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East
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更新日:2007/08/17(Fri) 17:19 / [ 修正]
East
East

著:Edith Pattou|出版社:Magic Carpet Books|発売日:2005/05|ペーパーバック|0152052216|

ノルウェーの地方の村では、子供たちが生まれた方向の特性を遺伝させるという迷信がある。ローズは,北向き生まれの赤ちゃんであった。北向き生まれは,落ち着かず冒険者になると言われており,また母親は彼女が産む北向き生まれの子供はいつか北極で死ぬと言われていたため,ローズの母は嘘をついて、彼女が従順で柔軟な東向きの生まれだと言っていた。しかし、運命は否定されることができない。一家の暮らしは次第に苦しくなり,ローズの姉であるサラが病気になっても医者に見せることができない。家も出て行かなくてはならなくなり,一家は途方にくれていた。ある日、大きなシロクマが、一家を訪ねてきた。サラの命を守るかわりにローズを差し出せと言うのだ。実はこのしろくまは,これまでにも何度かローズをかげながら守っていたのだ。生来の冒険心と両親の嘘を知ったローズは,サラを守るため,そして北に行ってみたいという自らの冒険心でしろくまについていく事にした。しかし,ローズはこれが彼女の困難な旅の始まりだということを知らなかった。。。
East of the Sun and West of the Moon(太陽の東 月の西)というノルウェーの昔話を元にしたお話。ローズ,父親,ネディ(ローズの兄),白熊,某(ネタバレなので伏せます)の5人の視点が切り替わりながら物語が進みます。単語は平易なので読みやすいです。女の子が大切な人を守るために困難な冒険をする物語です。児童書ながら乙女系ロマンスたっぷりで,そういうのがお好きな方お勧めです。シロクマにぎゅっとされたら死んでしまいますが,でも気持ちよさそうですよね。ふわふわしてそうで。


冒頭は過保護な母親が迷信に固執するあまりローズの生活がとても窮屈で辛そうなのが目に付きます。でもローズは実に頑固な性格で,それなりに自分の生き方を通しています。たとえば隣人の機織機を貸してほしいと思ったら,隣人の好きなマッシュルームで陥落させようと犬を訓練してかご一杯のマッシュルームをとってくるとか。この頑固さが後の冒険で生きてくるんです。


シロクマくんは,最期まで名前がないのですが,実に可愛そうです。ローズに対するいろいろな気持ちが,彼の訥々とした言葉で伝わってきます。ネタバレになってしまうので書けませんけれど,シロクマとローズのふれあいがとーってもいいです。ローズが実に優しくて強いのもいいです。

ローズのお兄ちゃんネディの話も出るといいなあと思っています。

ちなみにNorth Childは同じ物語なのかしら。タイトルは違うけれど,表紙が一緒なのです。
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