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コーンウォールの聖杯
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 22:03 / [ 修正]
コーンウォールの聖杯
コーンウォールの聖杯

著:スーザン クーパー|出版社:学習研究社|発売日:2002/05|単行本|4052016297|

ドルウ家の三人の子どもたちサイモン・ジェイン・バーニーは、古い屋敷の屋根裏からアーサー王伝説をめぐる秘密の古文書を発見する。七百年ほど前のものらしい。3人は敬愛するメリィおじさんに相談する。メリィおじさんは古文書を解読し,子どもたちに語って聞かせる。そして「あるもの」を探すことになる。しかし彼ら以外にも「あるもの」を探す者がいたのだ。1972年刊の改訂新版。
どうにも「メリィおじさん」にいい印象を持っていなかったのだが,本書ではそれほど鼻につかない。というか,3人のことをちゃんと心配する人間味あふれる書き方で訳の違い?なんて思ったり。闇の戦いシリーズで「コーンウォールの聖杯」は未読だったので,(光の六つのしるしなどの)ウィルに対するメリマンの接しようなどが嫌だったんだけど,ちょっと見方が変わったかも。もう一度最初からシリーズを読んでみたら,ちがう感想がもてるかもしれないなあ。

善悪がはっきり2つに分かれる物語なので上橋さんとか小野さんなどと比べるとやっぱり物足りなさは残ります。
2002.09.07 (土)
クリストファーの魔法の旅
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 23:09 / [ 修正]
クリストファーの魔法の旅―大魔法使いクレストマンシー
クリストファーの魔法の旅―大魔法使いクレストマンシー

著:ダイアナ・ウィン ジョーンズ|出版社:徳間書店|発売日:2001/10|単行本|4198614350|


「大魔法使いクレストマンシー」シリーズの2作目。
全作「魔法使いは誰だ」は、強力かつ個性的なキャラが目白押しだったが、今回は登場人物もそれほど多くはなく読みやすい。
 本の表紙に書かれているあらすじは、あまりにも細かく書かれていて興をそぐので、できればあらすじを読まずに本書の世界に触れて欲しい。同様に後書き後のシリーズのあらすじも読まないことをオススメします。

 さて、本書の主人公クリストファーは、幼い頃から不思議な夢を見ていた。クリストファーは学校にもいっていなかったのでそれを特別なことだとは思わなかったが、実は特異な才能の持ち主であることがわかる。
 両親にあまり愛されていなかったクリストファーは、叔父になつき叔父のためにある危険な実験に参加する。クリストファーは、何度も命の危機に遭いながらも叔父のためにひたすら実験に協力する。その実験が自分の運命を決定付けてしまうのも知らずに…


 ダイアナの描くキャラは、とにかく性格がぶっとび!なのでとにかく面白い。是非読んでみてください。
オレンジ党と黒い釜
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 10:15 / [ 修正]
オレンジ党と黒い釜 (fukkan.com)
オレンジ党と黒い釜 (fukkan.com)

著:天沢 退二郎|出版社:ブッキング|発売日:2004/10|単行本|4835441311|

三部作「三つの魔法」の第一の部分である。
母親を早くになくし、父親と二人暮らしだったルミは、六方小学校に転校する。
引越し初日から、庭の石の下から変な話し声が聞こえたり、怪しい先生がいたりと何だか穏やかではない。
そして、休日。ピクニックの途中、いなくなったままルミの父親は行方不明となった。あやかしに襲われ逃げているところをエルザたちにに救われたルミはオレンジ党の仲間になる。「とき老人」オレンジ等の仲間の母親がみな死んでいること、黒い魔法が閉じ込められた黒い釜探し、父親探し、怪しい先生。。。
ルミたちオレンジ党の冒険が始まる。
とにかく、こんな本が日本の児童文学にあったんだねーという驚き。今から22年前も前に。設定が死にまつわる部分が多い。なんせ、オレンジ党のメンバーの母親は「悪い魔法」のいけにえみたいに死んでいる。ルミにいたっては父親が失踪してしまって一人暮らし。食べられる野草などでけなげに父親を待ち、探している。でもあまり悲壮感はなく、からりとしている。
閉じ込められた黒い魔法が漏れ出してきているので閉じ込めた「黒い釜」を探して浄化しようという作戦。地下の抜け道や怪しい工場など仕掛けももりだくさん。とにかくおもしろい!再版してほしい。そしたら絶対買う!
オレンジ党、海へ
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 11:44 / [ 修正]
オレンジ党、海へ (fukkan.com)
オレンジ党、海へ (fukkan.com)

著:天沢 退二郎|出版社:ブッキング|発売日:2004/12|単行本|4835441338|

ある日、「オレンジ党」のもとに救援を求める不思議な手紙が届いた。差出人は「鳥の王」とあり、“黒い魔法”から助けて欲しいのだという。しかし、時を同じくして、「鳥の王」に囚われているという「カモメ」と名のる者からも助けを求める手紙が届く。はたして、どちらが真実なのか?“黒い魔法”の罠かもしれないと思いつつ、「オレンジ党」の少年少女は「鳥の王」が住むという「八ツ岡」へ向かうことに。そこに待ち受けているのは…?日本が生んだファンタジー文学の傑作、待望の復刊。
三部作「三つの魔法」の第三の部分。図書館でリクエストしたのだが、これと一巻「オレンジ党と黒い釜」、「光車よ、まわれ!」が先にきてしまったので、第二部「魔の沼」は読んでいない。それでもじゅうぶん楽しめた。メンバーはオレンジ党が中心だが外れてしまった子もいる。第三部は学校にできた泉の幻影から始まる。

ルミたちオレンジ党一員は「鳥の王」から手紙を預かったという吉田四郎と出会う。そして新しい冒険が始まる。今回も内容盛りだくさんだ。「夢師」「ときの樹」霊柩車、炭袋、「鳥の書」「黒い太陽」などなど。あいかわらず、怪しい先生の横やりや、魔法。疑惑や罠。
夢にとらわれてしまったままかえらないルミを助けに行く京志。そして最後には。。

これも絶品!!
日本土着のファンタジーという感が強いが現代的な部分も多々あり、不思議な魅力となっている。今でも十分通用する珠玉の名品。手元においておきたいー。
エラゴン
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 16:32 / [ 修正]
エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉
エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉

著:クリストファー パオリーニ|出版社:ソニーマガジンズ|発売日:2004/04|単行本|4789722309|

ドラゴンライダー……
竜と心を交わし、強靭な体と魔法を受け継ぎ、
剣の使い手である誇り高き種族。
かつて森と山脈の国アラゲイジアは、ドラゴンライダーの力で、
繁栄をきわめた。影にうごめく怪人族アーガルや邪悪な勢力をしりぞけ、
何千年も黄金の時代が続いた。人間とドワーフ族は友人であり、
エルフ族の姿もそこにあった。
しかし、黄金の時代も永遠ではなかった。ひとりの裏切り者が
十三人の仲間とともに国をのっとり、善なるライダー族と
ドラゴンは滅ぼされた。
そしていま、邪悪な力が世界を支配しようとしている。
残されたドラゴンの卵は三つ。ドラゴンライダーをよみがえるのか……。
図書館本。分厚かったけど,面白く読めた。平たく言うと指輪物語風ドラゴン飼い少年成長物語。エルフもドワーフも,怪物人間も出てきます。ガンダルフのような老ブロムも出てくるし。登場人物の人間関係については,ちょっとした謎をちりばめてあって,魔女の占いによるとかなりのロマンスもあるらしい。これは,続編も読まなくては!しかし,これが,20歳前の方の書いた本だというのはすごいね。ただし,軽めなのはいなめない。巻を重ねるごとに深まってくるといいな。戦闘シーンが多いので,映像化には向いているかも。
エメラルド・フォレスト
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 12:51 / [ 修正]
エメラルド・フォレスト―太陽と月の女神
エメラルド・フォレスト―太陽と月の女神

著:楠本 ひろみ|出版社:角川書店|発売日:2002/03|文庫|4044381038|

政治家の娘マヤは,家族の愛情を感じることなく育ってきた。マヤは夜夢にうなされるようになり,幻聴を聞くようになる。ある博物館に行ったマヤはそこで,取り乱してしまい父親にボストンへの留学を命じられる。そしてボストンへ向かう機中で…
目が覚めるとそこはジャングルの中。遠い過去マヤ文明の世界だった。
「活字倶楽部」でチェックしていた本。マヤ文明。想像をかきたてられるなあ。物語はまあよくあるタイプかなと思いましたがマヤの苦しみ,葛藤がよく伝わってきました。惜しむらくはタイキの魅力とかシュウの魅力とかエキアの魅力とか(笑)…がもう少し出てくるエピソードが読みたい!そうするとこの紙幅には収まらないなあ。アスカの登場も少ないし,その後の物語も読みたいです
アルテミス・ファウル―妖精の身代金
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 21:15 / [ 修正]
アルテミス・ファウル―妖精の身代金
アルテミス・ファウル―妖精の身代金

著:オーエン コルファー|出版社:角川書店|発売日:2002/08|単行本|4047914193|

伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年・アルテミスは、コンピュータを駆使して「妖精の書」を解読、巨万の富を得ようとする。しかし、妖精たちはハイテクで武装した集団だった!
「黄金の羅針盤」の翻訳者大久保さんの訳ということで買ってみた。犯罪一家のわるがきアルテミスが主人公ということで,「どうなんかなあ」というのが先入観であったが,以外とおもしろかった。そんなに悪い子じゃなかったし。読んでて思い出したのが昔ソノラマ文庫で大好きだった菊地秀行の「エイリアンシリーズ」もの。ハイテクを駆使するお坊ちゃまという設定や「泥棒」ってあたり。
アイルランドの味付けが加わっていて,まあおもしろいです。どんどん読めちゃう本ですね。でも2000円は高いと思うぞ。
アブホーセン
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 13:42 / [ 修正]
アブホーセン―聖賢の絆
アブホーセン―聖賢の絆

著:ガース ニクス|出版社:主婦の友社|発売日:2004/05|単行本|4072386413|

ライラエルとサムは、巨大な力をもつ何者かによって操られている友人ニコラスの救出に向かった。めざすは、“紅の湖”。その湖畔では、見えない敵―歴史書にも記されていないほど古い“悪”がじょじょに姿をあらわしつつあった。太古の“悪”の復活―それは、この世の終わり、すべての生命の終焉を意味する。一方、アンセルスティエールでは、古王国国王タッチストーンとサブリエルがテロの犠牲になった。新アブホーセンとなったライラエルは、自分の責任を果たし、罪のない人々を救うために、必死になって敵を追う。だが、彼女を待ち受けていたのは、予想をはるかに超えた惨状だった―。
最初はあれこれ忘れていて,えーっとニックってだれだっけ,なんて読みながら思い出す始末。
ライラエル,サムがメインで,サブリエル,タッチストーンの場面は紙の色が違う。タッチストーンも立派な王になっているようで,一安心。
2巻の「ライラエル」では,もたもたうじうじしていたライラエルとサムが自分の責務を自覚し成長していくYAばりばりの物語でした。話の展開も早くて面白かった。古王国っていう枠組みがしっかりしていて,創世の謎が少しずつ明らかになっていくところもいい。まあ,深みという点ではちょっと。。。だけど,次も気になるところ。ロマンスもなしだったけど,次回に含みを持たせてあるし。まだ執筆はされていないようだけど,訳者あとがきによると続編が出るような感じ。次も翻訳されますように!
アブダラと空飛ぶ絨毯
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 23:15 / [ 修正]
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

著:ダイアナ・ウィン ジョーンズ , 他|出版社:徳間書店|発売日:1997/08|単行本|4198607516

「魔法使いハウルと火の悪魔」の姉妹編

夢ばっかり見ているアブダラが、ひょんなことから手に入れた空飛ぶ絨毯。この絨毯、へんな呪文(?)で動き出す。壁なんかもすいっとすり抜けてしまう便利物。その絨毯に<夜咲花>姫の元へ連れていかれたアブダラ。姫は男といったら○ゲ頭の父親しか知らないという箱入り娘でアブダラは姫のために数百枚の男性の人相画を見せたりと苦労するところがおもしろい。
前作「魔法使いハウルと火の悪魔」のソフィーや、ハウルも途中から加わってどんどん物語がおもしろくなってくる。
<夜咲花>姫も、ただ助けを待っている女性ではなくて、自分をさらった相手を詰問したりするとっても芯の強い女性。
ジョーンズの物語にはやっぱり、ただただ泣いているだけのヒロインは出てこない。
こちらもやっぱりロマンスが・・
子どもよりもおとなの女性の方が楽しめると思います。


アバラット
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 16:49 / [ 修正]
アバラット
アバラット

著:クライヴ バーカー|出版社:ソニーマガジンズ|発売日:2002/12/18|単行本|4789719731|

―母なる大洋イザベラ海とそこに浮かぶ25の島々の世界。亡霊たちのひそめきが響きわたる廃墟、陽光に満ちた楽園、9年にいちど卵から人間の子を孵えす鳥の棲む島、海賊たちの根城、歓楽の不夜城、そして、残忍な王が支配する真夜中の島、謎に満ちた25時の島…。異形のものどもがうごめき、昼と夜がせめぎあう。アバラットでは、すべてのことが起こりうる。どこか、まだあなたが知らないところに、“時”が“場所”となる世界がある。未知なる旅の扉は、いま、ここに開かれた―アバラットへようこそ。
キャンディの冒険は,正直言ってちょっと陳腐だったけれどそれでも愉しめた。登場人物がどれも強烈で,これほどの亜人種?を造り上げるのはすごいなあと思う。イメージがわきやすい描写に本人が書いた挿絵と来れば映画なんかにしなくても十分だと思うけど。
気になったのは訳。すごい古いいいまわしあり,難しい言葉ありと最初は抵抗があった。慣れてくると,結構気持ちがいいです。何だろう,うーん八犬伝とかを読んでいる気分すらしてくる。
巻末の「クレップ年鑑」を先に読むと世界観は分かりやすいかも。私は結局読んでいません。
アドヴェント・カレンダー
著者:ヨースタイン ゴルデル
更新日:2007/08/17(Fri) 10:44 / [ 修正]
アドヴェント・カレンダー―24日間の不思議な旅
アドヴェント・カレンダー―24日間の不思議な旅

著:ヨースタイン ゴルデル|出版社:日本放送出版協会|発売日:1996/10|単行本|4140802774|

11月の終わりの日、ヨアキムは小さな本屋で色あせた美しい手作りカレンダーを見つけた。12月1日から24日までの「アドヴェント・カレンダー」だ。カレンダーの小さな扉を毎日ひとつずつ開けていくと、そこには謎の絵とひとりの少女の不思議な物語が隠されていた。デパートのおもちゃ売場から逃げ出した小羊を追って、少女は時間と空間の旅に出る。驚きと出会いが連続する旅の終わりはいったいどこに。
ゴルデルを読むのは初めて。どのジャンルに分類すればよいのか悩むが、ファンタジーのようなミステリーのような味わいである。クリスマス前に是非読んでほしい。

11月の終わりの日、ヨアキムは小さな本屋で色褪せた美しい手作りのカレンダーを見つけた。12月1日から24日までのアドヴェント・カレンダーだ。カレンダーの小さな扉を毎日一つずつ開けていくと、そこには謎の絵とひとりの少女の不思議な物語が隠されていた。デパートのおもちゃ売り場から逃げ出した子羊を追って少女は時間と空間の旅に出る。驚きと出会いが連続する旅の終わりはいったいどこに?

私はキリスト教徒ではないが、十分楽しめた。
一つの扉に一つの物語。それが毎日連続する物語なのだ。しかも時間・空間を超えてイエスの誕生に立ち会い祝福を与えに行くというもの。それだけではなく、物語に登場する女の子エリーサベトは、実際に行方不明になった女の子と同じ名前でもあるし、カレンダーは魔法のカレンダーだった。最初ヨアキムは一人で物語を読み、その大切な物語をクリスマスプレゼントにするつもりで両親には内緒にしておく。ところがある日見つかって、秘密は家族の物となる。毎朝、ドキドキしながら家族で物語を読む。旅はどんな終わりを迎えるのか?
作者は繰り返し「クリスマスのメッセージは平和」と書いている。キリストのことだけでなく、難民問題も絡ませてクリスマスを祝うものは隣人に手を。。と。与えれば与えるだけ人は豊かになると。
お祭り騒ぎをするだけでなく作者のメッセージを大切にしたいと思った。
アースヘイブン物語
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:15 / [ 修正]
アースヘイブン物語―ナタリーと魔法の呪文
アースヘイブン物語―ナタリーと魔法の呪文

著:キャサリン ロバーツ|出版社:角川書店|発売日:2002/03|単行本|4047914096|

いつも内気で冴えないナタリー。だが彼女は、アースヘイヴンという不思議な世界の魔法使いである母親の力を受け継いでいた! 悪の呪い師ホークの計画を阻止するため、ナタリーと仲間たちは立ち上がる。ファンタジー物語。
設定が実に独創的でおもしろい。まず巻等に”アースヘイブン”の世界を説明する設定一覧みたいなものがある。それによると,

<アースヘイブン>

 魔法界。人間界のパラレルワールド。現代テクノロジーに存在を脅かされている生き物にとっては聖地といえる。テクノロジー防御スペルによって守られており,スペル卿だけが開くことのできる出入り口を使って行き来できる。(後略)

<ファミリア>

 スペル使いの親友。味方。通常は動物。

などなど,設定がもりだくさんで楽しい。本書では「魔法使い」というのは侮辱にあたり,「スペル使い」が正しいらしい。


せっかくの魅力的なアースヘイブンの世界の描写が物足りないのと,一つの軸となっている親子関係がもう少し書ききれていないのが残念だが,それでも楽しめた。著者の作品は初読だったが,ちょっと注目したい作家になりました。
2002.12.07 (土)
やわらかな記号
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 13:26 / [ 修正]
やわらかな記号
やわらかな記号

著:小川 みなみ , 他|出版社:講談社|発売日:1995/03|単行本|4062074893|

「冒険というのは、未知の世界に行くことでしょ。」と冷めた声でいうらん子。「みんなには未知の世界の現実が見えていないのよ。それに、お湯がでなくてシャンプーのできない世界なんて、わたしはまっぴらよ。」でもね、それをはるかに上回る興奮が冒険にはあるんだよ。ただし、安全に確実にもどれる保証は、まったくないけどね…。―高校の生物部員六人が、さまよいこんだ三つのアナザーワールド。冒険なき現代に風穴をあける、新人の奇想にみちた冒険文学。講談社児童文学新人賞入選。
私の高校の生物部って、ちょっと異様だった。ごみ箱でボウフラがわいていたのはしょっちゅうだったし、顧問がまた怪しかった・・この物語を書いたのは現役高校生物教師の方だそうで、生物部の描写がこれまた怪しくておもしろい。
冒険の始まりは「なめくじは、ワープする」という生物部のいいつたえ。実験の途中に生物部部員は、未知の世界へ飛ばされてしまう。
結局、ワープの謎はとけないし、ちょっと附に落ちきれないところもあるが、楽しめた。でも、本当になめくじでワープできちゃったら、便利だけど大変そう・・(1999年11月2日)
みどりの妖婆
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 21:59 / [ 修正]
みどりの妖婆
みどりの妖婆

著:スーザン・クーパー|出版社:評論社|発売日:1981/01|単行本|4566013014|

盗まれた聖杯を求めて訪れたコーンウォールで、ウィルとドル-家の3人。最初はぎこちなかった4人だが、ジェーンは次第にウィルに心を開くようになる。ジェーンは、コーンウォールで開かれる祭りで使われる「みどりの妖婆作り」に参加する。それは、女性だけで作られる特別な儀式でもある。「みどりの妖婆」は盗まれた聖杯を探すための重要なものだった。メリマン、ウィルを中心に聖杯をとり返すべく闇との戦いがはじまる。
「光の六つのしるし」は、ちょっとてこずったが、これはとてもおもしろかった。闇との戦いの場面で「荒魔法」というのが出てくる。その部分がおどろおどろしくて、イメージを思い浮かべるとこわいー。「ロジャー・トムズ!ロジャートムズ!」と叫びながら迫ってくる亡霊たち。うー。こわ。

2001-09-05
みどりの川のぎんしょきしょき
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 12:09 / [ 修正]
みどりの川のぎんしょきしょき (1978年)
みどりの川のぎんしょきしょき (1978年)

著:いぬい とみこ , 他|出版社:福音館書店|発売日:1978/10|−|B000J8LUP2|

ぎんしょきしょき
ぎんしょきしょき
おまえのねがいを かなえてやるぞ
おいらは しょきしょき
あずきとぎ

あずきとぎにだまされて姿を消されてしまった小犬のミミ、ミミを探す次郎、母親が心の病気で入院してしまった京子とサトル。彼らが出会ったのは「ぎんしょきしょき」と「魔女おばさん」。魔女おばさんの不思議なマントで不思議な体験をしながら、みどりの川の秘密に迫っていく子供たち。ちょっと説教くさい所もあるけれど人間の「善と悪」の二面性をしっかり描いている。
あずきとぎ、木霊、地下を流れるみどりの川。不思議なヨット。ファンタジーの要素もたっぷり。
中学生の頃呼んで印象に残っていた本。3回目の再読。
ふたりのアーサー〈1〉
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 22:05 / [ 修正]
ふたりのアーサー〈1〉予言の石
ふたりのアーサー〈1〉予言の石

著:ケビン クロスリー=ホランド|出版社:ソニーマガジンズ|発売日:2002/05|単行本|4789718182|

アーサーは13歳。中世のイングランドに住む。家は裕福で大勢の小作人を雇っている。アーサーは,小作人の娘ガティと仲がよく仕事を手伝ってやったり,横暴なガティの父親からかばおうとしたりする優しく正義感が強い少年だ。アーサーの兄サールは,そんなアーサーを軽蔑し意地悪をする。アーサーは早く騎士見習になりたいと思っているが中々父親がうんといわない。読み書きを習い,弓の練習に励むアーサーにマーリンが黒い石を渡す。大事にしろと言って…黒い石はアーサーに物語るようになる・…
1巻が細かく100章!に分かれていて細切れの感じは否めない。逆に言うとアーサーの日記のような感じで日々の積み重ねの中でアーサーが感じていること,イングランド地方の生活習慣などが描かれていて興味深い。何故,黒い石がアーサー王物語を語るのか,その運命がアーサーと重なる部分があるのは何故なのか,マーリンとこちらの世界のアーサーはどんな役割があるのか。1巻は謎を呈して終わったという感じ。感想は..まだ何とも言えない。二巻を読んでみないと…
どろぼうの神さま
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 22:49 / [ 修正]
どろぼうの神さま
どろぼうの神さま

著:コルネーリア フンケ|出版社:WAVE出版|発売日:2002/04|単行本|4872901177|

大人はよく子どもの頃はよかったという。それでまた子どもになることを夢見たりもする。でもほんとに子どもだった頃は,いったい何を夢見ていたんだろう?なんだと思う?早く大人になりたい、そう思っていたんじゃないかな
こんな一遍の詩から始まる物語。プロスパーとボーは,母親が亡くなり引き離されることになる。プロスパーは寄宿舎へ。ボーはお堅いおばさんの元へ。プロスパーは弟と離されるのが嫌で2人で家出をし,母親がよく離してくれた夢の都ヴェネツィアへ。2人はある子ども達のグループに拾われ「どろぼうの神さま」と行動を共にするようになる。しかし,おばさんはあきらめていなかった。探偵を雇い,兄弟を探し出す。一方「どろぼうの神さま」も危機に…

題名から想像するのとはまるで違う物語の展開にどきどき。「どろぼうの神さま」の正体は早くから分かるんだけど,とても切ない。出てくる子ども達が皆大人に絶望していて,悲しくなる。でも,魅力的な大人達が後半出てきて思わぬ方向へ…
おもしろかったです。ヴェネツィアの描写がとても美しい。何だか魔法が実在するような町なんでしょうねえ。
とび丸竜の案内人
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 12:34 / [ 修正]
とび丸竜の案内人―時間をとんだ竜と女の子の冒険 (偕成社ワンダーランド)
とび丸竜の案内人―時間をとんだ竜と女の子の冒険 (偕成社ワンダーランド)

著:柏葉 幸子|出版社:偕成社|発売日:1988/06|単行本|4035400106|

竜の世界から、失われた〈秋の太陽〉をさがしにやってきたとび丸竜。その案内人に、選ばれた理子は、とび丸竜と力をあわせて、時間と空間をとび、冒険の旅にでる。
児島なおみさんの絵が昔から好きだ。この本もイラストで選んだ。作者はベテランらしくうまいと思う。サラリと読めてしまうというか。
理子は、とてもくいしんぼう。秋にしか食べてはいけないといわれた「マルメ」を冷凍庫で保存し夏に食べようとする。すると、そこにドラゴンがあらわれて・・
4つの太陽の設定がおもしろい。全編通じてくいしんぼうがポイントになっているので、何だかおいしそうな月や星たちなのだ。
しかし、世界がちょっと小さい感じがしてもったいない。
肩がこらずに、くすりと読める本。
さよなら、「いい子」の魔法
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 23:39 / [ 修正]
さよなら、「いい子」の魔法
さよなら、「いい子」の魔法

著:ゲイル・カーソン・レヴィン , 他|出版社:サンマーク出版|発売日:2000/10|単行本|4763193252|

生まれたとたん、すべてに「従順」になるよう、妖精に魔法をかけられたエラ。呪いを破り、嫌いなこと、好きなこと、愛することを自分で選びとるための旅が始まった。ニューベリー賞受賞作品。
「読んでるBBS」で白井さんが紹介していた本。地元図書館にはなかったので,県立図書館から借り出したもの。すっごくおもしろかった。

 アインデンティティの確立を,とてもわかりやすく,しかもおもしろく読ませる。とにかく主人公のエラが素敵。従順の呪いをかけられているため,命令されると従わなければならない。しかし,それが嫌でたまらない彼女は,必死に抵抗する。抵抗しても最後には屈してしまうのだが,必ず後で仕返しをするのだ。これが,また痛快!

 ロマンスの相手もとても素敵な男の子で,読んでいて気持ちがいい。 とにかく,児童書にしておくのは勿体ないなあ。YAの棚において,女の子に読んでもらいたい。
2002.12.08 (日)
こわれた腕環
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 23:34 / [ 修正]
ゲド戦記 (2)
ゲド戦記 (2)

著:アーシュラ・K. ル・グウィン , 他|出版社:岩波書店|発売日:1999/10|単行本(ソフトカバー)|4000264621|

竜王の誉れ高い勇者として、また知恵深い魔法使いとして成長した青年・ゲドは、平和をもたらす不思議な腕環を求めて旅し、暗黒の地下で迷宮を守る巫女の少女と出会う。再刊。
アチュアンの墓所で,「名なき者」たちに使える巫女として育てられたアルハ。母親のこともテナーという本当の名前も全て奪われ,「永遠に生まれ変わる巫女」となったのだ。しかし,神とは名ばかりで最近では神殿に訪れる者も少ない。 アルハは成長し,神殿の地下にある迷宮に入ることを許される。そして,そこでゲドと出会う。

「影とのたたかい」でも「名」はとても重要な役を果たしたが,ここでも「名なき」神,奪われる名前,喰らわれし者と,名前がポイントとなりそうだ。思い出も名前も奪われた少女が真っ暗な迷宮を一歩一歩手探りで,何年もかけて探っていく。そうして,ゲドの光をその真っ暗な世界で見つける。そして・・・

うーん,何度読んでもすばらしいよ。今回は「物語コレクション」の方,つまりYA向けの方を読みました。ルビがなくて,すごく読みやすかった。
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