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星を帯びし者
著:パトリシア A.マキリップ|出版社:早川書房|発売日:1979/07|文庫|4150200092|
何世紀にもわたって人々の命を奪い続けてきた謎かけ試合。モルゴンはこの恐るべき試合の勝利者となり、アン国の王女を手に入れる権利を得た。だが、アン国への途上、彼の額に刻まれた3つの星をめぐり、太古の邪悪な力が蠢き始めていた! 謎と魔法が支配する世界を舞台に繰り広げる大ロマン。
たくさんの地名,人名に慣れるまで手間取った。巻末の人名・地名辞書が大活躍した。
しかし,おもしろかった。文がとてもきれいで特にモルゴンが旅する各地の情景の描写が美しい。初めは,頭はいいが,特に魔法を使えるでもなく,戦闘に長けているわけでもない農業の国の領主が,自分の運命と向き合ったときから変わっていくところが実に読み応えがある。一つの謎が解けると新たな謎が出てきて,ちっとも解決されない。第1巻である本書を読み終えても「えー!」という感じの終わり方。リアルタイムで読んでいた人は,きっとイライラしただろうなあ。
さて,即効2,3巻を買いに走らねば!
しかし,おもしろかった。文がとてもきれいで特にモルゴンが旅する各地の情景の描写が美しい。初めは,頭はいいが,特に魔法を使えるでもなく,戦闘に長けているわけでもない農業の国の領主が,自分の運命と向き合ったときから変わっていくところが実に読み応えがある。一つの謎が解けると新たな謎が出てきて,ちっとも解決されない。第1巻である本書を読み終えても「えー!」という感じの終わり方。リアルタイムで読んでいた人は,きっとイライラしただろうなあ。
さて,即効2,3巻を買いに走らねば!

水晶玉と伝説の剣
著:ヴィクトリア ハンリー|出版社:徳間書店|発売日:2002/07|単行本|4198615500|
隣国からもたらされた水晶玉により先見の力に目覚めた王女トリーナ。一方トリーナに助けてもらった隣国の王子ランドンは、心に秘めた目的成就にむけて一人突き進んでいた。運命で結ばれた二人に平穏な日々は訪れるのか? そして、失われた〈伝説の剣〉の秘密とは? 伝説が息づく王国を舞台に展開する華麗なロマンティックファンタジー。
燃え立つような赤毛と深い海色の目をした、アーチェルド国の王女トリーナ。一方伝説の剣に守られ長く平和と文化を愛する美しい国ベランドラの王子ランドン。2人が出会ったのはトリーナの父カリードがベランドラを征服し,ランドンの父を殺したときだった。ランドンは未来見の水晶とともに奴隷としてトリーナの元に連れてこられたのだ。トリーナはランドンを自由にし,ランドンは兵見習としてアーチェルドに留まる。2人は互いに友として相手を大事に思っていたが,年とともに2人が会う事もできなくなる。やがて,トリーナは父親の腹心の部下と結婚することになる。そして,運命が転がり出す。トリーナの未来見の力が運命の輪をまわし出す。
最初は,しょっちゅう場面が切り替わり,複数の視点で語られるのが気持ち悪かった。「崖の国物語」を連想しました。人も結構死ぬし…
でも,後半トリーナが国を逃げ出すあたりからどんどん面白くなりました。ランドンは腕っ節は強くてしかもいい男。その上,本当に強いものは他者を傷つけるのではなく、自分の憎しみを押さえる者という信念の持ち主。ひたすらトリーナを慕う姿がまた…トリーナもランドンもただ自分の境遇を嘆くのではなく前向きに行動する姿が清清しい。
ダーミスもかっこよかった…
最初は,しょっちゅう場面が切り替わり,複数の視点で語られるのが気持ち悪かった。「崖の国物語」を連想しました。人も結構死ぬし…
でも,後半トリーナが国を逃げ出すあたりからどんどん面白くなりました。ランドンは腕っ節は強くてしかもいい男。その上,本当に強いものは他者を傷つけるのではなく、自分の憎しみを押さえる者という信念の持ち主。ひたすらトリーナを慕う姿がまた…トリーナもランドンもただ自分の境遇を嘆くのではなく前向きに行動する姿が清清しい。
ダーミスもかっこよかった…
真夜中は猫のはじまり
著:飯野 真澄|出版社:岩崎書店|発売日:1992/08|新書|4265052029|
風のふかない晩。美由は、地獄のそこにいるような気分だった。憧れの克樹先輩が女の子と歩いていたというのだ。そんなとき、一匹の猫が現れる。ふーっとカーテンが舞い上がり、窓辺に誰かの声がした。「風は吹きますよ。今夜あたり…」その時、あたしの中に走ったひとすじの光。予感…。猫!そうだ…、真夜中は猫のはじまり。あたしたちの世界が、いま始まろうとしている。よどんだ空気の夏の絶望を吹きとばして、あたしは今夜、キリリと猫になる。
娘に進められて読みはじめた本。最初は、ラブラブもの?という感じのロマンティック系で、トウのたった私などにはちょっと辛いものがあったのだが、中盤あたりからあれ?という感じでよくなる。たとえば、ここなんかよい。光合成をして酸素を作るんだという猫ミルトに対し「涙があふれてしきてしまった。ああ、そうなのかもしれない、と思った。すおなんだ。できるかできないかなんて問題じゃないのかもしれない。やろうとするかしないか、その方がずっと大事なのかもしれない。」そして、物語は猫革命へと進んでいく。意外な展開でおもしろかったですよ。この世界はオトナが支配している。っていうあたりも。
娘の感想(中1 12才)
ミユが、猫達に言葉を教えているところが好き。私もやってみたい。猫ともしゃべってみたいな。コドモと猫との革命っていうのが面白かった。色々考えちゃった。(1999/10/25)
娘の感想(中1 12才)
ミユが、猫達に言葉を教えているところが好き。私もやってみたい。猫ともしゃべってみたいな。コドモと猫との革命っていうのが面白かった。色々考えちゃった。(1999/10/25)

崖の国物語〈1〉深森をこえて (ポプラ・ウイング・ブックス)
著:ポール スチュワート|出版社:ポプラ社|発売日:2001/07|単行本|459106896X|
トウィッグは十二歳。ウッドトロル族として育てられたが、実は捨て子だった。トウィッグは、いつも他のウッドトロル族と違うことを辛く思っていたが、とうとうある日、村を出なくてはならなくなる。深森を通って母親の従兄弟の家へ身を寄せるのだ。トウィッグは、母親に重々注意されていたのにもかかわらず、深森の珍しい光景に道を踏み外してしまう。その結果、数々の災厄に遭う。
その冒険の最後には、実の父親との出会いが待っていた。
何だかもう、全編追いかけられっぱなし。たくさんの奇妙な生き物に追われ、ただただ逃げるうちに実の父親と出会うという、ちょっと(いや、かなり)都合のよい展開。
奇妙な生き物に関しての記述は、とっても丁寧で(イラストも)それが、作者はこれこそが書きたかったのかしらと思うくらい。でも、それらの記述を除くと冒険の中身は???
オオハレグマが、死んじゃう場面なんかちょっと子どもには読ませたくないくらいの描写。そこまでする必要があるのかしら。
2巻まで借りちゃったので、続きも読むけどうーん。。。
奇妙な生き物に関しての記述は、とっても丁寧で(イラストも)それが、作者はこれこそが書きたかったのかしらと思うくらい。でも、それらの記述を除くと冒険の中身は???
オオハレグマが、死んじゃう場面なんかちょっと子どもには読ませたくないくらいの描写。そこまでする必要があるのかしら。
2巻まで借りちゃったので、続きも読むけどうーん。。。

新訳女王の矢―ヴァルデマールの使者 (C・NovelsFantasia ら 1-1)
著:マーセデス・ラッキー|出版社:中央公論新社|発売日:2007/09|新書|4125009996|
規律に縛られる砦族の少女タリアの前に、あこがれの〈使者〉とはぐれた〈共に歩むもの〉が現れる! 彼を送り届けるため〈使者学院〉に向かうタリアだが。傑作ファンタジー新訳で登場
新訳,抵抗なく読めました。読みやすいと思います。あ〜,嬉しいなあ。この本の続きを読みたくて洋書読みになったんですよ。2,3巻を読んだのは,多読200万語未満のとき(2004年)でしたね。今思うと無謀(^^;
でも,どーしても読みたかったんですよ。あの頃たくさん読み落としていたであろう部分も,翻訳で読めるのが嬉しいです。順次翻訳されるようなので,楽しみです。
中央公論社ラインだとヴァニエル君も翻訳してくれるのではないか,と。。

小惑星美術館 (貘の図書館)
著:寮 美千子|出版社:パロル舎|発売日:1990/05|単行本|4894190222|
カバーの折り返し
遠足の朝、ユーリはオートバイにはねられて銀河盤に衝突する。気がつくと、地面が空までめくれあがった不思議な光景の中にいた。そっくりの風景、そっくりの友だち。でも、ここはぼくの世界じゃない。死んだはずのママだって生きているっていうんだ。
「掟」だといわれ、むりやり連れていかれるユーリ。行き先は、「小惑星美術館」。地下深くもぐると、そこに突然、眩しい光の渦が……。
円環の時間と螺旋の時間。何重にも重なる時間と空間のイマージュ。
これは地球に捧げられた新しいSF、スピリチュアル・ファンタジーだ。
何て書いたらいいのかなあ。
いろいろと考えさせる物語でした。美しい音楽を聴きながら読みたい本。
昔読んだ手塚治虫さんの「ノーマン」を何となく,思い出しました。小惑星美術館に至るまでの行程の描写が好きでした。(1999年9月)
いろいろと考えさせる物語でした。美しい音楽を聴きながら読みたい本。
昔読んだ手塚治虫さんの「ノーマン」を何となく,思い出しました。小惑星美術館に至るまでの行程の描写が好きでした。(1999年9月)

小さな戦士マッティメオ―レッドウォール伝説
著:ブライアン ジェイクス|出版社:徳間書店|発売日:2003/02|単行本|4198616469|
戦士ネズミのマサイアスがドブネズミの荒くれ者たちを退治して以来、レッドウォール修道院には平和が続いていた。だがある年の夏至を祝う宴で、とんでもないことが起きた。マサイアスの息子マッティメオをはじめとするレッドウォールの子どもたちが、旅回りの軽業師に扮したキツネの奴隷狩り一味にさらわれてしまったのだ!懸命に子どもたちの行方をさぐるマサイアスを中心とする捜索隊。一方レッドウォールの留守部隊は戦士ネズミの不在中にカラス軍団に襲われ、修道院を守るため力をあわせ戦うことに…必死の追跡、仲間の死、次々とおこる事件、そして謎解き…『勇者の剣』『モスフラワーの森』につづき、新しい魅力的な仲間も登場する充実した面白さの動物ファンタジー。小学校中・高学年から。
レッドウォール伝説の1作目「勇者の剣」で活躍した面々もすっかりレッドウォールの中心メンバーとなっている。マサイアスはコーンフラワーと結婚し,元気なわがまま息子マッティメオに手をやいている。マッティメオは,偉大な戦士の息子ということもあり,みんなにかわいがられ,かなりのわがまま悪戯し放題の少年。心の中では父親のようになりたいと思っているが,ついついコーンフラワーを泣かせるようなことばかりしてしまう。それでも,彼がかわいくてたまらない夫妻の様子が微笑ましく書かれていて,著者の優しさを感じる。物語が進むうちに弱者のことも考えられるように成長していくマッティメオ。彼を励まし,時には厳しく叱咤するテス。
これまでの作品同様,多くの登場人物が個性豊かでついつい読み進んでしまう。中でもコーンフラワーが活躍する勇者マーティンの幽霊騒ぎの場面は中々おもしろかった。相変わらずコンスタンスがかっこいい。渋いおばさんキャラながら今回は生涯の伴侶も得そうな・・・
第4巻は,マリエルという女の子ネズミが主役らしい。初のヒロインものですね。愉しみ
これまでの作品同様,多くの登場人物が個性豊かでついつい読み進んでしまう。中でもコーンフラワーが活躍する勇者マーティンの幽霊騒ぎの場面は中々おもしろかった。相変わらずコンスタンスがかっこいい。渋いおばさんキャラながら今回は生涯の伴侶も得そうな・・・
第4巻は,マリエルという女の子ネズミが主役らしい。初のヒロインものですね。愉しみ

女神に守られて―女騎士・アランナ〈2〉
著:タモラ ピアス|出版社:PHP研究所|発売日:2004/01|単行本|4569684521|
アランナ―たぐいまれな魔力と、騎士としてのセンスを兼ね備えた地方領主の娘。ふたごの兄と入れ替わり、男の子になりすまして宮殿で騎士になるための修業にいそしむ。しかし、その道は険しく、王位を狙っている者に殺されかけたり、ジョナサン王子と盗賊ジョージには女性として愛され始めたり、女神に守られつつも、アランナの人生は波乱が続く。騎士になる道を選んだ少女の、魔法と冒険のファンタジー全四巻。
やっと図書館に入ったので,遅ればせながら読了。うーむ,王道を行くストーリー展開です。(笑)昔のコバルトなんかを思い出しますね。いやみがなくて読みやすいですし,ロマンスもちらほらで,嫌いではない展開。
ただねえ。ジョナサンとジョージの間で揺れる乙女心をもうちょっと書き込んでもらいたい気が・・・・。その辺ちょっとあっさりしてるんで。ベッドインも早いです。翻訳のときに割愛しちゃったなんてことはないでしょうね?避妊のお守りもここにきて,効いているようです。(笑)
さて,第3,4巻ではロマンスにも変化があらわれるようですね。
ただねえ。ジョナサンとジョージの間で揺れる乙女心をもうちょっと書き込んでもらいたい気が・・・・。その辺ちょっとあっさりしてるんで。ベッドインも早いです。翻訳のときに割愛しちゃったなんてことはないでしょうね?避妊のお守りもここにきて,効いているようです。(笑)
さて,第3,4巻ではロマンスにも変化があらわれるようですね。

女王陛下の薔薇〈2〉秘めたる花園 (C・NOVELSファンタジア)
著:三浦 真奈美|出版社:中央公論新社|発売日:1999/12|単行本(ソフトカバー)|4125006253|
失意のうちに帰国し、世間の冷たい目に耐えるエスティ。理想と現実の落差に歯がみする女王、植民地支配の非道に憤るブランカ。今、自分にできることは何?エスティはペンを取り綴り始める。その真摯な言葉は人々に波紋を呼び、思いもかけない高みへと彼女を押し上げていく。薔薇の少女たちの戦いが始まった。
植民地からやってきたブランカに対する人々の冷たさときたら腹の立つこと。この物語の中で両親の庇護を失った娘は街娼か家庭教師というものすごい2者選択を迫られるらしい。女性が「働く」ということは卑しいこととされるのだ。むう。
エスティは結局新聞社のコラムニストになりペンという剣を手に入れる。女王陛下は割りと策士でなかなかのやり手。これからどうなるのか
2002.09.14 (土)
エスティは結局新聞社のコラムニストになりペンという剣を手に入れる。女王陛下は割りと策士でなかなかのやり手。これからどうなるのか
2002.09.14 (土)

女王陛下の薔薇〈1〉夢みる蕾たち (C・NOVELSファンタジア)
著:三浦 真奈美|出版社:中央公論新社|発売日:1999/09|単行本(ソフトカバー)|4125006121|
獅子と薔薇の紋章の下、帝国に史上初の女王が誕生した。しかし女は「家庭の天使」である時代、その統治は困難を極めた。古き慣習に昂然と立ち向かう若き女王、彼女を助けたいと真摯に願う、平凡な一人の少女。夢を諦めずひたむきに生き、精一杯咲き誇ろうとする薔薇たちが、時代を、世界を動かし始める。
図書館で借りた本。題名にちょっと怯んだが,あとがきを読んでおもしろそうだったので読んでみる。封建的貴族社会(つまり男性社会)の中で奮闘する女の子たちの物語。架空歴史物語といった趣だが,某英国を髣髴とさせる。結構おもしろかった。
2002.09.13 (金)
2002.09.13 (金)
ヴェルデマール王国の国境地帯に住む砦族。女は男より低い身分で受身の人生を送るべきとされる一族を嫌う夢みる少女タリアは、13歳の誕生日に嫁入りさせられそうになり、「使徒になりたいの」といって家を逃げ出す。途中で不思議な馬にあったタリアはその〈神馬〉を都まで届ける。王位継承権をめぐって陰謀が渦巻く王国の危機を球うために自分が〈使徒〉の中でも最高の〈女王側近〉に選ばれたとはわからないタリアを待っていたものは。
タルマ&ケスリーものがお気に入りの作家M.ラッキーの1990年に翻訳された作品。「ヴァルデマール王国年代記1」とあるが,この教養文庫からは1しか出ていない。
この「女王の矢(上・下)」は,特殊な<砦族>で育ったタルマが,次第に心を開き成長していく物語。寮生活にいじめもあって,ある種学園物めいた部分もある。
タルマは虐待や差別の中で育ってきたので,人間不信に陥っていて,信じたくても信じられない辛さや,そこからの再生が描かれている。<神馬>と<使徒>との関係もよく分かり,ラッキーの世界を読み解くためには読んでおきたい作品。続編でないかなあ。
NETで調べてみたら続編の情報をGET。破魔矢さんの [[BIBLIOHOLICA:http://phantasma.onza.net/biblio/index.html]]。ファンタジーの情報ぎっしりのページ。この中のM.ラッキーのページに掲載されていました。こちら
<2002.05.02読了>
この「女王の矢(上・下)」は,特殊な<砦族>で育ったタルマが,次第に心を開き成長していく物語。寮生活にいじめもあって,ある種学園物めいた部分もある。
タルマは虐待や差別の中で育ってきたので,人間不信に陥っていて,信じたくても信じられない辛さや,そこからの再生が描かれている。<神馬>と<使徒>との関係もよく分かり,ラッキーの世界を読み解くためには読んでおきたい作品。続編でないかなあ。
NETで調べてみたら続編の情報をGET。破魔矢さんの [[BIBLIOHOLICA:http://phantasma.onza.net/biblio/index.html]]。ファンタジーの情報ぎっしりのページ。この中のM.ラッキーのページに掲載されていました。こちら
<2002.05.02読了>

宿命の囁き〈上〉―ヴァルデマールの風・第1部
著:マーセデス ラッキー|出版社:東京創元社|発売日:2003/12|文庫|4488577067|
アンカー王との戦いに勝利してから5年、ヴァルデマール国で王女エルスペスが刺客に襲われた。一命はとりとめたが、暗殺者は魔法によって送りこまれた可能性が高く、強大な障壁を誇るこの国では起こるはずのない事態。危機感を覚えたエルスペスは自ら魔法使いを探す旅に出た。──
簡単に書くと,うわー,どうなっちゃうの?という感じ。先が気になって気になって。
この「宿命の囁き」は刊行順でいくと4シリーズ目になるわけで,未翻訳の部分もかなりネタバレになってます。(涙)
Heralds of Valdemarシリーズ(女王の矢など)
Vows & Honorシリーズ(タルマ&ケスリーシリーズ)
The Last Herald Mage Trilogyシリーズ(全くの未訳。みどりさんが今読んでおられます)
ときて,このThe Mage Winds Trilogyシリーズの刊行になるわけ。タリアのことや,ヴァニエルとタイレンデル,ステフェンの関係なんかもさらりと触れられてしまうので,まだ読んでないのにーと悔しがりながら読んでます。おまけに人名がたくさん出てくるんで,人物相関図も作ってしまいましたよ。
エルスペスはとても頭がよくて,自立心に溢れている女性。思ったことをズバズバ言うので煙たがれる傾向があるようだ。私的には好きなタイプ。たくさんの伏線が張られていておもしろくなりそう。
この「宿命の囁き」は刊行順でいくと4シリーズ目になるわけで,未翻訳の部分もかなりネタバレになってます。(涙)
Heralds of Valdemarシリーズ(女王の矢など)
Vows & Honorシリーズ(タルマ&ケスリーシリーズ)
The Last Herald Mage Trilogyシリーズ(全くの未訳。みどりさんが今読んでおられます)
ときて,このThe Mage Winds Trilogyシリーズの刊行になるわけ。タリアのことや,ヴァニエルとタイレンデル,ステフェンの関係なんかもさらりと触れられてしまうので,まだ読んでないのにーと悔しがりながら読んでます。おまけに人名がたくさん出てくるんで,人物相関図も作ってしまいましたよ。
エルスペスはとても頭がよくて,自立心に溢れている女性。思ったことをズバズバ言うので煙たがれる傾向があるようだ。私的には好きなタイプ。たくさんの伏線が張られていておもしろくなりそう。

宿命の囁き〈下〉―ヴァルデマールの風・第1部
著:マーセデス ラッキー|出版社:東京創元社|発売日:2003/12|文庫|4488577075|
“ペラジールの森”では、元魔法使いの〈暗き風〉が憂えていた。一族が去り、谷が死んだように静かなのは、自分の起こした事故のせいだと。以来、魔法を使うことをやめ、通り名も変えた。森に迷いこんだエルスペスを救ったとき、〈暗き風〉に重大な変化が……。
いやあ,おもしろかった。やはりラッキーはおもしろい。
これは「もとめ」の物語だなと思った。「もとめ」の秘密や力が明らかにされ,物語がさらに豊かになっている。時々いたーい描写があって,「星の刃」が可哀想だーと絶叫したり。(叔父様キャラが好きなので。)緻密に構築された世界が,絡み合っていく過程がおもしろくどんどん読んでしまった。
これまでのヴァルデマールよりも,猫娘とかグリフォンやトケゲ族なども出てきて,彩が鮮やか。タルマ&ケスリーはちょっと地味だもんね。ロマンスの方は,まだまだこれからだが,期待できそう。
これは「もとめ」の物語だなと思った。「もとめ」の秘密や力が明らかにされ,物語がさらに豊かになっている。時々いたーい描写があって,「星の刃」が可哀想だーと絶叫したり。(叔父様キャラが好きなので。)緻密に構築された世界が,絡み合っていく過程がおもしろくどんどん読んでしまった。
これまでのヴァルデマールよりも,猫娘とかグリフォンやトケゲ族なども出てきて,彩が鮮やか。タルマ&ケスリーはちょっと地味だもんね。ロマンスの方は,まだまだこれからだが,期待できそう。
宿命の公女
著:ジェーン・ギャスケル , 他|出版社:東京創元社|発売日:1992/05|文庫|4488520049|
少女の名はキーヤ。この辺境の国を統べる【女執政官】の娘だ。しかし彼女は生まれた時の占いにより,17歳の今日まで塔の中で育てられ,外の世界のことを一切知らずに育つ。世界は女だけであり,子どもは卵から生まれると信じて…しかし,あるときキーヤは塔から出ることを許される。しかしそれは彼女の過酷な運命の始まりだった。
もうこれでもかという酷い出来事の連発。女性が虐げられるシーンの連続だ。キーヤの運命を握るのは半人の蛇将軍。彼を暗殺することを母親から命じられていて,キーヤはそのために彼に取り入ろうとする。しかし…
信じられる者とてなく必死に生きるキーヤは,中々他人に心を許さない。あまりの悲惨さに目をつぶりたくなる。しかし解説によると2、3巻は更に辛い運命が彼女を待つという。どうなっていくんだろう.…
続編は古本を探さねば・・
信じられる者とてなく必死に生きるキーヤは,中々他人に心を許さない。あまりの悲惨さに目をつぶりたくなる。しかし解説によると2、3巻は更に辛い運命が彼女を待つという。どうなっていくんだろう.…
続編は古本を探さねば・・
樹上の銀 (児童図書館・文学の部屋 闇の戦い 4)
著:スーザン・クーパー|出版社:評論社|発売日:1982/01|単行本|4566013030|
<老婦人>は、未だ戻らず、不安を抱きながらもウィルとブラァンは、失せし国へエイリアスを探しに行く。エイリアスを手に入れるには、閉じこもった王を説き伏せなければならない。ウィル、ブラァンはエイリアスを手にいれ、ドルー家の3人とメリマンとともに<闇>との最後の闘いに臨む。
次第にあいまいになる20世紀と4世紀。お互いに干渉しあい、重なり合い、2つの時代の闘いが始まる。大きな蛇に襲われるジェーン、失せし国の巨大な馬の骨、地中を走る蒸気機関車、昔の町並み。とても魅力的な場面がたくさんでてくるのに今いちのりきれないのはなぜだろう。おもしろくないわけではない。うーん。訳者後書きを読んで納得。そうか、そういうことだわ。私にとって、おもしろい部分と、鼻についちゃう部分とが混ざっているのだな 。
2001-09-05
2001-09-05

失われし一族 (上) <ヴァルデマールの風 第二部>
著:マーセデス・ラッキー|出版社:東京創元社|発売日:2005/01/31|文庫|4488577083|
“隼殺し”の攻撃は撃退され、エルスペスは“鷹の兄弟”のもとで魔法の修行をすることになった。彼女を指導するのは“暗き風”。だが、彼はエルスペスに複雑な感情を抱いており、二人はどうもうまくいかない。見かねた鷲獅子たちがついに教師役を買って出ることに。一方スキッフは“もとめ”を持ったまま姿をくらましたナイアラを捜していた。“ヴァルデマールの風”第二部登場。

失われし一族 (下) <ヴァルデマールの風 第二部>
著:マーセデス・ラッキー|出版社:東京創元社|発売日:2005/01/31|文庫|4488577091|
なんとしても行方不明になっている一族の残りとの再会を果たさなければ…。救援要請に応えてやってきたのは、圧倒的な力と美貌を兼ね備えた“癒し”の“達人”。彼の存在は否が応でもエルスペスを魅きつけ、“暗き風”の嫉妬心をあおる。そんなとき、正体不明の攻撃が谷を襲った。混乱のさなか“達人”は驚くべき提案をする。“鷹の兄弟”一族の命運を賭けた計画は成功するのか。前作からかなりの時間をおいて刊行されたため,忘れていたところも多々^^;。しかし,上巻の前半できっちり説明してあるので大丈夫。この巻は「エルペスちゃん目覚める」ってところでしょうか。「女王の矢シリーズ」で困ったチャンだった彼女が,異郷の地で奮闘する物語です。一緒に行動していたスキッフは愛する人を救わねばならず,エルスペスは初めてたった一人で物事に立ち向かうことになりました。どうしても王女様然としたところの抜けない彼女に,<暗き風>は「こういうところはよくない。」とはっきり伝えます。かなりエルスペスに振り回されている<暗き風>ですが,こういうところはしっかりしています。上巻は,エルスペスと<暗き風>の魔法修行。下巻はどどーんと物語が動きます。登場人物がそれぞれに成長するところがいいです。
それに特筆すべきは,下巻に出てくる<絆の鳥>。頭が良くて可愛いんですよ。<供に歩むもの>も謎だらけだし,次回はヴァルデマールが舞台になりそうだし,気になります。また2年後に出るっていうのは勘弁してもらいたい。原書で読むか…。この巻では,よくヴァニエル君の名前が出てくるんですねー。これも,読まねばならないか。。うーむ。。。
それに特筆すべきは,下巻に出てくる<絆の鳥>。頭が良くて可愛いんですよ。<供に歩むもの>も謎だらけだし,次回はヴァルデマールが舞台になりそうだし,気になります。また2年後に出るっていうのは勘弁してもらいたい。原書で読むか…。この巻では,よくヴァニエル君の名前が出てくるんですねー。これも,読まねばならないか。。うーむ。。。

七姫物語
著:高野 和|出版社:メディアワークス|発売日:2003/02|文庫|4840222657|
ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児カラスミだった。彼女を担ぎ出したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうにそう話す二人の側にいられることで、カラスミは幸せだった。しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める…。第9回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。
久しぶりにこの手の本を読むと,ページの白さとその表現に戸惑う。慣れると気にならなくなるんだが。
さて,物語はカラスミという少女が語り手となり進んでいく。ぽよんとした少女なので,突っ込みに欠けていてその分重さが足りないが,読んでいて不快ではない。前向きに生きるカラスミがいい。1巻ということもあり,今後を楽しみにしたい物語だった。
さて,物語はカラスミという少女が語り手となり進んでいく。ぽよんとした少女なので,突っ込みに欠けていてその分重さが足りないが,読んでいて不快ではない。前向きに生きるカラスミがいい。1巻ということもあり,今後を楽しみにしたい物語だった。
時計坂の家
著:高楼 方子|出版社:リブリオ出版|発売日:1992/10|単行本|4897843197|
何度体験しても,慣れるということのないできごとがあるとしたら,これもそのひとつだった。言い様のない不可思議さに,初めてのときと同じ眩暈をおぼえるのだ。そしてやがて,目の前に,ぼんやり,ぼんやり,緑色の景色があらわれる。牡丹色の霞の中からふうわり,ふうわり,立ちあらわれてくるのだ。
夏休みにいとこに誘われて訪れた祖父の家。フー子は,奇妙なものを見つける。階段の踊り場から三段だけの階段があり,そこには窓があるのだ。その窓は塞がれた扉だった。扉のノブには懐中時計がぶらさがっている。フー子の目の前で懐中時計が花にかわり,目の前に緑の草原があらわれる。・・最初は,あまいファンタジーかと思ったが,どうしてどうして。中々に怖いお話なのだ。餓えるほどに憧れを持つことの怖さ。魅惑的な「園」。途中で,ナルニア国を思わせるところが出てくるし,「裏庭」とは,また違った異界を覗けるお話。おもしろかった。(1999/10/22)
一族の復興と復讐のためにと知りあい、それは2人の今後を大きく変えていくことになります。
ケスリーは、からへとレベルアップします。その試験(というのかな)が、独特で目新しく感じました。魔法の罠や、新しい魔法を開発していく部分。そして、新しい魔法があまりにも強力なため<賢者>ジャドレックがケスリーにその魔法をどう秘密にしておくかと聞いたとき、ケスリーは
「知識が広がるのをとめることはできないわ。そんなことはすべきじゃない。そういうことをしていると、最初にその知識を手に入れるのが悪しき人々である確率が五分五分になる。」と、戦いが終わったら公表すると言います。現代社会にも通じることだと思いました。
タルマ&ケスリーの冒険は、冒険というよりも「生活」です。ファンタジーではあるけれど、その世界でタルマやケスリーがしっかりと地に足をつけて生活していることが味わえる作品です。
付け加え
ケスリーは、この作品である男性と恋に落ちます。これがまた、素敵です。ケスリーが選んだ男性は・・・?
ケスリーは、からへとレベルアップします。その試験(というのかな)が、独特で目新しく感じました。魔法の罠や、新しい魔法を開発していく部分。そして、新しい魔法があまりにも強力なため<賢者>ジャドレックがケスリーにその魔法をどう秘密にしておくかと聞いたとき、ケスリーは
「知識が広がるのをとめることはできないわ。そんなことはすべきじゃない。そういうことをしていると、最初にその知識を手に入れるのが悪しき人々である確率が五分五分になる。」と、戦いが終わったら公表すると言います。現代社会にも通じることだと思いました。
タルマ&ケスリーの冒険は、冒険というよりも「生活」です。ファンタジーではあるけれど、その世界でタルマやケスリーがしっかりと地に足をつけて生活していることが味わえる作品です。
付け加え
ケスリーは、この作品である男性と恋に落ちます。これがまた、素敵です。ケスリーが選んだ男性は・・・?

砂漠を駆けぬける女―女騎士・アランナ〈3〉
著:タモラ ピアス|出版社:PHP研究所|発売日:2004/03|単行本|4569684661|
晴れて騎士となり冒険に出かけたアランナは、砂漠の民バジール族のシャーマンになり、王子が反逆者を治めるよう手助けをするのだが……。
たぐいまれな魔力と、戦士の技を兼ね備え、トートル王国でただひとりの女騎士となったアランナ。しかし、騎士になったのもつかの間、宮殿で宿敵ロジャー公爵を倒し、女であることが国王はじめ皆に知れてしまい、冒険を求めて南の大砂漠へとアランナは旅立った。元兵士のコラムと二人での旅だったが、思いがけなくも砂漠の民<バジール族>に出会い、彼らとともに暮らすことになった。しかしそこでもまた、アランナには新たな使命が待ち受けていた。魔法の技を磨くアランナの恋と冒険は新局面をむかえる。
砂漠の民バジール族との生活でアランナが女性に対する考えを新たにしていくところがいい。砂漠の民バジール族では,男性が政治を収め,女性は常にベールをかぶり表に出ることはない。そこにアランナが加わり,バジール族に変化をもたらす。それと共にアランナは女性が実はしたたかで強い存在であることを知る。初めて自分の弟子を持って,教えることの難しさを知っていくところもいいなあ。
成長していく少女のすがすがしい物語だと思う。
一方ロマンス面では,かなり揺れ動いているアランナ。とうとうジョージとも。。。さて,彼女はどちらを選ぶんでしょうか。最終巻まで持ち越しのようです。
永遠の宿敵がよみがえる?大切な兄が関わっている陰謀?4巻が楽しみです。
成長していく少女のすがすがしい物語だと思う。
一方ロマンス面では,かなり揺れ動いているアランナ。とうとうジョージとも。。。さて,彼女はどちらを選ぶんでしょうか。最終巻まで持ち越しのようです。
永遠の宿敵がよみがえる?大切な兄が関わっている陰謀?4巻が楽しみです。

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