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The Chronicles of Narnia (Narnia)
著:C. S. Lewis|出版社:Harpercollins Childrens Books|発売日:2004/11|ハードカバー|0060598247|
chapter1-6 1日目
4兄弟が,Professorの家に疎開し家の中を探検する。Lucyは,ひょんなことから洋服箪笥の中に入ってしまう。そこは不思議な世界NARNIAへの入り口だった。LucyはTumnusさんと出会い,仲良くなり,NARNIAのことをいろいろ聞かせてもらう。最初は信じなかった兄弟も,箪笥の中に入り込みNARNIAが実在することを知るのだった。
講談社英語文庫だが,イラストは岩波書店のものと同じ。このイラスト好きなんだよなあ。Tumnusさんの家って本当に心地よさそう。
分からない単語は飛ばし読み。特に辞書はひかず
chapter7-10 2日目
ビーバーさんの家でもてなされ,Aslanのことを少し聞かされた4人。しかしEdmundは,Aslanの名前を聞くたびに恐ろしく,とうとう魔女のもとへ逃げ出してしまう。残された3人は,Edmund,そしてTumnusさんを助けるためにAslanと落ち合う場所へ急ぐ。一方Edmundから話を聞いた魔女は・・・
途中でFather Chrismasが出てくる場面は何度読んでもいいなあ。ビーバー奥さんも素敵。今回も不明単語は適当読み。単語調べはなし。
chapter11-17 3日目
ラストなので,あらすじはなし。
1日目,2日目の英文はそれほど難しくは感じなかったが(単語はわからないのでとばしたけれど)割合早く進んだが,今日はちょっと辛かった。眠かったせいもあると思うが,一文,一文がおそろしく長くなってきて読み返してしまうこともあった。やはりレベル6は,難しいかも。邦訳を読んでいたので読みきれたという感じ。Aslanが してしまうところはどきどき。Peterが凛々しくなっていいですねえ。
さて,次巻からは講談社英語文庫では出ていないようなのでPBを買うかな?
今日も巻末,辞書はひかず。
4兄弟が,Professorの家に疎開し家の中を探検する。Lucyは,ひょんなことから洋服箪笥の中に入ってしまう。そこは不思議な世界NARNIAへの入り口だった。LucyはTumnusさんと出会い,仲良くなり,NARNIAのことをいろいろ聞かせてもらう。最初は信じなかった兄弟も,箪笥の中に入り込みNARNIAが実在することを知るのだった。
講談社英語文庫だが,イラストは岩波書店のものと同じ。このイラスト好きなんだよなあ。Tumnusさんの家って本当に心地よさそう。
分からない単語は飛ばし読み。特に辞書はひかず
chapter7-10 2日目
ビーバーさんの家でもてなされ,Aslanのことを少し聞かされた4人。しかしEdmundは,Aslanの名前を聞くたびに恐ろしく,とうとう魔女のもとへ逃げ出してしまう。残された3人は,Edmund,そしてTumnusさんを助けるためにAslanと落ち合う場所へ急ぐ。一方Edmundから話を聞いた魔女は・・・
途中でFather Chrismasが出てくる場面は何度読んでもいいなあ。ビーバー奥さんも素敵。今回も不明単語は適当読み。単語調べはなし。
chapter11-17 3日目
ラストなので,あらすじはなし。
1日目,2日目の英文はそれほど難しくは感じなかったが(単語はわからないのでとばしたけれど)割合早く進んだが,今日はちょっと辛かった。眠かったせいもあると思うが,一文,一文がおそろしく長くなってきて読み返してしまうこともあった。やはりレベル6は,難しいかも。邦訳を読んでいたので読みきれたという感じ。Aslanが してしまうところはどきどき。Peterが凛々しくなっていいですねえ。
さて,次巻からは講談社英語文庫では出ていないようなのでPBを買うかな?
今日も巻末,辞書はひかず。

Gathering Blue (Readers Circle)
著:Lois Lowry 出版社:Laurel Leaf 発売日:2002/09/10
マスマーケット
足に障害を持つ少女キラは、弱いものは排除される世界に住んでいる。病気になったものや、骨折して働けなくなった者は「フィールド」に連れて行かれ、ビーストに食わされるのだ。キラは、優秀なハンターだった父親を誕生前に失い、母親に育てられた。障害を持って生まれてきた子は、通常フィールドに送られるのだが,祖父も父親も村の有力者であったことから、何とか生きてこられたのだった。しかし、母親が突然の病気で亡くなり、キラは一人となった。誰も彼女を救うものはいない。途方にくれたキラだったが、彼女は優れたアーティストであったため、Guardiansの保護下におかれることとなった。キラは、衣食住に困らない豊かな生活と、「シンガー」の服に歴史を刺繍するという仕事を保障された。しかし、キラの周囲には多くの謎がひしめいていた。
「ザ・ギバー」の続編となるこの本。ジョーナスは出てこない。主人公は、足に障害を持つ少女キラ。優秀なハンターだった父を自分の誕生前に亡くし、女手ひとつで育ててくれた母をも亡くしてしまったキラ。キラのすむコミュニティは、障害者や社会に貢献できない者は、「フィールド」に追われて野生動物の餌食とされるのが常の厳しい世界。弱いものは徹底的に排除され、同情や哀れみといった感情は歓迎されないし、自分の弱さも見せることができない。「ザ・ギバー」のコミュニティとはまた異なる厳しさを持った社会だ。その中でキラは、友達と出会い、自分を取り巻く謎に立ち向かっていく。
キラが住む村はジョーナスの町とは対照的に原始的。キラと共にガーディアンの保護下に置かれているトーマス、ジョーの三人は、ある意味ジョーナスと同じような役目を担わされる運命にある。そして、「ザ・ギバー」でも重要なポイントとなった「色」が、この物語でも重要なポイントとなる。
キラは足に障害を持っていても、自分に誇りを持って生きている。彼女の母親が言っていたことを常に大切にしてきたからだ。
"Take pride in your pain,"her mother had always told her."You are stronger than who have none."
限定された世界、静かな展開。それでいてドラマチック。
キラとジョーナス、そして彼らの仲間がどう関っていくのか次回作が楽しみだ。
キラが住む村はジョーナスの町とは対照的に原始的。キラと共にガーディアンの保護下に置かれているトーマス、ジョーの三人は、ある意味ジョーナスと同じような役目を担わされる運命にある。そして、「ザ・ギバー」でも重要なポイントとなった「色」が、この物語でも重要なポイントとなる。
キラは足に障害を持っていても、自分に誇りを持って生きている。彼女の母親が言っていたことを常に大切にしてきたからだ。
"Take pride in your pain,"her mother had always told her."You are stronger than who have none."
限定された世界、静かな展開。それでいてドラマチック。
キラとジョーナス、そして彼らの仲間がどう関っていくのか次回作が楽しみだ。

Enna Burning
著:Shannon Hale|出版社:Bloomsbury Publishing PLC|発売日:2005/11/07|ペーパーバック|0747575738|75323語
Ennaの兄Leiferは,森から不思議な書物を持ち帰ってきた。それは,炎の言語を教えるものだった。それ以来Leiferは変わってしまった。 Ennaは,兄を心配し,かつての友人Isiに相談する。Leiferの学んだ炎の言語を消し去ることはできないのか,と。Isiは風と鳥の言語を理解できる娘だった。しかし,久しぶりに会ったIsiは雰囲気が変わっていた。Isiと風の関係は更に強くなり,窓のない石壁に囲まれた部屋でさえ,風の言葉が聞こえるのだ。Isiは,気が狂ってしまうのではないかと怖れるようになってもいた。そして,Bayernでは戦争が起ころうとしていた。
おもしろかった。
The Goose Girlの登場人物はお飾り程度に出るのかと思っていたら,Isiは,とても重要な役割だった。前作で「めでたし,めでたし。」で終わった物語は,実は続きがあってIsiは,幸せとは言えない境遇。常に風の言葉が聞こえ,眠ることすらできない。四方を石の壁に囲まれた狭い隠れ部屋でしか,一息つくことができない。国民が期待している世継ぎが生まれない。隣国が攻め込んでくる。。。。
一方,Ennaもまた試練に立ち向かわねばならなくなる。兄の突然の死。兄が残したモノ。。。国を救いたいという願い。Finnへの思い。。。。必死に運命に抗うEnnaだが,Isiが置かれた状況とは異なり,Ennaは捕虜となってしまう。敵に”誘惑”され,アイデンテティを失うところまで追い込まれる。 ラストはめでたし,めでたしなのだけど,3部作ということなので,EnnaにもIsiにも,まだ平和は訪れそうにないです。
The Goose Girlの登場人物はお飾り程度に出るのかと思っていたら,Isiは,とても重要な役割だった。前作で「めでたし,めでたし。」で終わった物語は,実は続きがあってIsiは,幸せとは言えない境遇。常に風の言葉が聞こえ,眠ることすらできない。四方を石の壁に囲まれた狭い隠れ部屋でしか,一息つくことができない。国民が期待している世継ぎが生まれない。隣国が攻め込んでくる。。。。
一方,Ennaもまた試練に立ち向かわねばならなくなる。兄の突然の死。兄が残したモノ。。。国を救いたいという願い。Finnへの思い。。。。必死に運命に抗うEnnaだが,Isiが置かれた状況とは異なり,Ennaは捕虜となってしまう。敵に”誘惑”され,アイデンテティを失うところまで追い込まれる。 ラストはめでたし,めでたしなのだけど,3部作ということなので,EnnaにもIsiにも,まだ平和は訪れそうにないです。

エルマーとりゅう - Elmer and the Dragon
著:ルース・スタイルス ガネット|出版社:講談社インターナショナル|発売日:2001/05|文庫|4770028210|
ある雨の日、9つの男の子、エルマー・エレベーターは年とったのらねこから、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞く。「どうぶつ島」に落ちてけがをし、野蛮な動物たちの虜になっていると。こうして、りゅうを助け出すエルマーの冒険が始まる。みかんの木が茂る「みかん島」へ、「ぴょんぴょこいわ」を渡り、いまだ誰も生きて帰って来たことがない「どうぶつ島」へ。たてがみを3つ編みにしてもらって喜ぶライオンやチューインガムの好きなトラなど、おっかないはずの猛獣たちがこれまたとんでもなくユニークで、実に愉快。りゅうを無事助け出した後もカナリア島で宝物を探し出したり(『エルマーとりゅう』)、人間たちに閉じ込められたりゅうの家族をそらいろ高原で助け出したり(『エルマーと16ぴきのりゅう』)、エルマーの知恵と勇気で、どの巻もぐんぐん盛り上がる楽しい冒険物語。黄色と空色のしま模様、真っ赤な角と目のりゅうをはじめ、自然や動物の美しい色彩が目の前に広がり、子どもたちの心の冒険地図が鮮やかに描かれていく。
娘が小さい頃好きだった「エルマーのぼうけん」。三作とも持っています。以前は光村図書の三年生国語の教科書にも載ってましたね。英語で読んでもその面白さはかわりません。

East
著:Edith Pattou|出版社:Magic Carpet Books|発売日:2005/05|ペーパーバック|0152052216|
ノルウェーの地方の村では、子供たちが生まれた方向の特性を遺伝させるという迷信がある。ローズは,北向き生まれの赤ちゃんであった。北向き生まれは,落ち着かず冒険者になると言われており,また母親は彼女が産む北向き生まれの子供はいつか北極で死ぬと言われていたため,ローズの母は嘘をついて、彼女が従順で柔軟な東向きの生まれだと言っていた。しかし、運命は否定されることができない。一家の暮らしは次第に苦しくなり,ローズの姉であるサラが病気になっても医者に見せることができない。家も出て行かなくてはならなくなり,一家は途方にくれていた。ある日、大きなシロクマが、一家を訪ねてきた。サラの命を守るかわりにローズを差し出せと言うのだ。実はこのしろくまは,これまでにも何度かローズをかげながら守っていたのだ。生来の冒険心と両親の嘘を知ったローズは,サラを守るため,そして北に行ってみたいという自らの冒険心でしろくまについていく事にした。しかし,ローズはこれが彼女の困難な旅の始まりだということを知らなかった。。。
East of the Sun and West of the Moon(太陽の東 月の西)というノルウェーの昔話を元にしたお話。ローズ,父親,ネディ(ローズの兄),白熊,某(ネタバレなので伏せます)の5人の視点が切り替わりながら物語が進みます。単語は平易なので読みやすいです。女の子が大切な人を守るために困難な冒険をする物語です。児童書ながら乙女系ロマンスたっぷりで,そういうのがお好きな方お勧めです。シロクマにぎゅっとされたら死んでしまいますが,でも気持ちよさそうですよね。ふわふわしてそうで。
冒頭は過保護な母親が迷信に固執するあまりローズの生活がとても窮屈で辛そうなのが目に付きます。でもローズは実に頑固な性格で,それなりに自分の生き方を通しています。たとえば隣人の機織機を貸してほしいと思ったら,隣人の好きなマッシュルームで陥落させようと犬を訓練してかご一杯のマッシュルームをとってくるとか。この頑固さが後の冒険で生きてくるんです。
シロクマくんは,最期まで名前がないのですが,実に可愛そうです。ローズに対するいろいろな気持ちが,彼の訥々とした言葉で伝わってきます。ネタバレになってしまうので書けませんけれど,シロクマとローズのふれあいがとーってもいいです。ローズが実に優しくて強いのもいいです。
ローズのお兄ちゃんネディの話も出るといいなあと思っています。
ちなみにNorth Childは同じ物語なのかしら。タイトルは違うけれど,表紙が一緒なのです。
冒頭は過保護な母親が迷信に固執するあまりローズの生活がとても窮屈で辛そうなのが目に付きます。でもローズは実に頑固な性格で,それなりに自分の生き方を通しています。たとえば隣人の機織機を貸してほしいと思ったら,隣人の好きなマッシュルームで陥落させようと犬を訓練してかご一杯のマッシュルームをとってくるとか。この頑固さが後の冒険で生きてくるんです。
シロクマくんは,最期まで名前がないのですが,実に可愛そうです。ローズに対するいろいろな気持ちが,彼の訥々とした言葉で伝わってきます。ネタバレになってしまうので書けませんけれど,シロクマとローズのふれあいがとーってもいいです。ローズが実に優しくて強いのもいいです。
ローズのお兄ちゃんネディの話も出るといいなあと思っています。
ちなみにNorth Childは同じ物語なのかしら。タイトルは違うけれど,表紙が一緒なのです。

Dealing With Dragons (Enchanted Forest Chronicles, 1)
著:Patricia C. Wrede|出版社:Magic Carpet Books|発売日:2002/11/01|ペーパーバック|015204566X|
主人公はシモレーヌ。金髪の完璧なお姫様である姉妹たちと異なり,癖のある黒髪で背が高く,フェンシングや魔術や料理,ジャグリングをこっそり習うお転婆な姫。年頃になったシモレーヌは,隣国の王子と婚約させられることになり,家出をしてしまう。物言う蛙に知恵を授けられ,向かった先はドラゴンの巣。そこで囚われの姫ならぬ囚われたい姫として立候補し,雌ドラゴンの元に身を寄せることになる。ドラゴンの元で剣を磨いたり,料理をしたりして幸せに暮らすシモレーヌ。しかし,迷惑な騎士たちが彼女を竜から救おうと押しかける。助けに来る迷惑な騎士を追い払いつつ,シモレーヌはドラゴンとの生活を楽しんでいた。そこへ魔女や魔法使いが訪ねてくる。どうやら魔法使いはよからぬことをたくらんでいる様子。シモレーヌとドラゴンは,魔法使いのたくらみを探るために魔女の元へ。
カズールが本を読むところをシモレーヌが微笑ましく見ている箇所があった。ドラゴンは,かぎつめを上手に使って頁をめくるらしい。表紙の絵を見ても,そこまで巨大なドラゴンではないものね。読了してみると,ドラゴンがとーっても人間くさいのが印象的。ドラゴン王は,毎朝恐ろしく苦いトルココーヒーを飲むのが習慣だし,カズールはさくらんぼのjubilee(どんな料理かは不明)が大好物。
さて,物語の後半は,魔法使いの陰謀に気づいたシモレーヌが大活躍。一気に読み終わった。大体はわからない単語も飛ばして読んでも大丈夫だが,辞書をひくことでよけいおもしろくなるところもある。たとえば「warthog」(いぼいのしし)。ここは,笑ってしまった。随所に童話のパロディがあって楽しめた。
さて,物語の後半は,魔法使いの陰謀に気づいたシモレーヌが大活躍。一気に読み終わった。大体はわからない単語も飛ばして読んでも大丈夫だが,辞書をひくことでよけいおもしろくなるところもある。たとえば「warthog」(いぼいのしし)。ここは,笑ってしまった。随所に童話のパロディがあって楽しめた。

Danger in the Palace (Circle of Magic)
著:Debra Doyle , 他|出版社:Troll Communications Llc|発売日:2000/10/15|ペーパーバック|0816769397|
ニックを失って傷心のランドルとリースは,旅を続ける。リースの故郷に立ち寄った二人は,そこでプリンスの劇団に雇われる。祭りにむけて練習に励む二人だが,一方ランドルはMaster Petrucioのアシスタントになり,彼の魔法も教えてもらう。実はMaster Petrucioはプリンスの相談役でもあり,ランドルは秘密の任務も手がけることに・・・
前作よりも,登場人物が多くて苦労しました。おまけに魔法で変身している人がたくさんいて大変。ランドルはまたも人の命にかかわることになって,悩みながら成長してます。魔法使いはうそをついてはいけないとか,剣を使ってはいけないとか魔法学校の掟をいつも忘れずに行動するランドルなんだけど,自分自身にも嘘をつかないというのは難しい。

Crown Duel (Smith, Sherwood. Crown and Court Duet, Bk. 1-2.)
著:Sherwood Smith|出版社:Firebird|発売日:2002/06|ペーパーバック|0142301515|
大昔,人々はHill Folkと呼ばれる先住民(人というよりも木のような人々)と戦をし,時の王は停戦条件として先住民とある契約を交わした。その結果,人々は「炎の棒」を先住民からもらい,木を燃やさずに生活する術を得た。若き伯爵令嬢Meliaraは、先住民たちが多く住む国境近くの領地に住んでいた。母は早くに殺され,父は跡継ぎである兄にかかりっきりだった。メリアラは,父親に教育も与えられず,召使の子供達と裸足で走り回ってのびのびと暮らしていた。城は荒れ果て着るものも粗末であったが,それが普通であったメリアラにとって幸せな日々だった。しかし,病気がちだった父が倒れると,その幸せな日々も終わりを告げる。
王は先住民との契約を破り,富を増やそうとしていた。それは国を揺るがす一大事であった。メリアラは,領地の人々と先住民との契約を兄とともに守ることを死の床の父に誓った。しかし,その約束は,彼らが保護しようとしているまさしくその人々を脅かし,ほとんどが戦をしたこともない農民たちを戦争へと導いてしまう。
ゲリラ作戦でDebegri率いる正規軍を攻撃し,成功していたメルたちに,王は新しい指揮官Shevraethを送り込む。Shevraethが優秀な指揮官だと知ったメルは敵のキャンプ地へ偵察に出かける。そこには,多くの「炎の棒」があり,奇襲作戦を狙っていたメルにとっては自軍の敗北を悟る結果となってしまった。手に入れた情報を元に自軍のキャンプへ戻ろうとしたメルだったが,仕掛けられていたわなに足を挟まれ,つかまってしまう。敵将Shevraethは,礼儀正しく手荒なことはしなかったが,王のところへ連れて行かれることになってしまった。交渉の切り札として使われ,兄達の足手まといになることを思うと,メルは恐ろしく,また辛いのだった。
登場人物
-Meliara(Mel) ヒロイン
-Branaric(Bran) メリアラの兄
-Galdran 現国王
-Debegri 敵将
-Shevraeth 敵将
-Hill Folk 先住民。木に似ていて,夜動く。人間が,彼らのカラーツリーを切り倒して使ったため,大昔に闘った,その後,人間と和解し「森の木を切らない」という契約をした。人間にはその見返りとして,モノを燃やさなくても火をつけられるファイヤー・スティックを与えた。
うーん,少女マンガみたいで面白いです!
黒尽くめの敵将Shevraeth。敵なのにメルに礼儀正しいし,優しい。もしや味方?などと思っていたらさっさと王に引き渡してしまう。うーん,敵なのか味方なのか不明。牢屋の鍵があいていたのはなぜなのか,心に引っかかるものを感じながらも,何とか脱獄したメルちゃんですが,足の怪我が元でうまく逃げられない。運よく親切な一家に助けられて,兄の待つ領地へと歩き出しました。脱獄したメルちゃんを追ってShevraeth,DebegriやSavona達がどちらが捕まえるのが早いか賭けをしてるらしいし,王は「先住民との契約を破ろうとしているのはメルたちだ。」と言っているらしいし,策謀が入り乱れております。
第1部”Crown Duel”は,ファンタジー色はちょっぴりで,残念。世界を描くと言うよりもメルの自己発見物語でした。それなりに面白かったんですが,メルが怪我や病気や闘いでわりとすぐに気絶しちゃって,大事な部分が後でメルが聞いたと言う形になるのでもったいないかなと。完全に第2部へのフリなので,”Crown Duel”だけでは面白くないです。第2部も読むべし。
第2部”Court Duel"では,メルは自分の無知を自覚し,賢くなって,気が強いだけではない魅力的な女の子になっています。剣を持っての闘いよりもさらにやっかいな宮廷内での陰謀なので,どきどき。しっかりロマンスもあって面白かったです。裸足の令嬢メルが,レディになり,国を救ってロマンスも成就。何だか少女マンガみたいでした。

Creature in the Case (World Book Day 2005)
著:Garth Nix|出版社:Gardners Books Ltd|発売日:2005/03/01|ハードカバー|0007725566|28000語
あの出来事から6ヶ月。体の状態もやや回復した○○は叔父に古王国への入国許可証を発行してくれるよう頼んでいた。中々許可しない叔父であったが,ある交換条件を持ち出した。Ancelstierreの13課に協力しろと言うのだ。13課とは,スパイ機関であった。友人たちをスパイするなどもってのほかだと激昂する○○に,叔父はドーランス館のパーティへ行って彼らの質問に答えるだけだ,と言う。身の安全を保障するとも。渋る○○だったが,古王国へ行くために了承する。
いやー, ○○って「アブホーセン」 では守られキャラだったので,こんなに頑張る彼がかわいらしくて応援したくなる。絶対あきらめない。敵を追う,追う!その姿ときたらぼろぼろの服にじゅうたん用スリッパ。それで大追跡劇をするんだから,微笑ましい。
ライラエルに報告できるように頑張るんだ!なんてなんて健気なんでしょう。おまけに正義感が強いこともわかったし,クロケットの豪速ピッチャーで有名人らしいし,愛すべきキャラであることを発見。彼のこの経験が,今後にどう関わっていくのか,期待大!そうそう,あのしっぶーいティンダルさんも出てきた。他にもボディガードも結構渋い。
今後ライラエルとのロマンスも期待できそう。ライラエルもまんざらではなさそうだし。でもニクスのロマンスってあっけないんだよねー。
*一応「アブホーセン」未読の方のために○○字対策。
ライラエルに報告できるように頑張るんだ!なんてなんて健気なんでしょう。おまけに正義感が強いこともわかったし,クロケットの豪速ピッチャーで有名人らしいし,愛すべきキャラであることを発見。彼のこの経験が,今後にどう関わっていくのか,期待大!そうそう,あのしっぶーいティンダルさんも出てきた。他にもボディガードも結構渋い。
今後ライラエルとのロマンスも期待できそう。ライラエルもまんざらではなさそうだし。でもニクスのロマンスってあっけないんだよねー。
*一応「アブホーセン」未読の方のために○○字対策。

Circles in the Stream (Avalon Web of Magic, 1)
著:Shelly Roberts|出版社:Cds Books|発売日:2003/08|ペーパーバック|1593150032|
Three very different girls, all drawn to a secret place deep in the woods. It¹s a portal to another world through which strange and wondrous animals have emerged, searching desperately for the magic that will keep them alive. The animals are peaceful and good, but what follows them through the portal is pure evil. Emily, Adriane and Kara have been chosen, though they don¹t know why. They¹ve been chosen to help . . . or perish trying.
12歳のEmilyは動物病院を開業している母親とペンシルバニアに越してきた。周囲には深い森が広がっているが,まだそこを探索するまでにはなっていない。なぜなら彼女にはまだ友人がいなかったからだ。ある日,母親の病院に変わった猫が運ばれてくる。大怪我をした猫を連れてきたのは暗い色の髪をした少女だった。そのAdrianeとEmilyは不思議な縁で知り合うことになった。Adrianeは,森に祖母と住み動物達の世話をしている。霧狼と会話することができる。Emilyも不思議な石により,動物たちと会話することができるようになる。そして,AdrianeとEmilyは森に住む動物達が,病に冒されていることを知る。その病は「黒い炎」と呼ばれるものによってもたらされているらしい。動物達を救いたいと思う二人だが,森に危険な動物がいるという噂が立ち,森を伐採してゴルフ場にしてしまおうという計画が持ち上がる。二人は動物や森,そして不思議なフェレットたちを救うことができるののか?という物語。
長く続くシリーズの第一巻。
深い森,魔女の噂,奇妙な動物たち。
女の子の好きそうな要素がちりばめられたファンタジーのようだ。私の大好きな犬達が出てくるのも嬉しい。とりあえず重要人物?だと思われる「霧狼」「喋るフェレット」「かわった猫」が出てきたが,このフェレットがかわいい。続けて注文してみよう。
-35000語
-Emily, Adriane and Karaの3人の少女が主人公。
長く続くシリーズの第一巻。
深い森,魔女の噂,奇妙な動物たち。
女の子の好きそうな要素がちりばめられたファンタジーのようだ。私の大好きな犬達が出てくるのも嬉しい。とりあえず重要人物?だと思われる「霧狼」「喋るフェレット」「かわった猫」が出てきたが,このフェレットがかわいい。続けて注文してみよう。
-35000語
-Emily, Adriane and Karaの3人の少女が主人公。

Catwings (Catwings)
著:Ursula K. Le Guin|出版社:Scholastic Paperbacks|発売日:1988/12/31|ペーパーバック|0590428330|
路地のごみためで、ミセス・ジェーン・タビィは4匹の子ネコを出産する。でもこの子たちは普通のネコじゃない。なんと全員が、羽をもって生まれたのだ。見かけが他のネコと違うことは、ミセス・タビィには気にならないが、まわりの者たちはそうはいかない。だから飛べるくらい大きくなったとき、ミセス・タビィは子どもたちを外の世界に送り出してやる。羽のある生き物にも、四つ足の生き物にも怪しまれて、子ネコたちは住む場所を探すのにずいぶん苦労する。けれどとうとう、あたたかな家を見つけるのだった。『Earth Trilogy』などの作品で高い評価を得た作者、ルグインは、不思議だけどどこかにいそうなキャラクターを登場させて、小さな宝物のようなお話を書いた。そしてシンドラーによる水彩エッチングが、空飛ぶネコの苦労を深い色調で表現する。
猫の親子関係はシビアですね。文は短いけれどきれいです。結構むずかしめの言葉も出てくるので,ある程度語数を経てから読んだ方が楽しめます。
イラストがまた素敵。最後の挿絵なんて,本当に幸福そうですよ。
キャロルさんにお借りしました
イラストがまた素敵。最後の挿絵なんて,本当に幸福そうですよ。
キャロルさんにお借りしました

Calling on Dragons (Enchanted Forest Chronicles, 3)
著:Patricia C. Wrede|出版社:Magic Carpet Books|発売日:2003/03|ペーパーバック|0152046925|54,000語
今回のお話は,魔女モーウェンの家から。モーウェンが家のペンキ塗りをしていると,なにやら騒ぎが持ち上がった。なんと,巨大なウサギが…。ウサギ巨大化事件の真相をさぐるべく,森へ向かったモーウェンと猫たち。ウサギが食べたクローバーのあるあたりは,魔法使いに汚染された形跡が。。。どうやら,うさぎは,魔法使いの術がかかったクローバーを食べてしまったらしい。これは,王とシモレーヌに知らせなければ!モーウェンは,早速城へと向かう。
魔法使いたちの今回の陰謀はちょっと手が込んでいる。今までのお間抜けな悪役ぶりからちょっとレベルが上がった感じ。(笑) メンデンバーが冒険に参加できない中,モーウェンと猫たち,Telemainが大活躍。巨大なウサギ「キラー」は,更に変身を遂げてだんだんと妙な生き物になっていく。このキラーって,本当に食いしん坊でいつも食べることしか考えていないところが笑える。 さて,Telemainの移動術を使って魔法使いの本拠地へ向かう一行。途中で変な農夫に会ったり,ラプンツェルを思い起こさせる塔を見つけたり…。御伽噺世界は健在です。 今回は,一巻完結ではなくて,続き物となっております。Telemainとモーウェンのロマンス…期待してたんだけどなあ…。何にもなし。

Arrows of the Queen (Heralds of Valdemar)
著:Mercedes Lackey|出版社:Daw Books|発売日:1996/03|ペーパーバック|0886773784|
ヴェルデマール王国の国境地帯に住む砦族。女は男より低い身分で受身の人生を送るべきとされる一族を嫌う夢みる少女タリアは、13歳の誕生日に嫁入りさせられそうになり、「使徒になりたいの」といって家を逃げ出す。途中で不思議な馬にあったタリアはその〈神馬〉を都まで届ける。王位継承権をめぐって陰謀が渦巻く王国の危機を球うために自分が〈使徒〉の中でも最高の〈女王側近〉に選ばれたとはわからないタリアを待っていたものは。
この「女王の矢(上・下)」は,特殊な<砦族>で育ったタルマが,次第に心を開き成長していく物語。寮生活にいじめもあって,ある種学園物めいた部分もある。
タルマは虐待や差別の中で育ってきたので,人間不信に陥っていて,信じたくても信じられない辛さや,そこからの再生が描かれている。<神馬>と<使徒>との関係もよく分かり,ラッキーの世界を読み解くためには読んでおきたい作品。
児童書以外で初めて読んだPB。翻訳を読んでいたのですんなり入れた。翻訳で読んでいたとはいえ,殆ど忘れていたので十分楽しめた。
タルマは虐待や差別の中で育ってきたので,人間不信に陥っていて,信じたくても信じられない辛さや,そこからの再生が描かれている。<神馬>と<使徒>との関係もよく分かり,ラッキーの世界を読み解くためには読んでおきたい作品。
児童書以外で初めて読んだPB。翻訳を読んでいたのですんなり入れた。翻訳で読んでいたとはいえ,殆ど忘れていたので十分楽しめた。

Archer's Goon
著:Diana Wynne Jones|出版社:Collins|発売日:2000/12/04|ペーパーバック|0006755275|
トラブルは Howard Sykesが学校から帰ってきたときに「GOON」が台所に座っているのを見つけたときから始まっていた。 GOONは, Archerによって送り込まれてきたと言う。しかし,Archerとは何者? 実は, 作家であるHowardの父は彼に年間2000語からなる物語を送り続けていたのだ。やがて,2000語を求めているのは Archerだけではないことがわかる。 Hathaway, Dillian, Shine, Torquil, Erskine, Venturusらが欲しがっているのだ。彼らは一体何者?彼らのいやがらせが始まり,Howardは家族を守るために立ち向かう。
おもしろかった。最初の方は延々と嫌がらせが続いて,それがまた可笑しい。Howardの家族がとても魅力的で,妹のAwfulがまた,いい。勿論Awfulというのはニックネームなのだが,それに相応しい女の子。後半で段々と謎解きが始まってぐあーっと結末へ。うーん,いつものJones節。もっと英語が理解できたらさらに愉しめたと思うんだが,大体理解できたと思う。

A Sorcerer's Treason
著:Sarah Zettel|出版社:Tor Books|発売日:2003/05|マスマーケット|0765343746|180000語
1899年、サンド島(ウィスコンシン):ブリジットLederleはスペリオル湖のこの嵐で風にさらされた海岸上の灯台守。寒いある夜、彼女は、ボートが島の近くで倒壊するのを見て、一人で小船に乗っていた水夫を救出する。変わった服を着ていた水夫は、彼女にIsavalta の不思議な物語を伝える。魔法に支配され、ブリジットが女帝と彼女の敵対者の間で重要な役割を果たすだろうということを。 Isavaltaは,ひもの結び目のパターン、服の色あるいは空気中の煙などにも魔法をが見られる国。ブリジットは、家族の才能である千里眼を持っている。しかし、彼女が水夫と行く魔法の土地は、彼女さえが見ることができないはるかに大きな驚異や恐ろしい危険にあふれているようだった。
登場人物が多いのでちょっとまとめておく。
それほど難しいわけではないんだけれど,なかなか進まない。ここまで読んだところは, ブリジットは燈台守の仕事をしていて,家政婦とその息子の3人で暮らしている。あるブリジットは,「ビジョン」を見ることができる。そのビジョンのおかげで嵐の中,遭難しかかっている小船から男を助け出す。家につれて帰り介抱するブリジット。男は奇妙な服を着ていて,奇妙なベルトをしていた。ブリジットがベルトのバックルに触れると,新しいビジョンが見える。これまでに見たことのない種類のもの。それらは,まるで御伽噺に出てくるようなモノたちの姿だった。このビジョンは,慣れ親しんだものと違い,ブリジットは,恐怖を覚える。男の名はカラミと言い,魔法使いであり,忠告者でもあるらしい。命令を受けてブリジットを探しに「死と魂」の旅をしてきたという。カラミを狂人だと思ったブリジットだが,カラミはブリジットのビジョンについて知っているらしい。 というところまで。ブリジットは,ビジョンを見る力でつらい思いをしたことがあるらしい。
2章まで読みました。ブリジットの過去が語られているんだけど,ちょっとびっくり。あらすじはこんな感じ。
ファンタジーの設定にしては珍しくないですか?ブリジットの背景。びっくりしましたよ。今気づいたんだけど,表紙に
いきなり視点が変わってしまったので,苦労しました。3章はこんな感じ。狐のシーンがちょっと怖い。カラミって,信用できないー。
第4章を読了。またもや視点が変わっている。皇帝を操っているとカラミが言っていたアナンダの物語。カラミってやはりうそつきだわ。アナンダは,皇帝を愛していて,操っているのは皇太后の方。ミッケルの操られ方は半端じゃなくて,夜3人の召使に馬鹿にされている場面がある。アナンダが見つけて事なきをえるんだけど,本当にかわいそう。では,4章のあらすじを
第5章を読了。カラミ視点。ブリジットの母親をカラミの世界のものが連れ去ったとか,カラミには優れた娘がいることなどがわかってきました。
KalamiはAvanasidochを探しに行ったらしい。Captain Nisulaという新しい登場人物も出てきた。NisulaはサクラのことをAgnidhって呼ぶんだけど,どういう意味?Nisulaは中央の国で外国人の少女を見かけたらしい。何かTuukosov伝説と関係あるとかないとか。P129からサクラの魔法の場面のようなんだが,もう眠くてダウン。明日読もう。今服を全部脱いでTalisman(お守り)だけを身につけて,凍った池?の上で呪文を唱えるところ。サクラは気乗りしないようですが。
なんと 鶏の足の上にたつ家に住んでいてる魔女バーバヤガが出てきた。有名な魔女。ロシア民話だったか?狐のビクセンも出てきた。狐族の女王らしい。ブリジットは,○○○○の手を逃れたと思ったら新たな敵の手中に落ちてしまった。メディオーン,カラミ,サクラ,狐族。それぞれの思惑が絡み合って複雑になりながらも,少しずつ謎も解明されていく。
いや面白かった。いくつもの思惑や事件が絡まりあっているので,その伏線である前半がちょっとたるいが,そこを越えると俄然面白くなる。魔法の世界を舞台にしてはいるが,派手な魔法などはなく実に地道なところが好み。大人の抑えたロマンスの匂い(匂いだけね)がするのも好み。とりあえずこの巻で解決した部分もあるが,まだまだ続くようなので続編も読むつもり。
* ブリジット・・・主人公。燈台守。娘を亡くしている。
* カラミ・・・イサバルタから来た魔法使い。
* メディオーン・・・イサバルタの皇太后。イサバルタの実権を握っている。
* アナンダ・・・イサバルタの皇后。
* ミッケル・・・イサバルタの皇帝。メディオーンの息子。
* サクラ・・・アナンダの従兄弟。アナンダのために間諜をしている。
* キリチ,ベフル,スルタ,ナラ,イズマラグ・・・アナンダのチ−フレディース
それほど難しいわけではないんだけれど,なかなか進まない。ここまで読んだところは, ブリジットは燈台守の仕事をしていて,家政婦とその息子の3人で暮らしている。あるブリジットは,「ビジョン」を見ることができる。そのビジョンのおかげで嵐の中,遭難しかかっている小船から男を助け出す。家につれて帰り介抱するブリジット。男は奇妙な服を着ていて,奇妙なベルトをしていた。ブリジットがベルトのバックルに触れると,新しいビジョンが見える。これまでに見たことのない種類のもの。それらは,まるで御伽噺に出てくるようなモノたちの姿だった。このビジョンは,慣れ親しんだものと違い,ブリジットは,恐怖を覚える。男の名はカラミと言い,魔法使いであり,忠告者でもあるらしい。命令を受けてブリジットを探しに「死と魂」の旅をしてきたという。カラミを狂人だと思ったブリジットだが,カラミはブリジットのビジョンについて知っているらしい。 というところまで。ブリジットは,ビジョンを見る力でつらい思いをしたことがあるらしい。
2章まで読みました。ブリジットの過去が語られているんだけど,ちょっとびっくり。あらすじはこんな感じ。
ブリジットは奇妙な男についての助言を牧師に求めるため,また医師を連れてくるために町へ出かける。ブリジットが初めに寄ったのは墓地だった。墓地には両親の墓ともうひとつ小さな墓がある。ブリジットの娘アンナの墓だ。ブリジットは,Asaに愛されていたと思っていたが,Asaは一夜を過ごした後にいなくなり,戻ってこなかった。ブリジットは一人で出産したがアンナは生後一ヶ月を迎えずに亡くなってしまった。未婚の母であり,娘を死なせてしまったことでブリジットは町の人々から冷遇されてきた。叔母も助けにはならなかった。そんな叔母が墓に現れ「あの男は危険だ。おまえを連れて行く。私はビジョンを見たのだ」と忠告に来る。
ファンタジーの設定にしては珍しくないですか?ブリジットの背景。びっくりしましたよ。今気づいたんだけど,表紙に
"A Sorcerer's treason"is a gem of a book,artfully blending the windswept magic of late nineteenth=century Lake Superior with that of the mystical realm of Isavalta.
いきなり視点が変わってしまったので,苦労しました。3章はこんな感じ。狐のシーンがちょっと怖い。カラミって,信用できないー。
カラミは,イザバルタの国の皇太后に要請されてブリジットを探しに来たと言う。イサバルタの国では皇帝が,優れた魔法使いでもある彼の妻アナンダに操られていて,皇太后の魔法でも対抗できない。両国の平和のために必要だった結婚だが,皇太后は息子を取り戻したいと願っている。そのためにはブリジットの力が必要なのだ。そう,カラミにイサヴァルタへ誘われたブリジット。これまでほめられたことのなかった自分の容姿をカラミに褒められ,何気なく母の形見の鏡を手にする。鏡を覗き込んだブリジットは,ビジョンを見てしまう。ビジョンの中でブリジットはカラミになっていた。カラミの前には狐や狐男がいて,カラミを脅迫している。カラミは恐ろしくて命乞いをするが,「以前にも約束を破ったことがある」と信用されない。カラミは,狐森を通過しようとしている女性のことを狐男に教える。女性に興味を持った3匹の狐はカラミにおびき出す役をさせる。カラミは,アナンダ一行を狐の前に誘い出した。。アナンダはHastinapura国王の娘だった…。狐が襲い掛かる寸前にビジョンから目覚めたブリジットは,鏡が見せたビジョンは母親の霊が見せたものではないかと感じる。思案の末,カラミについていくことにする。
第4章を読了。またもや視点が変わっている。皇帝を操っているとカラミが言っていたアナンダの物語。カラミってやはりうそつきだわ。アナンダは,皇帝を愛していて,操っているのは皇太后の方。ミッケルの操られ方は半端じゃなくて,夜3人の召使に馬鹿にされている場面がある。アナンダが見つけて事なきをえるんだけど,本当にかわいそう。では,4章のあらすじを
アナンダの周りには親衛隊?でもある魔法使いたちがいて,アナンダを守っている。アナンダは実は魔法は使えない。広皇太后に難敵だと思わせるために,魔法使いらしく振舞っている。アナンダを探るために親衛隊の中にスパイをもぐりこませたり,息子でもある皇帝ミッケルとアナンダが会話をしようとすると必ず邪魔に来る皇太后。かなり嫌な女。ミッケルとアナンダには3年間の幸せな時期があり,アナンダはミッケルを助けるためにsakraに情報を集めさせている。アナンダは,皇太后がミッケルの精神を封じ込めているに違いないと考えている。サクラはミッケルが身に着けているものに魔法がかけられているのではないかと言うのだが.
第5章を読了。カラミ視点。ブリジットの母親をカラミの世界のものが連れ去ったとか,カラミには優れた娘がいることなどがわかってきました。
カラミは,港町ベイフィールドにやってきた。ブリジットの叔母グレースを訪ねるためだ。実はグレースは霊媒体質で,カラミにはイサヴァルタとの連絡のため霊媒が必要だったのだ。カラミは,Chi-Thanhと連絡をとる。グレースは,代償としてブリジットの安全を約束させる。
KalamiはAvanasidochを探しに行ったらしい。Captain Nisulaという新しい登場人物も出てきた。NisulaはサクラのことをAgnidhって呼ぶんだけど,どういう意味?Nisulaは中央の国で外国人の少女を見かけたらしい。何かTuukosov伝説と関係あるとかないとか。P129からサクラの魔法の場面のようなんだが,もう眠くてダウン。明日読もう。今服を全部脱いでTalisman(お守り)だけを身につけて,凍った池?の上で呪文を唱えるところ。サクラは気乗りしないようですが。
なんと 鶏の足の上にたつ家に住んでいてる魔女バーバヤガが出てきた。有名な魔女。ロシア民話だったか?狐のビクセンも出てきた。狐族の女王らしい。ブリジットは,○○○○の手を逃れたと思ったら新たな敵の手中に落ちてしまった。メディオーン,カラミ,サクラ,狐族。それぞれの思惑が絡み合って複雑になりながらも,少しずつ謎も解明されていく。
いや面白かった。いくつもの思惑や事件が絡まりあっているので,その伏線である前半がちょっとたるいが,そこを越えると俄然面白くなる。魔法の世界を舞台にしてはいるが,派手な魔法などはなく実に地道なところが好み。大人の抑えたロマンスの匂い(匂いだけね)がするのも好み。とりあえずこの巻で解決した部分もあるが,まだまだ続くようなので続編も読むつもり。

“骨牌使い(フォーチュン・テラー)”の鏡
著:五代 ゆう|出版社:富士見書房|発売日:2000/02|単行本|4829174129|
そこは“祖なる樹木”と“旋転する環”によって生まれた十二の“詞”によって語られた世界。“詞”はたがいに響きあい、その調和によって世を存続せしめる。それを見守り、“詞”そのものをまとめるのが“骨牌”の王国・ハイランドの王であり、その補佐たる十二人の“骨牌”たちである―。河口の町、ハイ・キレセスに住む市井の占い師・アトリは、“斥候館”の女主人、ツィーカ・フローリスの寵愛を受けている。館には年少の友人、モーウェンナがいて深い愛情に満たされてはいるが、亡くした母の面影を追いながら毎日を過ごしていた。館の“花の祭り”当日、“骨牌”を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇がすべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年、ロナーに告げられた言葉―「おまえは“十三番目”なんだ」。“十三”は世界に大きな変動が訪れるとき現れるという。折しも“詞”に反逆する“異言者(バルバロィ)”たちが蠢き、世界の均衡は崩れはじめていた…。“異言”の悪意がアトリを襲う―。“骨牌”に翻弄される少女の数奇な運命を描く幻想叙事詩。すべての物語は語られつくす―。ハイ・ファンタジーの大傑作登場。
12の詞によって語られた世界ハイランド。詞を操るものは<骨牌使い>と呼ばれ、寺院で訓練をつまねばならない。しかし、母親から<骨牌使い>の技を学んだアトリは、市井の占い師として生計を立てていた。それで、十分に幸せだった。
しかし、アトリはロナーと出会ってしまう。ロナーとは古い言葉で「さすらい人」を指す。ロナーとアトリの周りで運命の環が回り始める。
独特の言葉が多くて、なれるまでに時間がかかった。< >で囲われた言葉が多いのは、あまり好きになれないので。
過去の糸と、現在の糸、そして未来の糸が紡がれていくところはおもしろかったし、公女ファーハ・ナ・ムールの悲恋から産み落とされた運命もまた切なかった。
ただ、所々で「ん?それはまた唐突な」というところもあって、ちょっとぎくしゃくした感もあり。505ページでは足りなかったのではないだろうか。
でも、読後は「ああ。おもしろかった。」で、とても愉しめる本。この世界は好きだし、様々に影を持つ<骨牌>の物語をもっと存分に語って欲しかった。もっとくわしーく読みたかった!
2001-09-07
しかし、アトリはロナーと出会ってしまう。ロナーとは古い言葉で「さすらい人」を指す。ロナーとアトリの周りで運命の環が回り始める。
独特の言葉が多くて、なれるまでに時間がかかった。< >で囲われた言葉が多いのは、あまり好きになれないので。
過去の糸と、現在の糸、そして未来の糸が紡がれていくところはおもしろかったし、公女ファーハ・ナ・ムールの悲恋から産み落とされた運命もまた切なかった。
ただ、所々で「ん?それはまた唐突な」というところもあって、ちょっとぎくしゃくした感もあり。505ページでは足りなかったのではないだろうか。
でも、読後は「ああ。おもしろかった。」で、とても愉しめる本。この世界は好きだし、様々に影を持つ<骨牌>の物語をもっと存分に語って欲しかった。もっとくわしーく読みたかった!
2001-09-07
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