待される。
読み聞かせにいいかも。
猫と話せるあたり,エルマーとぼうけんみたい。
猫と話せるあたり,エルマーとぼうけんみたい。

モスフラワーの森―レッド・ウォール伝説
著:ブライアン ジェイクス|出版社:徳間書店|発売日:2001/12|単行本|4198614628|
いにしえのモスフラワーの森はコター砦を根城とするヤマネコの"千目族"に支配されていた。極悪非道の女王ツアーミナ率いるコター砦軍と森の生きものたちが攻防をくり返す中、ネズミの勇者マーティンは、モスフラワーの正当な統治者、アナグマの闘士ボアを連れもどるという使命を帯びて、"炎龍の高嶺"への危険な旅に出た。"盗賊ネズミ"のガーンフ、モグラの"小えくぼ"、旅の途中で仲間になったトガリネズミの"丸太の船頭"らとともに、マーティンはようやく目的の地にたどりつく。だが、闘士ボアの運命は、モスフラワーとは別のところに定められていたのだった…果たしてマーティンたちは、コター砦の圧政をうち負かし、真の自由と平和を手にいれることができるのか、また、モスフラワーの動物たちの運命は…?前作『勇者の剣』の主人公マサイアスが手にした剣。その真の持ち主、伝説の英雄「勇者マーティン」の物語がいよいよ明らかに!レッドウォール修道院の来歴、謎解き、冒険、そして友情。英米でロングセラーを続けるファンタジー、ますます面白い、シリーズ第二弾。
おいしそうな食べ物がずらずら出てくるのがたまりません。
<つんつん><ぎざぎざ>の二匹の子ハリネズミが一人前にがんばるところや,それをかわいくてたまらない大人達の様子がとてもほほえましい。弓隊率いるリスの女族長<琥珀>がかっこいい!耳を失っても敵に立ち向かう姿と常に冷静で隊を把握する姿。凛々しいです。
「殺しほどの悪行はない。たとえ戦争と呼ぼうが,正義と呼ぼうが,殺しは殺しだ。命は大切にしなければ。」
アナグマのベラの言葉。
<つんつん><ぎざぎざ>の二匹の子ハリネズミが一人前にがんばるところや,それをかわいくてたまらない大人達の様子がとてもほほえましい。弓隊率いるリスの女族長<琥珀>がかっこいい!耳を失っても敵に立ち向かう姿と常に冷静で隊を把握する姿。凛々しいです。
「殺しほどの悪行はない。たとえ戦争と呼ぼうが,正義と呼ぼうが,殺しは殺しだ。命は大切にしなければ。」
アナグマのベラの言葉。

マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)
著:キャサリン ストー|出版社:岩波書店|発売日:2001/11|単行本|4001140950|
病気になったマリアンヌは、自分が描いた絵の通りに夢の中の世界が動いていることに気づきます。夢で出会った少年と一緒に、怖い夢を克服していきますが…。不安と恐怖をテーマに、子供の心理を描いた異色ファンタジー
作者は精神分析医だとか。子どもの内面をよく描いていると思う。病気になって6週間は寝たきりでいなければならないマリアンヌ。小児マヒで動けない少年。二人が夢の中で出会い,共通の敵と戦い,逃げ出すために自分の弱さを克服しようとするところが無理なく読み進める。すごくよくできている。続編という「海の休暇」も読みたいが絶版とのこと。こちらはファンタジーではないらしい。
2002.09.12 (木)
2002.09.12 (木)

マライアおばさん
著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ|出版社:徳間書店|発売日:2003/11/15|単行本|419861766X|
お父さんが行方不明になってからというもの、お父さんの義理のおばさんにあたるマライアおばさんは、毎日しつこく電話をかけてくる。「あんたたちのことが心配でたまらないよ」人のいいお母さんは丸めこまれて、私とお兄さんのクリスを連れて、おばさんを訪ねることに決めてしまった。だけど行ってみたら、おばさんの住む海辺の町は、なんだか妙だった。子どもが一人もいない。男の人はみんな、ゾンビみたいにぼーっとしてる。元気なのはおばさんたちだけ。おまけに、クリスの部屋には幽霊が出る…!お母さんはマライアおばさんと取り巻きのおばさんたちに、召使い代わりにこき使われ、私はおばさんたちの話し相手をさせられる。 おまけに反抗したクリスが、思いもよらない恐ろしい目にあうことに…?魔法のファンタジーの第一人者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが、元気な女の子が“隠れた悪意”と戦う姿を描く、ユニークなファンタジー。
ひゃー。こわかった。マライアおばさん強烈!
いるよなあ,こういうおばさん。さも自分だけが正しくて不都合なことは見えない,聞こえない。そんなおばさんがジョーンズの手にかかるとこんなに恐ろしい物語になっちゃうとは。しかもマライアには実在のモデルがいたというんだから。
うー恐かった。
いるよなあ,こういうおばさん。さも自分だけが正しくて不都合なことは見えない,聞こえない。そんなおばさんがジョーンズの手にかかるとこんなに恐ろしい物語になっちゃうとは。しかもマライアには実在のモデルがいたというんだから。
うー恐かった。

ペンキや
著:梨木 香歩 , 他|出版社:理論社|発売日:2002/12|単行本|4652040229|
しんやは小さい頃に亡くなった父親と同じペンキ屋になった。お客のもっとも望む色を探し出し、人々を幸せにするペンキ屋に…。一人の職人の一生を、異国的なタッチの絵と静かな言葉で奏でるファンタジックな本。
美しい本です。じんわりと心に沁みます。
ブリジンガメンの魔法の宝石
著:アラン・ガーナー|出版社:評論社|発売日:2000|単行本|4566010813|
20世紀のイギリス。
スーザンとコリンの兄妹は,オールダリーのモソックさんの家に預けられた。外地に赴任している父親の元に半年間,母親が出かけていかなければならなくなったからだ。モソックさんの家は「丘」のひだの一つにあり,周りには魔法使いの伝説がある土地が広がっていた。
スーザンは,母親からもらった宝石「涙」を腕につけていたが,これが実は太古から伝わる魔法の宝石だったのだ。
コリンとスーザンは,この宝石を巡って魔法使いたちの争奪戦に巻き込まれ,危険な旅を始める。
現代(といってもちょっと昔)のイギリスの田舎で繰り広げられる冒険。魔法使いだけでなく小人やトロール、魔女に妖精などなどが出てくる出てくる。それが,全然不自然じゃないところがすごい。全知全能なのかと思われる魔法使いも実はちょっとヌケているし,コリンもスーザンも勇気の塊ではない。
少しずつ成長していく子ども達の姿もとても好ましい。
しかし,地下の横穴くぐり。絶対やりたくない…
少しずつ成長していく子ども達の姿もとても好ましい。
しかし,地下の横穴くぐり。絶対やりたくない…
フリスビーおばさんとニムの家ねずみ
著:ロバート C.オブライエン|出版社:冨山房|発売日:1974/01|単行本|4572004137|
野ねずみフリスビーおばさんは夫を亡くし女手一つで子ども達を育てている。おばさんの末っ子チモシーは体が弱く,今も肺炎になって苦しんでいる。しかし春を目の前にして畑をたがやされる前に引越しをしなくてはならない。おばさんは苦悩する。チモシーは引越しに耐えられるだけの体力がないのは一目でわかる。悩んだおばさんは物知りのふくろうに相談に行き,ニムの家ねずみたちを紹介された。
書店で「ラクソーとニムの家ねずみ」を買ってから前作があるのを知りました。絶版だったので県立図書館から借りたもの。
おもしろかったです。
ニムの家ねずみは科学実験の結果生まれたねずみたちで,知能がすごく高い。自分達で電力を使い,機械も使いこなす。
ニムの家ねずみたちが迫り来る危険をいかにかわすかもドキドキもの。
地面の下にもしかしたら,こんな家ねずみたちがいたらと思うと楽しい。
(2002.02.01読了)
おもしろかったです。
ニムの家ねずみは科学実験の結果生まれたねずみたちで,知能がすごく高い。自分達で電力を使い,機械も使いこなす。
ニムの家ねずみたちが迫り来る危険をいかにかわすかもドキドキもの。
地面の下にもしかしたら,こんな家ねずみたちがいたらと思うと楽しい。
(2002.02.01読了)

ヒーラーズ・キープ(上)守りたいもの
著:ヴィクトリア ハンリー|出版社:あかね書房|発売日:2004/03|単行本|4251062914|

ヒーラーズ・キープ (下) たましいの砦
著:ヴィクトリア ハンリー|出版社:あかね書房|発売日:2004/05|単行本|4251062922|
ヒーラーズ・キープ――そこはいやしの砦。これは、奴隷や魔力が存在する野蛮で不思議な世界の物語。主人公はふたりの少女、奴隷ミーヴと王女サラ。ミーヴは「歌ういやし」、サラは「戦ういやし」の力をもっていた。ふたりは違う国、異なる環境で暮らしていたが、運命に導かれるように出会い、ともに「形ある世界」を侵略しようとする「影の世界」と戦うことになる。はたして、壊れゆく世界の調和を取り戻すことはできるのか!?
「水晶玉と伝説の剣」(徳間書店)の続編。 こちらはあかね書房から出ているのですが、同じシリーズなので徳間から出してほしかったなあ。前作が王国の危機バージョンだったのに対し、今回は世界バージョン。魔法のことや、世界の仕組み、冒険などが前作よりも凝っていて面白くなっています。
内面の葛藤などは少ないので、深みではもう少しという感じだけれど、相変わらずロマンス色も児童書の範疇でちょっぴり愉しめるし、面白いです。
「水晶玉と伝説の剣」で出てきたトリーナとランドンも大きく関わってくるので、そちらから読んだほうが愉しめます。あ、それと私は後書きをいつも最初に読んでしまって失敗することもあるんですが、今回は正にそれ。大事なネタバレが後書きに書いてしまってあるのでご注意を。
Dreamwen Stoneが続編になるのかな。Light of the Oracle, Theは、訳者が後書きで書いていたスリヴィーア国の西地方を舞台にした別のファンタジーでしょうか。Victoria Hanley公式サイト
内面の葛藤などは少ないので、深みではもう少しという感じだけれど、相変わらずロマンス色も児童書の範疇でちょっぴり愉しめるし、面白いです。
「水晶玉と伝説の剣」で出てきたトリーナとランドンも大きく関わってくるので、そちらから読んだほうが愉しめます。あ、それと私は後書きをいつも最初に読んでしまって失敗することもあるんですが、今回は正にそれ。大事なネタバレが後書きに書いてしまってあるのでご注意を。
Dreamwen Stoneが続編になるのかな。Light of the Oracle, Theは、訳者が後書きで書いていたスリヴィーア国の西地方を舞台にした別のファンタジーでしょうか。Victoria Hanley公式サイト


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