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ユニコーン・ソナタ
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 21:17 / [ 修正]
ユニコーン・ソナタ
ユニコーン・ソナタ

著:ピーター・S. ビーグル|出版社:早川書房|発売日:1998/06|単行本|415208166X|

ロサンゼルスに暮らす13歳の少女ジョーイはたいへんな音楽好き。毎日、学校帰りにパパス楽器店に立ち寄り、ギリシア人のパパスさんと音楽についておしゃべりの花を咲かせている。
そんなある日、食事に出かけるパパスさんにジョーイは店番を頼まれた。そこへひとりの見慣れぬ少年が訪れ、角笛を売りたいと言う。
30センチくらいの長さの、巻き貝のようにねじられた銀青色の角笛からはこの世のものとは思えない妙なる調べが流れ出た。
じつはこの少年は、人間に姿を変えたユニコーンだったのだ。
やがて角笛の音に導かれ、ジョーイはユニコーンの住む幻想郷「シェイラ」へと赴いた。
『最後のユニコーン』の著者ビーグルが、ふたたび世界中のファンタジイ・ファンに感動を与える。
ナルニアをちょっと思い浮かべてしまうファンタジー。音楽に引き寄せられて<シェイラ>へ入り込んでしまうジョーイ。彼女の目を通して語られる異世界が本当に美しく,目に浮かぶようだ。
ジョーイにとっての理想郷が,その住人にとっての理想郷ではないというのは皮肉だ。<大老>とよばれるユニコーンたちがあこがれているのは人間界。互いに相手の世界に強く憧れるインディゴとジョーイを軸に物語は展開する。

特に心に残ったのは,ジョーイの祖母アブエリータ。ファンタジー好きな方にはおすすめ。
モスフラワーの森
著者:ブライアン ジェイクス
更新日:2007/08/17(Fri) 10:50 / [ 修正]
モスフラワーの森―レッド・ウォール伝説
モスフラワーの森―レッド・ウォール伝説

著:ブライアン ジェイクス|出版社:徳間書店|発売日:2001/12|単行本|4198614628|

いにしえのモスフラワーの森はコター砦を根城とするヤマネコの"千目族"に支配されていた。極悪非道の女王ツアーミナ率いるコター砦軍と森の生きものたちが攻防をくり返す中、ネズミの勇者マーティンは、モスフラワーの正当な統治者、アナグマの闘士ボアを連れもどるという使命を帯びて、"炎龍の高嶺"への危険な旅に出た。"盗賊ネズミ"のガーンフ、モグラの"小えくぼ"、旅の途中で仲間になったトガリネズミの"丸太の船頭"らとともに、マーティンはようやく目的の地にたどりつく。だが、闘士ボアの運命は、モスフラワーとは別のところに定められていたのだった…果たしてマーティンたちは、コター砦の圧政をうち負かし、真の自由と平和を手にいれることができるのか、また、モスフラワーの動物たちの運命は…?前作『勇者の剣』の主人公マサイアスが手にした剣。その真の持ち主、伝説の英雄「勇者マーティン」の物語がいよいよ明らかに!レッドウォール修道院の来歴、謎解き、冒険、そして友情。英米でロングセラーを続けるファンタジー、ますます面白い、シリーズ第二弾。
おいしそうな食べ物がずらずら出てくるのがたまりません。
<つんつん><ぎざぎざ>の二匹の子ハリネズミが一人前にがんばるところや,それをかわいくてたまらない大人達の様子がとてもほほえましい。弓隊率いるリスの女族長<琥珀>がかっこいい!耳を失っても敵に立ち向かう姿と常に冷静で隊を把握する姿。凛々しいです。
「殺しほどの悪行はない。たとえ戦争と呼ぼうが,正義と呼ぼうが,殺しは殺しだ。命は大切にしなければ。」
アナグマのベラの言葉。
ミラクル・ファミリー
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 12:32 / [ 修正]
ミラクル・ファミリー
ミラクル・ファミリー

著:柏葉 幸子|出版社:講談社|発売日:1997/05|単行本|4062086530|

「うちのお父さんにも、『オヤジ』じゃない時代があったのかも……。」そんな当たり前のことを思い起こさせてくれる、おもしろくてせつない、九つの家族を描(えが)いた短編集。
ふだんはめだたないお父さんたちが主役の、せつない家族ファンタジー。
帯が秀逸。
**父さんが教えてくれた「子ども時代のしっぽ」。柏葉幸子がつむぐ「蛍光灯の下のおとぎばなし」**
正に「蛍光灯の下のおとぎばなし」なのだ。現代の家族の中にも、もしかしたら。。。と思わせるお話の数々。
九つの家族を描いた短編集のどの作品にも父親が出てくる。甘い話ばかりかというとこれが中々渋いのだ。
鬼子母神伝説と子どもを授からない家族のことを描いて、子どもを授かるということの意味や、子どもは神様からの預かり物という言葉を考えてしまった「ザクロの木の下で」。
「木積み村」はちょっぴり切なかったりにやりとしたり。
一番好きだったのは「ミミズク図書館」。私も行ってみたいなあ。
どのお話もちょっぴり切なくて、この本は大人じゃないと楽しめない。
2001-06-11
マリアンヌの夢
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:49 / [ 修正]
マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)
マリアンヌの夢 (岩波少年文庫)

著:キャサリン ストー|出版社:岩波書店|発売日:2001/11|単行本|4001140950|

病気になったマリアンヌは、自分が描いた絵の通りに夢の中の世界が動いていることに気づきます。夢で出会った少年と一緒に、怖い夢を克服していきますが…。不安と恐怖をテーマに、子供の心理を描いた異色ファンタジー
作者は精神分析医だとか。子どもの内面をよく描いていると思う。病気になって6週間は寝たきりでいなければならないマリアンヌ。小児マヒで動けない少年。二人が夢の中で出会い,共通の敵と戦い,逃げ出すために自分の弱さを克服しようとするところが無理なく読み進める。すごくよくできている。続編という「海の休暇」も読みたいが絶版とのこと。こちらはファンタジーではないらしい。
2002.09.12 (木)
マライアおばさん
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 23:04 / [ 修正]
マライアおばさん
マライアおばさん

著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ|出版社:徳間書店|発売日:2003/11/15|単行本|419861766X|

お父さんが行方不明になってからというもの、お父さんの義理のおばさんにあたるマライアおばさんは、毎日しつこく電話をかけてくる。「あんたたちのことが心配でたまらないよ」人のいいお母さんは丸めこまれて、私とお兄さんのクリスを連れて、おばさんを訪ねることに決めてしまった。だけど行ってみたら、おばさんの住む海辺の町は、なんだか妙だった。子どもが一人もいない。男の人はみんな、ゾンビみたいにぼーっとしてる。元気なのはおばさんたちだけ。おまけに、クリスの部屋には幽霊が出る…!お母さんはマライアおばさんと取り巻きのおばさんたちに、召使い代わりにこき使われ、私はおばさんたちの話し相手をさせられる。 おまけに反抗したクリスが、思いもよらない恐ろしい目にあうことに…?魔法のファンタジーの第一人者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが、元気な女の子が“隠れた悪意”と戦う姿を描く、ユニークなファンタジー。
ひゃー。こわかった。マライアおばさん強烈!
いるよなあ,こういうおばさん。さも自分だけが正しくて不都合なことは見えない,聞こえない。そんなおばさんがジョーンズの手にかかるとこんなに恐ろしい物語になっちゃうとは。しかもマライアには実在のモデルがいたというんだから。
うー恐かった。
ヘヴン・アイズ
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 21:18 / [ 修正]
ヘヴン・アイズ
ヘヴン・アイズ

著:デイヴィッド アーモンド|出版社:河出書房新社|発売日:2003/06/20|単行本|4309203841|

自由を求めて孤児院を抜け出し、筏に乗り込んだ3人の子どもたち。川を下ってたどり着いたのは、真っ黒な泥が広がるブラック・ミドゥン。黒い黒いその泥のなかには、たくさんの秘密と悲しみと、「奇跡」が埋まっていた…。
暗い暗いブラック・ミドゥンでエリン・ジャニュアリ・マウスの3人が出会ったのは不思議な少女と奇妙な老人。孤児院を逃げ出そうと思っていたエリンは,少女を置いて逃げ出すことができず,5人で暮らす。毎夜繰り返される泥の中の宝探し。老人が探しているものは何か。少女の抱える秘密は?
「これは悲しい物語なのかもしれない。いや,これだけじゃない。どれもがすごく悲しい物語なのかもしれない。(中略)誰もひとりじゃない。みんなの物語はそれぞれ重なりあって,混じりあっている。いくつもの流れが一本の川の中で合わさったり離れたりしてるのと同じだ。あたしたちはしっかり抱き合って,くるくる回ったりがくんと揺れたりしながら人生を渡っていく。大きな悦びを経験することもあれば,不思議な経験をすることもある。ほんとうの驚きはすぐそこで待っている。毎日の夜明けとともに。物語を一ページめくるごとに。」

けして明るい物語ではない。闇や死,泥,幽霊,不安といった暗くて,何やら恐ろしげなものばかりだ。でも,黒い黒い泥の中にきらきら光る何かがある・・・。不思議に明るい読後感。やはりデイヴィッド ・アーモンド は目が離せない作家。
プロフェシイ
著者:エリザベス・ヘイドン
更新日:2007/08/17(Fri) 10:36 / [ 修正]
プロフェシイ 上―大地の子  ハヤカワ文庫 FT ヘ 4-3
プロフェシイ 上―大地の子 ハヤカワ文庫 FT ヘ 4-3

著:エリザベス・ヘイドン|出版社:早川書房|発売日:2002/07|文庫|4150203172|
アシェと旅に出ることになったラプソディ。気高く美しいエリンシノスと出会う。エリンシノスのエピソードはとても哀しい。この,物語の核となる伝説の主なのだが,純粋で繊細で恐ろしいというとても魅力的な存在。エリンシノスが意味ありげに呟く一言が,気になるなあ。
ところで,アクメドたちとは分かれたものの,それぞれに冒険は続いている。異なる種族から聞かされる伝説の一部ずつが,次第に形を成していくところがぞくぞくする。
ラプソディは相変わらず,子どもに弱く正義感が強い。謎が徐々に明かされていく過程が面白い。


物語の筋の他にこの三部作で好きなところは,ラプソディがどんな場所でも欠かさない朝夕の星への祈り。特にこの巻でオエレンドラが一緒に星への祈りを歌う場面はとても哀しく,美しく心に残った。

>そのとき,オエレンドラが夕べの歌を歌い始めるのが聞こえた。年齢と悲しみで枯れた声だったが,そこにはラプソディの心に強く訴える共感があった。かわいい孫に歌いかけている祖母の声。あるいは,戦死した夫を悼んでいるやもめの声。その不思議な哀しい声に,ラプソディは静かに自分の声を合わせた。歌っているうちに,太陽は西の丘の向こうに沈み,大空の外縁が青から,橙色,深紅,そして藍色に変わっていった。西方の地平線の上に,星がまたたきはじめた。日が沈むと宵の明星がすっかり姿を現した。(p441)

この後,二人の辛い過去を浄化していく歌が続く。
ブレイブ・ストーリー(上)
著者:宮部 みゆき
更新日:2007/08/17(Fri) 10:34 / [ 修正]
ブレイブ・ストーリー(上)
ブレイブ・ストーリー(上)

著:宮部 みゆき|出版社:角川書店|発売日:2003/03/05|単行本|4048734431|

怪物が跋扈し、剣と魔法と”神”が君臨する広大な異世界−”幻界”。
失われた”平和”を取りもどすため、11歳の少年・ワタルの長い旅が始まった!
時代の暗雲を吹き飛ばし、現実に立ち向かう真の勇気を呼び覚ます、感動の2300枚!
【上巻あらすじ】
家を出てしまった父、悲嘆にくれる母。両親の突然の離婚をどうしても受け入れられない下町の小学五年生・亘は、失われた”平和”を取り戻すため、幽霊が出ると噂される建設途中のビルの扉から、剣と魔法と物語の神が君臨する広大な異世界”幻界”へと旅立った!
上巻は,ワタルがなぜ異界へと旅立つことになったか,その動機付けが延々と語られる。ちょっとダレルくらいに。この動機付けが最後に生きてくるのかなあ。
それでも,どんどん読んでしまうのは宮部さんのうまさかな。ゲーマーたる作者のゲーム好きが随所にあらわれている。ロマサガ,私も好きだったんだよなあ。

宮部みゆきは,嫌いではないがそれほど読んでいない。『パーフェクトブルー』と警察犬シリーズ,隣人の犯罪くらい。後半を読んでみないとなんとも言えないが,この本,好き嫌いは分かれるかも?
ブリジンガメンの魔法の宝石
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 22:24 / [ 修正]
ブリジンガメンの魔法の宝石
ブリジンガメンの魔法の宝石

著:アラン・ガーナー|出版社:評論社|発売日:2000|単行本|4566010813|

20世紀のイギリス。
スーザンとコリンの兄妹は,オールダリーのモソックさんの家に預けられた。外地に赴任している父親の元に半年間,母親が出かけていかなければならなくなったからだ。モソックさんの家は「丘」のひだの一つにあり,周りには魔法使いの伝説がある土地が広がっていた。
スーザンは,母親からもらった宝石「涙」を腕につけていたが,これが実は太古から伝わる魔法の宝石だったのだ。
コリンとスーザンは,この宝石を巡って魔法使いたちの争奪戦に巻き込まれ,危険な旅を始める。
現代(といってもちょっと昔)のイギリスの田舎で繰り広げられる冒険。魔法使いだけでなく小人やトロール、魔女に妖精などなどが出てくる出てくる。それが,全然不自然じゃないところがすごい。全知全能なのかと思われる魔法使いも実はちょっとヌケているし,コリンもスーザンも勇気の塊ではない。
少しずつ成長していく子ども達の姿もとても好ましい。

しかし,地下の横穴くぐり。絶対やりたくない…
フリスビーおばさんとニムの家ねずみ
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 00:25 / [ 修正]
フリスビーおばさんとニムの家ねずみ
フリスビーおばさんとニムの家ねずみ

著:ロバート C.オブライエン|出版社:冨山房|発売日:1974/01|単行本|4572004137|

野ねずみフリスビーおばさんは夫を亡くし女手一つで子ども達を育てている。おばさんの末っ子チモシーは体が弱く,今も肺炎になって苦しんでいる。しかし春を目の前にして畑をたがやされる前に引越しをしなくてはならない。おばさんは苦悩する。チモシーは引越しに耐えられるだけの体力がないのは一目でわかる。悩んだおばさんは物知りのふくろうに相談に行き,ニムの家ねずみたちを紹介された。
書店で「ラクソーとニムの家ねずみ」を買ってから前作があるのを知りました。絶版だったので県立図書館から借りたもの。

おもしろかったです。
ニムの家ねずみは科学実験の結果生まれたねずみたちで,知能がすごく高い。自分達で電力を使い,機械も使いこなす。
ニムの家ねずみたちが迫り来る危険をいかにかわすかもドキドキもの。
地面の下にもしかしたら,こんな家ねずみたちがいたらと思うと楽しい。
(2002.02.01読了)
ヒーラーズ・キープ
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 16:29 / [ 修正]
ヒーラーズ・キープ(上)守りたいもの
ヒーラーズ・キープ(上)守りたいもの

著:ヴィクトリア ハンリー|出版社:あかね書房|発売日:2004/03|単行本|4251062914|




ヒーラーズ・キープ (下) たましいの砦
ヒーラーズ・キープ (下) たましいの砦

著:ヴィクトリア ハンリー|出版社:あかね書房|発売日:2004/05|単行本|4251062922|

ヒーラーズ・キープ――そこはいやしの砦。これは、奴隷や魔力が存在する野蛮で不思議な世界の物語。主人公はふたりの少女、奴隷ミーヴと王女サラ。ミーヴは「歌ういやし」、サラは「戦ういやし」の力をもっていた。ふたりは違う国、異なる環境で暮らしていたが、運命に導かれるように出会い、ともに「形ある世界」を侵略しようとする「影の世界」と戦うことになる。はたして、壊れゆく世界の調和を取り戻すことはできるのか!?
「水晶玉と伝説の剣」(徳間書店)の続編。 こちらはあかね書房から出ているのですが、同じシリーズなので徳間から出してほしかったなあ。前作が王国の危機バージョンだったのに対し、今回は世界バージョン。魔法のことや、世界の仕組み、冒険などが前作よりも凝っていて面白くなっています。

内面の葛藤などは少ないので、深みではもう少しという感じだけれど、相変わらずロマンス色も児童書の範疇でちょっぴり愉しめるし、面白いです。

「水晶玉と伝説の剣」で出てきたトリーナとランドンも大きく関わってくるので、そちらから読んだほうが愉しめます。あ、それと私は後書きをいつも最初に読んでしまって失敗することもあるんですが、今回は正にそれ。大事なネタバレが後書きに書いてしまってあるのでご注意を。

Dreamwen Stoneが続編になるのかな。Light of the Oracle, Theは、訳者が後書きで書いていたスリヴィーア国の西地方を舞台にした別のファンタジーでしょうか。Victoria Hanley公式サイト
パラサイトムーン〈2〉鼠達の狂宴
著者:渡瀬 草一郎
更新日:2007/08/17(Fri) 11:18 / [ 修正]
パラサイトムーン〈2〉鼠達の狂宴
パラサイトムーン〈2〉鼠達の狂宴

著:渡瀬 草一郎|出版社:メディアワークス|発売日:2001/08|文庫|484021882X|

国内有数の製薬会社、真名井製薬の研究室で爆発事故が起こった。死者は一名―研究所の女性研究者・水本美春である。だがその事件の裏には隠された真実があった。死んだ水本美春は、迷宮神群と呼ばれる異形の"神々"の研究者であったという恐るべき真実が…!事件は闇から闇へと葬り去られ、だがその現実を受け入れられないでいる少女が一人―水本冬華である。美春の妹である彼女は、神群の存在もそれに対抗するキャラバンの存在も知らないまま、事件の裏に隠された真実を知ろうと動き始めた。
タレント(時代劇新人女優)の冬華が主人公。姉の美春が例の神群に取りこまれてしまいながらも,必死に妹を守ろうとするのが切ないよなあ。「陰陽」と同じく悪いのは誰だ?って考えると本当に人間っていうのは罪深い。ラブクラフトはちょっぴり読んだだけなのでよく分からないけれど作者後書き等を見ると多少意識はされているようだ。神・・というより異界の民は続々増えそうなので,まだまだ愉しめるぞ。
パラサイトムーン―風見鳥の巣
著者:渡瀬 草一郎
更新日:2007/08/17(Fri) 11:15 / [ 修正]
パラサイトムーン―風見鳥の巣
パラサイトムーン―風見鳥の巣

著:渡瀬 草一郎|出版社:メディアワークス|発売日:2001/05|文庫|484021820X|

人の周囲にその人物の感情の"色"が見える高校生―希崎心弥。彼は幼なじみ、露草弓の初めての里帰りに同行することになり徒帰島に向かう。無事に祖父との初対面を済ませた弓であったがやがて二人にとって恐るべき事実が明らかになる。実は島には「波谷様」と呼ばれる信仰の対象がおり、そしてその『神』は信者に特別な力を分け与えていたというのだ!さらにこの世に迷宮神群と呼ばれる神々がおり、その眷属と神々を狩る者たちの間で凄絶な争いが今も続いていること、そして心弥自身の他人の感情の"色"を読みとる能力もまたその神群の一人からもたらされたものだということを知った心弥は…!
表紙のイラストにちょっとヒイテしまいましたが,陰陽ノ京シリーズに惚れてしまったので購入。どんな話かと思いきやこれもHIT!でしたね。シリーズ一巻目ということでこの世界観のさわりを見せてもらったわけですが,たくさんの「神群」というものがいることや時にそれが増えるらしいということなどまだまだ広がりそうな物語です。
バビロンまでは何マイル
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 08:19 / [ 修正]
バビロンまでは何マイル (上)
バビロンまでは何マイル (上)

著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ|出版社:東京創元社|発売日:2006/03/22|単行本|4488019412|





バビロンまでは何マイル (下)
バビロンまでは何マイル (下)

著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ|出版社:東京創元社|発売日:2006/03/22|単行本|4488019420|

魔法管理官ルパート・ヴェナブルズは、内心うめき声をあげた。旧ユーゴと北アイルランドの平和に奔走して帰ったばかりだというのに、今度は担当世界のひとつコリフォニック帝国の非公開の法廷への立ち会いだ。いやなことは重なるもので、家に戻ったとたん、マジドの師スタンが死にかけているという知らせが…。てんやわんやのコリフォニック帝国と、地球での新人マジド選び、ふたつの世界での難題を同時に抱え込んだルパートの運命やいかに?英国ファンタジーの女王が贈るとびきり愉快な物語。『花の魔法、白のドラゴン』(徳間書店刊)前日譚。
この物語の中で”∞記号の世界群”と呼ばれる世界群は,魔法に否定的な領域と肯定的な領域が大体半分ずつくらいで構成されている。地球は当然否定的領域。世界にはマジドと呼ばれる魔法管理官がいてその数は常に一定の数を保つことになっている。マジドの使命は世界を”正域”つまり,魔法に肯定的な方向へ向けること。

ルパートの今回の任務は,師スタンの後継者選び。後継者名簿を参考に早速候補者に会おうとするのだが,中々うまくいかない。そうこうしているうちに,自分の担当区域であるコリフォニック帝国に紛争が持ち上がった。。

しょっぱなからジョーンズ節バリバリ。前置きも何もなく,いきなりわけの分からない世界に読者を放り込み,きりきりまいさせてくれる。たくさんの世界が存在し,未だ拡大しているのかもしれない世界群。帝国に所属する更に異なる世界たち。眩暈がしそう。

初めのうちはマリーが好きになれなくて入り込めなかった。でも,FTコンあたりからは鼻につかなくなって,楽しめた。ニックのことを”自己中心野郎”と思いながらも手を貸さずにはいられないところとか,父親の癌をいつも心配しているところなど,マリーも結構やさしいのですよ。

童謡やおまじないなどがうまく織り込まれて,とっても面白かった。これでやっと『花の魔法、白のドラゴン』が読める。
バビロン・ゲーム
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:18 / [ 修正]
バビロン・ゲーム―世界七不思議ファンタジー
バビロン・ゲーム―世界七不思議ファンタジー

著:キャサリン・ロバーツ , 他|出版社:集英社|発売日:2002/11|単行本|408773370X|

古代バビロニアにあったという「生命の木」にまつわるお話。紀元前6世紀、ペルシャ王のバビロン無血占領の史実をモチーフに、バビロン特有の「トゥエンティ・スクエア・ゲーム」、守護獣と12歳の娘の恋愛などを描く。
えーっと,まずこの「守護獣と12歳の娘の恋愛」ってのは,違う・・・と思います。それとも私が甚だしく誤解してるんだろうか。

物語は怒涛の展開でどんどん読んでしまいます。シルシュという獣を救いたいと願う少女の行動がペルシャ王のバビロン無血占領に結びついていくんです。その中に友情とか陰謀とか王家の印章とか,色々と面白げな素材がちりばめられています。私は「バビロン」とか「古代」とかいう設定にはもうクラクラしちゃうタイプなのでその辺が好きな方にはオススメです。

「アースヘイヴン物語」のようなちょっと終わりが物足りないということもなく,面白く読みました。

物語の糸の1本を為す「トゥエンティ・スクエア・ゲーム」。おもしろそうです。実際に存在したゲームらしいと訳者さんが書いておられます。きれいなボードが発掘されることがあるそうです。こんな感じ↓

The Royal Game of Ur (ウルの王族のゲーム)

バビロン・ゲーム・・・こちらは,集英社のサイト。すごいですよ。続編も出るらしいです。
バーティミアス-サマルカンドの秘宝
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:51 / [ 修正]
バーティミアス-サマルカンドの秘宝
バーティミアス-サマルカンドの秘宝

著:ジョナサン・ストラウド|出版社:理論社|発売日:2003/12/13|単行本|4652077351|

魔術師たちが支配するロンドン。魔術師の卵=少年ナサニエルは妖霊バーティミアスを召喚し、邪悪なエリート魔術師サイモンが奪ったサマルカンドの秘宝=護符をぬすみ出すが…。ファンタジー3部作の第1弾。
主人公の一人ナサニエルがひねくれたガキンチョなのが新鮮。魔術師としての才能が露見した子どもは親元を離れ(あるいは売られ?)徒弟制度のような仕組みの元,修行を積まねばならない。ところがこのナサニエル,甘ったれのくせにプライドが高くて,高名な魔術師サイモンに恥をかかされたことを根に持ち,仕返しをたくらむのだ。そのために呼び出された妖霊がバーティミアス。清廉潔白な少年が主人公でいるよりもおもしろいかも。バーティミアスのつっこみも面白いし。
そうそう,ナサニエルを見ていると,何だかわかーい頃のゲドを思い出しました。

3部作だそうで,これは続きを読もうと思っている。
ハリー・ポッターと賢者の石
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:28 / [ 修正]
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

著:J.K. ローリング|出版社:静山社|発売日:1999/12|単行本|4915512371|

とにかく、小物や設定が楽しい。
物語はとても健康的で展開も早く、愉しめるホン。
ハーマイオニーやロンの母親といった女性陣をもう少し魅力的に書いて欲しいと思わないでもない。ちょっとステレオ的。
ご都合主義的なところもあるし、うーん、と思う場面もないではない。子どもの本としては、もう少し装丁や挿絵が何とかならなかったかと思う。

しかし、それらを全部ひっくるめても確かに面白い。
3巻も読みます。予約しました。
2001-07-03
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:32 / [ 修正]
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)

著:J. K. ローリング , 他|出版社:静山社|発売日:2002/10/23|単行本|4915512452|

いまや14歳となったハリーがマグルのダズリー家を離れてホグワーツ魔法魔術学校に戻れる日まで、残すところ2週間となっていた。そんなある 晩、ハリーは不吉な夢を見て、稲妻形の傷が激しく痛みだす。彼は不安になり、人目を忍んで生きている自分の名づけ親、シリウス・ブラックに連絡を取る。幸い、今シーズン初のスポーツイベント、クィディッチ・ワールドカップを観戦できる喜びで、ハリーはヴォルデモード卿とその邪悪な手下、デス・イーターたちが殺しをたくらんでいることをしばらく忘れることがで きた。
いやあ。なんだかんだ言ってもハリポタはおもしろいですね。謎解きとか,小物とか読み手を夢中にさせるのがうまい。満足。

しかし,うーん,後半ああなるとは思わなかった。セドリックの死も!何もそこまですることはなかったのではないか。と思っちゃいましたよ。

ハリー,ハーマイオニー,ロンのほのぼの青春路線もよかったけど,今回は怒涛の展開。続きを待たれよ!みたいな終わり方。5巻が出るまでには原書読みの力が少しはついているといいんだけど。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (
著者:
更新日:2007/08/18(Sat) 09:29 / [ 修正]
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)

著:J.K. ローリング|出版社:静山社|発売日:2001/07/12|単行本|4915512401|

13歳になったハリー。あいかわらずのダーズリー一家から逃げ出したハリーは「夜の騎士バス(ナイトバス」に拾われる。
今回のハリーはマグル界、魔法界双方から負われている凶悪犯で脱獄囚のシリウス・ブラックから狙われている。新任のルーピン先生、シリウスやスネイプなどの過去が次第に明らかになり、ハリーの秘密が見えてくる。

本書では、1,2巻のような「あの人」との対決は出てこない。しかし、ハリーの秘密が明らかになってきて、ハリーが大きく成長する物語だ。孤児ハリーが,両親を痛いほど慕う気持ちが伝わってきて切ない本でもある。1.2巻ではられたさまざまな伏線が、はっきりと見えても来る。

私がハリ・ポタが好きな理由の一つ小物の楽しさも満喫できる。
バター・ビール、スニーコスコープ、しのびの地図などなど。
ネシャン・サーガ〈2〉第七代裁き司の謎
著者:
更新日:2007/08/17(Fri) 22:54 / [ 修正]
ネシャン・サーガ〈2〉第七代裁き司の謎
ネシャン・サーガ〈2〉第七代裁き司の謎

著:ラルフ・イーザウ , 他|出版社:あすなろ書房|発売日:2001/06|単行本|4751521225|

ネシャンサーガの2作目。
今回はヨナタンがメインです。「英知の庭」を尋ねて旅を続けていたヨナタンは、ギンバールという仲間も得てバルタンの屋敷に辿り着く。しかし、ここで杖の力を使ってしまったため皇帝の知るところとなる。皇帝は杖を我が物にしようとヨナタンを手元に置き、離そうとしない。ヨナタンは、ギンバールやヨミ、フェリン、バルタンらの助けを得て皇帝の元から逃げ出そうとするが・・・
レビュータイトルの「本当にいいと思えること以外、しちゃいけない」というのは、ギンバールとヨナタンの会話の1つ。昔話の「指物師の息子の話」が何をたとえているか、というものなのだ。こういった節々で作者は、いろんな思いを読み手に伝えているのだなあと思った。他にもいろいろあります。「ゼフェル・ショフェティム」の教え。
今回の旅は、海をもぐり、空をとび、砂漠を渡り・・・・。その過程がまた独創的でおもしろいです。
物語ではまたも奇跡が起こります。哀しい結末も…
どんどん分厚くなるようですが第3作にも注目。
2001-08-06
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