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Crown Duel (Smith, Sherwood. Crown and Court Duet, Bk. 1-2.)
著:Sherwood Smith|出版社:Firebird|発売日:2002/06|ペーパーバック|0142301515|
大昔,人々はHill Folkと呼ばれる先住民(人というよりも木のような人々)と戦をし,時の王は停戦条件として先住民とある契約を交わした。その結果,人々は「炎の棒」を先住民からもらい,木を燃やさずに生活する術を得た。若き伯爵令嬢Meliaraは、先住民たちが多く住む国境近くの領地に住んでいた。母は早くに殺され,父は跡継ぎである兄にかかりっきりだった。メリアラは,父親に教育も与えられず,召使の子供達と裸足で走り回ってのびのびと暮らしていた。城は荒れ果て着るものも粗末であったが,それが普通であったメリアラにとって幸せな日々だった。しかし,病気がちだった父が倒れると,その幸せな日々も終わりを告げる。
王は先住民との契約を破り,富を増やそうとしていた。それは国を揺るがす一大事であった。メリアラは,領地の人々と先住民との契約を兄とともに守ることを死の床の父に誓った。しかし,その約束は,彼らが保護しようとしているまさしくその人々を脅かし,ほとんどが戦をしたこともない農民たちを戦争へと導いてしまう。
ゲリラ作戦でDebegri率いる正規軍を攻撃し,成功していたメルたちに,王は新しい指揮官Shevraethを送り込む。Shevraethが優秀な指揮官だと知ったメルは敵のキャンプ地へ偵察に出かける。そこには,多くの「炎の棒」があり,奇襲作戦を狙っていたメルにとっては自軍の敗北を悟る結果となってしまった。手に入れた情報を元に自軍のキャンプへ戻ろうとしたメルだったが,仕掛けられていたわなに足を挟まれ,つかまってしまう。敵将Shevraethは,礼儀正しく手荒なことはしなかったが,王のところへ連れて行かれることになってしまった。交渉の切り札として使われ,兄達の足手まといになることを思うと,メルは恐ろしく,また辛いのだった。
登場人物
-Meliara(Mel) ヒロイン
-Branaric(Bran) メリアラの兄
-Galdran 現国王
-Debegri 敵将
-Shevraeth 敵将
-Hill Folk 先住民。木に似ていて,夜動く。人間が,彼らのカラーツリーを切り倒して使ったため,大昔に闘った,その後,人間と和解し「森の木を切らない」という契約をした。人間にはその見返りとして,モノを燃やさなくても火をつけられるファイヤー・スティックを与えた。
うーん,少女マンガみたいで面白いです!
黒尽くめの敵将Shevraeth。敵なのにメルに礼儀正しいし,優しい。もしや味方?などと思っていたらさっさと王に引き渡してしまう。うーん,敵なのか味方なのか不明。牢屋の鍵があいていたのはなぜなのか,心に引っかかるものを感じながらも,何とか脱獄したメルちゃんですが,足の怪我が元でうまく逃げられない。運よく親切な一家に助けられて,兄の待つ領地へと歩き出しました。脱獄したメルちゃんを追ってShevraeth,DebegriやSavona達がどちらが捕まえるのが早いか賭けをしてるらしいし,王は「先住民との契約を破ろうとしているのはメルたちだ。」と言っているらしいし,策謀が入り乱れております。
第1部”Crown Duel”は,ファンタジー色はちょっぴりで,残念。世界を描くと言うよりもメルの自己発見物語でした。それなりに面白かったんですが,メルが怪我や病気や闘いでわりとすぐに気絶しちゃって,大事な部分が後でメルが聞いたと言う形になるのでもったいないかなと。完全に第2部へのフリなので,”Crown Duel”だけでは面白くないです。第2部も読むべし。
第2部”Court Duel"では,メルは自分の無知を自覚し,賢くなって,気が強いだけではない魅力的な女の子になっています。剣を持っての闘いよりもさらにやっかいな宮廷内での陰謀なので,どきどき。しっかりロマンスもあって面白かったです。裸足の令嬢メルが,レディになり,国を救ってロマンスも成就。何だか少女マンガみたいでした。
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